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  • 【SEO】パンダアップデートとは?低品質コンテンツの特徴とGoogleの25の評価指標

    【SEO】パンダアップデートとは?低品質コンテンツの特徴とGoogleの25の評価指標

    「パンダアップデートって何?」
    「自分のサイトがパンダアップデートの影響を受けているか心配…」
    「低品質コンテンツってどういうものを指すの?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、パンダアップデートは低品質なサイトの順位を下げ、良質なサイトの順位を上げることを目的としたGoogleアルゴリズムの変更です。このアップデートの本質を理解することで、SEOで本当にやるべきことが明確になります。

    この記事では、パンダアップデートの概要から、順位が下がるコンテンツの特徴、Googleが定義する良質なコンテンツの25の指標まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • パンダアップデートとは何か
    • パンダアップデートが実施された背景
    • 順位が下げられた低品質コンテンツの4タイプ
    • Googleの25の品質評価指標
    • パンダアップデートから学ぶSEOの本質

    パンダアップデートとは

    パンダアップデートとは

    パンダアップデートは、2011年2月(日本では2012年7月)に実施された、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に良質なサイトの掲載順位を上げることを目的としたGoogleアルゴリズムの変更です。

    このアップデートは一度きりのものではなく、現在でも継続的に行われています。

    パンダアップデートが実施された背景

    パンダアップデートが実施された背景

    2010年前後のGoogleの検索結果の問題

    パンダアップデートが実施される前、Googleの検索結果には深刻な問題がありました。

    • ユーザーにとって全く役に立たないサイトが多数上位に表示されていた
    • オリジナルのコンテンツがほとんどまたは全く存在しないサイトが上位にいた
    • Googleの精度評価で良質とランクされていたサイトの検索順位は芳しくなかった

    検索ユーザーが本当に求めている情報を見つけるまでに非常に時間がかかり、ユーザー満足度が大きく低下してしまう状況でした。

    Googleの対応

    この問題を解決するため、Googleは数々のテストの末、価値のないページを持つサイト自体の評価が下がるようにアルゴリズムの要素を追加し実装しました。

    そのインパクトは非常に大きく、全検索結果の11.8%が大きく変わりました。これは、検索結果の約10件に1件以上が影響を受けたということを意味します。

    パンダアップデートで順位が下げられた4タイプの低品質コンテンツ

    パンダアップデートで順位が下げられた4タイプの低品質コンテンツ

    パンダアップデートでは、以下の4タイプのコンテンツの順位が下げられました。

    1. 自動生成されたコンテンツ

    プログラムによって生成されたコンテンツです。読者にとって意味を持たないが、特定の検索キーワードを含むでたらめな内容の段落で構成されているものが該当します。

    2. 誘導ページ

    特定のキーワードやフレーズ用に作成された、品質の低いページの集まりです。ユーザーを特定のページに誘導することだけを目的として、大量に作成されたページが該当します。

    3. 無断複製されたコンテンツ

    サイト上のページを増やすことが長期的に効果的な戦略になるという考えの下に、評判の良い他のサイトのコンテンツを流用(「無断複製」)しているサイトです。

    4. 実質のないアフィリエイトサイト

    商品アフィリエイトリンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているものです。

    パンダアップデートで順位が上昇したコンテンツ

    パンダアップデートで順位が上昇したコンテンツ

    一方で、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位は適切に評価されるようになりました。

    つまり、Googleが定義する良質なコンテンツの要件に当てはまるものが、より正当に評価されるようになったのです。

    パンダアップデートの検索結果への影響

    パンダアップデートの検索結果への影響

    英語圏での主な影響を時系列で見てみましょう。

    日付 影響度
    2011年2月24日 11.8%の検索結果に影響
    2011年4月11日 2%の検索結果に影響
    2011年8月12日 6-9%の検索結果に影響
    2012年9月27日 2.4%の検索結果に影響
    2013年6月18日 アップデートは継続するが公表はしないことを発表

    パンダアップデートの影響が大きくなるということは、ユーザーが求める良質なコンテンツが検索上位に表示されやすくなるということを意味します。

    Googleの25の品質評価指標

    Googleの25の品質評価指標

    Googleの開発担当は、新しいアルゴリズムによって以下の25の要素を満たすサイトが適切に上位表示されるかどうかを指標としています。

    自分のサイトやコンテンツをチェックする際の参考にしてください。

    信頼性・専門性に関する指標

    1. この記事に書かれている情報を信頼するか?
    2. この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか?それとも素人によるものか?
    3. このサイトにクレジットカード情報を安心して提供できるか?
    4. 健康についての検索に関し、このサイトの情報を信頼できるか?
    5. サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
    6. このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?

    コンテンツの品質に関する指標

    1. この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
    2. この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
    3. 同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
    4. コンテンツはきちんと品質管理されているか?
    5. この記事は物事の両面をとらえているか?
    6. 記事はしっかりと編集されているか?それとも急いで雑に作成されたものではないか?
    7. 記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
    8. 記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
    9. 記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
    10. 記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?

    サイト運営に関する指標

    1. サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
    2. このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
    3. 個々のページやサイトに対してしっかりと手がかけられていない状態ではないか?
    4. コンテンツが外注などにより量産されていないか?
    5. 多くのサイトにコンテンツが分散されていないか?
    6. ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?

    ユーザー体験に関する指標

    1. ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
    2. 記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
    3. このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?

    パンダアップデートの本質とSEO対策

    パンダアップデートの本質とSEO対策

    パンダアップデートは、良質なコンテンツをより正確に評価するために行われているアルゴリズムの改善です。

    SEO対策で最も力を入れるべきこと

    パンダアップデートから学べる最も重要な教訓は、SEO対策で最も力を入れるべきことは、アルゴリズムを分析して抜け道を探そうとすることではなく、ユーザーに対して良質なコンテンツを提供することだということです。

    アルゴリズムのアップデートを気にする時間があるなら、その時間を良質なコンテンツを作ることに割くべきです。

    これからは確実に、最も良質なコンテンツを提供しているサイトが勝つようになります。

    検索結果が大きく動いた際の話題の多くは、パンダアップデートかペンギンアップデートの影響です。枝葉末節な情報に惑わされずに、良質なコンテンツを作り続けることに集中することが重要です。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. パンダアップデートとペンギンアップデートの違いは?

    A. パンダアップデートは「低品質なコンテンツ」を対象としたアルゴリズム変更です。一方、ペンギンアップデートは「不自然なリンク」を対象としています。パンダはコンテンツの質、ペンギンはリンクの質に焦点を当てていると覚えておくとよいでしょう。

    Q. パンダアップデートの影響を受けたかどうかはどうやってわかる?

    A. Search Consoleでトラフィックの急激な減少がないか確認しましょう。また、アップデートの日付と照らし合わせて、順位変動のタイミングが一致しているかを確認することで、影響の有無を推測できます。

    Q. パンダアップデートからの回復方法は?

    A. 低品質なコンテンツを特定し、改善または削除することが基本です。具体的には、薄いコンテンツの充実、重複コンテンツの統合または削除、オリジナリティの追加などを行います。根本的な解決には時間がかかりますが、良質なコンテンツを継続的に作成することが最も効果的です。

    Q. 現在もパンダアップデートは行われている?

    A. はい、パンダアップデートは現在もGoogleのコアアルゴリズムの一部として継続的に適用されています。2016年以降、パンダはGoogleのコアランキングアルゴリズムに統合され、個別のアップデートとしては発表されなくなりましたが、その基準は引き続き適用されています。

    まとめ:良質なコンテンツを作り続けることがSEOの本質

    まとめ:良質なコンテンツを作り続けることがSEOの本質

    この記事では、パンダアップデートの概要と本質について解説しました。

    重要ポイント:

    • パンダアップデートは低品質なサイトの順位を下げ、良質なサイトの順位を上げるアルゴリズム変更
    • 自動生成コンテンツ、誘導ページ、無断複製、実質のないアフィリエイトサイトが主なターゲット
    • Googleは25の品質評価指標を用いてコンテンツを評価している
    • アルゴリズムの抜け道を探すのではなく、良質なコンテンツを作ることが最も重要

    次のステップ:

    • 自分のサイトを25の品質評価指標でチェックする
    • 低品質なコンテンツがないか見直す
    • ユーザーにとって価値のある独自コンテンツを作成する
    • コンテンツの品質管理を継続的に行う

    パンダアップデートが教えてくれる最も重要なことは、SEOの本質は良質なコンテンツを作り続けることだということです。アルゴリズムの変動に一喜一憂するのではなく、ユーザーにとって本当に価値のあるコンテンツを提供することに集中しましょう。

  • 【SEO】ドメインパワーとは?本質的な捉え方と調べ方・上げる方法を解説

    【SEO】ドメインパワーとは?本質的な捉え方と調べ方・上げる方法を解説

    「ドメインパワーって何?数値が高いと検索順位が上がるの?」
    「ドメインパワーを上げる方法を知りたい」
    「DAやDRってよく聞くけど、どう使えばいいの?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、ドメインパワーは確かに存在する概念ですが、「ドメインパワーを高めれば検索順位が上がる」と安易に考えるのは危険です。Googleのアルゴリズムははるかに複雑であり、ドメインパワーを直接的に上げるテクニックは存在しません。

    この記事では、ドメインパワーの本質的な捉え方から、調べ方、そしてSEO実践者が陥りがちな誤解まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • ドメインパワーとは何か、基本的な概念
    • SEO実践者としてドメインパワーをどう捉えるべきか
    • Googleのスポークスパーソンの発言から見える真実
    • ドメインパワーの調べ方(DA・DRの使い方)
    • ドメインパワーを扱ううえでの注意点

    ドメインパワーとは?基本の知識

    ドメインパワーとは?基本の知識

    ドメインが検索エンジンから受けている評価を表す概念

    ドメインパワーとは、ドメインが検索エンジンからどんな評価をされているかを表す概念です。

    重要なのは、ドメイン下に置かれる各ページのコンテンツの評価とは、また別に存在するのがドメインパワーであるという点です。つまり、個々のページの品質とは別に、ドメイン全体としての評価があるということです。

    なお、日本では「ドメインパワー」という表現がおなじみですが、英語圏では「ドメインオーソリティ(Domain Authority)」がよく使われます。ただし、SEO会社のMozが提供する指標の名称も「ドメインオーソリティ」なので、文脈によって意味が異なる点に注意が必要です。

    ドメインパワーが強い・弱いとは具体的にどんな状況?

    実務では、ドメインパワーは以下のような文脈で使われます。

    • 「○○のサイトは、ドメインパワーが強いから、記事公開してすぐ1ページめにランクインした」
    • 「○○のドメインは取得したばかりだから、ドメインパワーが弱い」

    つまり、同じクオリティのページなら、ドメインパワーが強いほうがより高く検索エンジンに評価されます。新しいドメインは、まだ評価が蓄積されていないので、検索上位に表示させるのは難しいということです。

    Googleはドメインパワーの指標を公開していない

    重要な事実として、Googleはドメインパワーの指標(および存在自体)を公開していません。

    そのため、複数のSEO会社が独自の指標を開発して提供しており、サイト運営者はそれらの指標をもってドメインパワーを予測するのが一般的です。

    有名な指標としては以下の2つがあります。

    • Moz社「ドメインオーソリティ(DA)」
    • Ahrefs社「ドメインレーティング(DR)」

    ドメインパワーの主な評価基準

    ドメインパワーの評価基準として、一般的に以下の要素が挙げられています。

    • 被リンクの質・量
    • ドメインエイジ(ドメイン年齢、ドメインが取得されてからの期間)

    ただし、これらはあくまで推測であり、Googleの実際のアルゴリズムが何を評価しているかは公開されていません。

    SEO実践者として「ドメインパワー」をどう捉えるべきか

    SEO実践者として「ドメインパワー」をどう捉えるべきか

    結論:存在するが、直接的に高められるものではない

    ドメインパワーについて、SEO実践者が理解しておくべき重要なポイントは3つあります。

    1. 安易に考えるのは危険

    「ドメインパワーを高めれば検索順位が上がる」と安易に考えるのはよくありません。Googleのアルゴリズムは、はるかに複雑だからです。

    2. 何らかの類似した指標は存在する

    私たちがドメインパワーと呼ぶ概念と完全に一致しなくても、それと似た何らかの指標をGoogleが使っていることは明らかです。

    3. コンテンツパワーの蓄積が鍵

    ドメインパワーを直接的に上げるテクニックはありません。ページ単位のコンテンツパワーを蓄積した結果としてドメインパワーが上がると考えるのが正しい捉え方です。

    Googleのスポークスパーソンの発言から見える真実

    Googleの公式な発言から、ドメインパワーについてどのような見解が示されているか確認しておきましょう。

    「アルゴリズムにドメインオーソリティをまったく使っていない」

    Googleのジョン・ミューラー氏は2020年2月のツイートで、「私たちは、アルゴリズムにドメインオーソリティをまったく使っていない」と発言しています。

    「近道を探すのは人間の性だがSEOはそんなに簡単ではない」

    同じくジョン・ミューラー氏は、「たくさんあるシグナルのうちの1つとしてPageRankを使っているが、元の論文からは変わっているし、他にもっと強力なシグナルをたくさん使っている」「近道を探そうとするのは人間の性だし、『高DAのリンクが必要だ』と考えたがるのは理解できる。SEOは簡単ではない」とも述べています。

    「ドメイン全体のオーソリティは本当に持っていない」

    Googleのゲイリー・イリェーシュ氏も、「私たちは『ドメイン全体のオーソリティ』は本当に持っていない」とツイートしています。

    発言から読み取れること

    Googleの発信で注意すべきは、若干あいまいな表現が多いことです。ただし、明確にわかるのは、ドメインパワーを(被リンクなどのテクニックで)上げようとする質問には、いつも否定的な反応をしているということです。

    ドメインパワーの存在を実感した事例

    一方で、実務においてドメインパワーの存在を実感する事例もあります。

    ドメイン変更だけで同じ記事が検索上位に

    ある事例では、ブランドサイトのドメイン下で公開していた記事を、会社のコーポレートサイトのドメイン下に移動したところ、コンテンツはまったく同じであるにもかかわらず、各ページの検索順位が大幅に上昇しました。

    変えたのはドメインだけですから、「ブランドサイトよりコーポレートサイトのドメインのほうが評価が高かった」という説明以外、成り立ちません。

    TLDやSLDの問題ではない

    これは「co.jp」や「ne.jp」などのドメイン種別の話ではありません。ひと昔前、「co.jp」「ne.jp」「or.jp」などのドメインが強いとよくいわれていましたが、TLD・SLDの影響は確認されていません。

    また、「○○.com」のドメインを「○○.ne.jp」に移動した結果、何も起きなかった(順位変動がほぼ見られなかった)という事例もあります。

    ドメインパワーを上げる方法は「コンテンツパワー」を高めること

    検索順位にドメインパワーの影響力は見られますが、ドメインパワーを直接的に上げる策は存在しません。

    Googleは、「ユーザーに高品質なコンテンツを届ける」という本質をスキップして、ドメインオーソリティを上げるための策を求めるユーザーに対して否定的です。

    高品質なコンテンツを長期的に多く生み出し続けてきたドメインは、新しいコンテンツも高品質な可能性が高いから、Googleは上位に押し上げようとします。そのアルゴリズムだけ抽出して、ショートカットしようとしても、無駄な努力に終わることが多いのです。

    ドメインパワーの調べ方|2つの有名指標

    ドメインパワーの調べ方|2つの有名指標

    Moz「ドメインオーソリティ」(DA)

    Mozは2004年に設立されたSEO会社で、本社はシアトルにある米国企業です。「ドメインオーソリティ(Domain Authority:DA)」をはじめとするSEOツールを提供しています。

    確認方法

    MozのWebサイトから「Free Domain SEO Analysis Tool」へアクセスし、調べたいドメインを入力します。

    スコアの見方

    100点満点のスコアで表示されます。「いくつならよい」とは一概にいえないので、過去の自サイトやベンチマークしている競合サイトとの数字を「比較」する使い方が推奨されています。

    参考までに、一般的な目安は以下の通りです。

    スコア 評価
    40以下 低い
    40〜50 平均
    50〜60 良い
    60以上 優秀

    Ahrefs「ドメインレーティング」(DR)

    Ahrefsは2010年に設立されたSEO会社で、拠点はシンガポールにあります。被リンクに特化したSEOツールで急成長を遂げた企業です。

    確認方法

    Ahrefsの「Website Authority Checker」にアクセスして、無料で確認できます。

    DAとDRの違い

    DAとDRは、算出方法に違いがあります。

    Ahrefs DR
    シンプルに「被リンクの量と質」によって数値を算出します。ドメイン年齢やトラフィックは考慮していません。

    Moz DA
    数十の要素を総合的に評価して算出します。機械学習モデルを使用しています。

    使い分けの目安

    • 被リンクを重視してドメインパワーを見たいとき → AhrefsのDR
    • 総合的なドメインパワーを見たいとき → MozのDA

    SEOでドメインパワーを扱ううえでの注意点

    SEOでドメインパワーを扱ううえでの注意点

    SEO会社の指標は予測でしかないと心得る

    DAやDRをはじめとするSEO会社が提供している指標は、かならずしもGoogleの実際の順位変動と連動しません。

    その理由は、SEO会社の指標は、あくまでも予測だからです。Googleのアルゴリズムには、少なくとも数百以上の要素があると考えられています。Googleは桁違いに複雑な仕組みによって運営されており、しかもリアルタイムに学習し続け、アップデートを繰り返し、変化し続けています。

    SEO会社が提供する指標は、Webサイト同士の比較や、自サイトのドメインパワーの推移を時系列で追うために使うのが正解です。

    ドメインパワーにこだわると有害

    ドメインパワーにこだわることは、よい結果を生みません。

    ドメインパワーを誤解して、ドメインパワーの向上に取り憑かれた担当者は、しばしば誤った行動をしてしまいます。

    • 高品質なコンテンツを作ることよりも被リンクを増やすことに集中する
    • リンクビルディングでドメインパワーの高いサイトばかり優先する

    ドメインパワーにこだわることの最も大きな弊害は、このような手法でドメインパワーを上げたところで、SEO成果にはつながらないことです。

    必要なのはコンテンツパワーです。コンテンツパワーを高めた結果として、ドメインパワーが高まる、という順序でなければ、検索順位は上がりません。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. 新規ドメインでもSEOで上位表示できる?

    A. はい、可能です。新規ドメインはドメインパワーが蓄積されていないため不利ではありますが、高品質なコンテンツを継続的に作成し、適切なSEO対策を行えば、時間をかけて上位表示を達成できます。ドメインパワーの蓄積を待つのではなく、コンテンツの質を追求することが重要です。

    Q. 中古ドメインを買えばドメインパワーが高い状態でスタートできる?

    A. 中古ドメインには過去の評価が引き継がれる場合がありますが、リスクも大きいです。過去にスパム行為を行っていたドメインはペナルティを受けている可能性があり、むしろマイナスからのスタートになることもあります。安易な近道を求めるよりも、新規ドメインで堅実にコンテンツを積み上げることをおすすめします。

    Q. 被リンクを買えばドメインパワーは上がる?

    A. 被リンクの購入はGoogleのガイドライン違反であり、ペナルティのリスクがあります。たとえ一時的にドメインパワーの指標が上がったように見えても、Googleのアルゴリズムは不自然なリンクを検出する精度が高く、長期的にはマイナスの影響を受ける可能性が高いです。

    Q. DAやDRが上がったのに検索順位が上がらないのはなぜ?

    A. SEO会社の指標(DA・DR)は、Googleの実際のアルゴリズムとは別物です。これらの指標は予測に過ぎず、Googleは数百以上の要素を使って順位を決定しています。指標の数値に一喜一憂するのではなく、コンテンツの質とユーザー体験の向上に集中することが重要です。

    まとめ:ドメインパワーより大切なのはコンテンツパワー

    まとめ:ドメインパワーより大切なのはコンテンツパワー

    この記事では、ドメインパワーの本質的な捉え方と調べ方について解説しました。

    重要ポイント:

    • ドメインパワーとは、ドメインが検索エンジンから受けている評価を表す概念
    • Googleはドメインパワーの指標を公開しておらず、SEO会社の指標はあくまで予測
    • 「ドメインパワーを高めれば検索順位が上がる」という考えは危険
    • ドメインパワーを直接的に上げるテクニックは存在しない
    • コンテンツパワーを高めた結果として、ドメインパワーが高まるという順序が正しい

    次のステップ:

    • DA・DRは競合比較や自サイトの推移確認のために使う
    • ドメインパワーの数値に一喜一憂しない
    • 高品質なコンテンツ作りに集中する
    • ユーザーの役に立つ情報を継続的に発信する

    ドメインパワーを手っ取り早く上げる魔法のノウハウは存在しません。愚直にコンテンツづくりに励むことが、結果的にドメインパワーを高め、SEO成果につながる最も確実な方法です。

  • 【SEO】クローリングとは?仕組みを理解して検索順位を上げる最適化ガイド

    【SEO】クローリングとは?仕組みを理解して検索順位を上げる最適化ガイド

    「クローリングって何?SEOと何の関係があるの?」
    「コンテンツを作っても検索結果に表示されない…」
    「Googlebotにサイトを効率よく巡回してもらうにはどうすればいい?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、クローリングはSEOの出発点であり、どれだけ良質なコンテンツを作っても、クローリングされなければ検索結果に表示されることはありません。つまり、クローリングの最適化は、コンテンツをユーザーに届けるための必須条件なのです。

    この記事では、クローリングの基本的な仕組みから、Search Consoleを使った確認方法、最適化のための具体的な施策まで、SEO実践者が押さえておくべきポイントをわかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • クローリングの仕組みとSEOにおける重要性
    • Googleのクローリングが行われる流れ
    • Search Consoleでクローリング状況を確認する方法
    • クローリングを促すための具体的な施策
    • クローリングを最適化するためのテクニック

    クローリングとは?30秒でわかる基礎知識

    クローリングとは?30秒でわかる基礎知識

    クローリングとは、プログラム(クローラー)がWebサイトを巡回し、ページ上の情報を収集する技術のことです。

    SEOの文脈では、Googleのプログラム(Googlebot)がWebサイトを巡回し、サイト内の情報を収集することを指します。

    クローリングの目的はWeb上の情報を収集すること

    クローリング技術は、様々な用途で活用されています。

    用途 説明
    検索エンジン Web上にどのようなサイトやページがあるかという情報を収集
    市場調査 トレンドや興味・関心の傾向に関する情報を収集
    競合リサーチ 競合他社のWebサイトから新商品や価格の情報を収集
    アグリゲーションサイト サイトに掲載するべき情報を他サイトから収集

    SEO対策においてクローリングが重要なのは、作成したコンテンツをユーザーに届けるために、サイトが適切にクローリングされることが前提条件だからです。

    クローラーが行う3つのこと

    クローラーは、クローリングにおいて主に3つのことを繰り返し行っています。

    1. Webサイトの巡回

    Webサイト内のリンクを辿る等の方法で、次から次へとサイトやページを巡回します。新たなページやコンテンツを発見することもあれば、すでに巡回したことのあるページにも繰り返し訪れます。

    2. 巡回先の情報を取得

    巡回先のページでファイルを読み込み、情報を取得(ダウンロード)します。

    3. データベースへの引き渡し

    情報をデータベースに登録するため、取得した情報の引き渡しを行います。

    クローリングは検索エンジンの仕組みの一部

    クローリングは、Google検索の仕組みにおける重要なステップです。

    ステップ1:クローリング
    Googleのクローラー(Googlebot)がWeb上を巡回し、巡回先のページでテキスト、画像、動画をダウンロードします。

    ステップ2:インデックス登録
    クローリングで取得したページ上のファイルを解析し、その情報をGoogleインデックス(大規模なデータベース)に保存します。

    ステップ3:検索結果の表示
    ユーザーが検索した語句に関連する情報をインデックスから探し、関連性が高く高品質なものを検索結果に表示します。

    つまり、Web上のあらゆるサイトやページは、クローリングを経てインデックスに登録されることで初めて検索結果に表示されるようになります。コンテンツをユーザーに見てもらうためには、まずはクローリングされることが欠かせません。

    クローリングとスクレイピングの違い

    クローリングと混同されやすい技術に「スクレイピング」があります。

    スクレイピングとは、不要な情報を削り取り、重要な情報だけを抽出する技術のことです。Web領域では、クローリングで収集した情報から必要な情報だけを取得するために用いられます。

    技術 目的
    クローリング Web上の情報収集
    スクレイピング 重要な情報の抽出

    市場調査や競合リサーチなどでは両方がセットで実施されることが多いですが、スクレイピング自体は検索エンジンやSEOとの関連性は低い技術です。

    主要なクローラーの種類

    クローリングを行うクローラー(プログラム)には様々なものがあります。

    検索エンジン用のクローラー

    • Googlebot:Googleのメインクローラー
    • Bingbot:Microsoft社の検索エンジン「Bing」のクローラー
    • Baiduspider:中国の大手検索エンジン「百度」のクローラー

    SEOの一環としてクローリング関連の施策を行う場合は、基本的にGooglebotを対象とします。国内の検索エンジンシェアは、GoogleとGoogleの検索エンジンを活用するYahoo! JAPANで9割以上を占めているためです。

    Googleのクローリングの仕組み

    Googleのクローリングの仕組み

    クローラーが検出したページがクローリングされる

    Webサイト(ページ)がクローリングされるためには、クローラーによってそのページが検出される必要があります。

    Googleのクローラーがページを検出する方法は主に2つあります。

    1. すでにインデックスされているページに記載されたリンクを辿る
    2. サイトオーナーがGoogleに提供したXMLサイトマップを通じて訪れる

    つまり、新しいコンテンツがクローリングされるためには、コンテンツページへのリンクが自サイト内や外部サイトに設置されているか、XMLサイトマップをGoogleに送信する必要があります。

    クローリングではテキストデータで情報を読み込む

    Googleのクローラーが取得できるファイルは多岐にわたります。

    • HTMLファイル
    • HTMLファイルで参照されるCSSやJavaScript
    • PDFファイル
    • WordやPowerPoint
    • テキストファイル
    • 画像/動画

    重要なポイントは、クローラーが情報の多くをテキストデータで読み込み、取得しているということです。

    画像や動画データも取得しますが、それが「どのような」画像・動画なのかを把握するためには、タグやコードなどのテキストデータを読み込む必要があります。Google側にコンテンツの内容を正確に伝えるためには、文章による説明や適切なタグの使用が重要です。

    クローリングの頻度は高い方が良い

    基本的に、クローリングは高い頻度で行われることが望ましいです。

    その理由は、1回のクローリングでページやコンテンツの全ての情報を読み取ってもらえるわけではないからです。ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツを制作した際に、それを「とても良いコンテンツだ!」とGoogle側に把握してもらうためには、何度もクローリングが行われる必要があります。

    クローリング頻度に影響する要素は以下の通りです。

    • サイトの人気度(被リンクの多さなど)
    • 更新頻度
    • サイトやコンテンツの質
    • サイトのスピード

    コンテンツの質を追求した上でクローリング最適化に取り組もう

    コンテンツの質を追求した上でクローリング最適化に取り組もう

    Googlebotに対して運営するサイトへのクローリングを促し、最適化することはSEO対策の一環です。

    クローリングされなければWebサイトやコンテンツを検索結果に表示させることはできませんし、クローリングの頻度が低いと良質なコンテンツを作成しても正当な評価を得づらくなります。

    ただし、重要な優先順位があります。

    もしコンテンツの質を徹底的に追求できていないなら、まずはそちらを優先させてください。

    その理由は明確です。コンテンツはユーザーの役に立つものでなければ意味がありません。Googleが質の低いコンテンツを検索上位に表示させることはありません。良質なコンテンツ作りは、SEO対策として真っ先に取り組む必要があります。

    ユーザーのためにこだわって作成してきたコンテンツは、適切にクローリングが行われることで相応の評価を得やすくなります。

    クローリング状況を確認する方法

    クローリング状況を確認する方法

    クローリングのための施策を実践する前後で、自サイトのクローリング状況を比較し効果を確認することが大切です。

    方法1:Search Consoleで確認する

    サイト全体のクローリング状況を確認する最も簡単な方法です。

    手順:

    1. Search Consoleにアクセス
    2. 左サイドのメニューから「設定」をクリック
    3. ページ中ほどの「レポートを開く」をクリック

    確認できる指標:

    指標 説明
    クロールリクエストの合計数 1日あたりのクロール数
    合計ダウンロードサイズ クロール時に取得されたリソースのバイト数
    平均応答時間 リソースの平均レスポンス時間

    「クロールリクエストの合計数」はクローリング頻度を直接的に示す指標です。更新頻度やページ数の増加と共に、この数値が右肩上がりになることを目指しましょう。

    方法2:Webサーバーのログで確認する

    ページごとのクローリング履歴など、より細かいクローリング状況を確認したい場合は、Webサーバーのアクセスログを確認します。

    アクセスログとは、Webサイトにどのようなアクセスがあったかを記録したログで、クローラーによるアクセスも記録されています。

    確認手順は利用しているサーバーによって異なります。Xserver、ConoHa WING、ロリポップ!レンタルサーバー、さくらのレンタルサーバなど、各サーバーのマニュアルを参照してください。

    1ヶ月間のアクセスログから情報を集計することで、どのページが何回クローリングされたかを把握し、次に行うべき施策の方針を決定できます。

    • 重要なコンテンツへのクロールが少ない → クローリング関連施策を見直す
    • 不要なページが頻繁にクローリングされている → クローリングを制御する

    方法3:Google Bulk Inspect URLsで確認する

    各ページが直近でいつクローリングされたかを確認したい場合は、「Google Bulk Inspect URLs」というツールが便利です。

    このツールは本来、複数のWebページのインデックス状況をまとめて調べるものですが、調査結果で「直近のクローリング日時」も表示されます。

    使い方:

    1. ツールにアクセスして「1.authorize」をクリック
    2. Search Consoleで使用しているGoogleアカウントを選択
    3. ツールのアクセスを承認
    4. 運用するWebサイトを選択
    5. 確認したいページのURLを入力(1行に1URLずつ)
    6. 「4.inspect URLs」をクリックして調査開始
    7. 結果の「last Crawl Time」列から最終クローリング日時を確認

    1日に2,000URLまで確認でき、結果はCSV・Excel形式でダウンロードできます。

    確認すべきポイントは以下の通りです。

    • 当月中に公開したコンテンツでクローリングが漏れているものはないか
    • クローリングがしばらく行われていない重要コンテンツはないか

    クローリングさせるための方法

    クローリングさせるための方法

    方法1:XMLサイトマップを送信する

    最も基本的な方法は、自サイトのXMLサイトマップをGoogleに送信することです。

    XMLサイトマップとは、Webサイト内にどのようなページがあるかを検索エンジンに伝えるために設置するファイルです。

    XMLサイトマップの効果:

    • クローラーが検出できていなかったサイトやページがクローリングされやすくなる
    • 重要なコンテンツをクローラーに伝えて効率的にクローリングしてもらえる

    XMLサイトマップは、クローリングを促す方法であると同時に、最適なクローリングをしてもらう方法でもあります。

    実施手順:

    1. XMLサイトマップを作成
    2. Search ConsoleからXMLサイトマップを送信

    方法2:Search ConsoleのURL検査ツールを使う

    ページ単位でクローリングを促したい場合は、Search ConsoleのURL検査ツールを使います。

    このツールでは個々のページのインデックス登録をリクエストできます。インデックスに登録されるためにはクローリングが必要なので、インデックス登録リクエスト=クローリングも促せるということになります。

    使用手順:

    1. Search Consoleにアクセス
    2. 画面上部の検索窓にクローリングしてもらいたいページのURLを入力
    3. 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
    4. リクエスト完了

    活用シーン:

    • 検索上位に表示させたいページがクローリングされていない場合
    • サイト全体のクローリングが活発ではなく、新しいコンテンツがクローリングされない場合

    方法3:運営している別サイトにリンクを設置する

    すでにインデックス登録されている別サイトを保有している場合は、そこにリンクを設置することでクローリングを促せます。

    クローラーはすでにインデックスされているページに記載されたリンクを辿ってクローリングを行うため、他サイトにリンクを設置することで、リンク先のWebサイトがクローリングされる確率が高まります。

    ただし、この方法は他の方法に比べて優先度が低く、運営している別サイトがペナルティを受けている場合は悪影響を受ける可能性があるため注意が必要です。

    クローリングを最適化するために行うべきこと

    クローリングを最適化するために行うべきこと

    1. URLを正規化する

    重要なページへのクローリング頻度を落とさないために、URLの正規化を行います。

    URLの正規化とは、1つのページに対してURLが複数ある場合に、クローリングや評価の対象となるべき「正規のURL」を指定しておく施策です。

    Googleは、単一のページに複数のURLが存在している場合、正規版と見なしたページ(URL)以外に対するクローリング頻度を減らします。重要ページへのクローリング頻度を減らさないように、元々定めていたURLを正規URLとして指定し、そのURLが重複版ではないことを示す必要があります。

    実施方法:

    • canonicalタグの設置
    • 301リダイレクトの設定
    • alternateタグの設置
    • XMLサイトマップの設置

    2. クローラーを制御する

    必要に応じてクローラーを制御することも重要です。クローリングはどんなページにも高頻度で行われるべきではありません。

    特に規模が10,000ページを超える(見込みの)サイトでは、重要度の低いページに対してクローリングを行わないよう制御し、重要なページが優先的にクローリングされるよう仕向けることが重要です。

    方法1:robots.txtの設置

    robots.txtとは、サイトの一番上の階層に設置するテキストファイルです。クローラーに対して「このページはクローリングしてはいけない」という命令を記述できます。

    重要度の低いページ(上位表示させる必要のないページ・404ページ等)へのクローリングを拒否する際に使用します。

    方法2:nofollowの記述

    nofollowとは、HTMLファイルに記述するメタタグの一種です。クローラーに対して「このページにある全てのリンクを辿らない」「ある一つのリンクを辿らない」という指示ができます。

    会員サイトのログイン以降のページや、ECサイトのショッピングカート以降のページなどに使用します。

    3. クローリングを助ける内部リンクを設置する

    クローラーの巡回経路となる内部リンクを設置する

    サイト内の別ページへ遷移できる内部リンクを設置することで、クローリングの効率が向上します。クローラーはリンクを辿ってクローリングを行うため、回遊しやすいように内部リンクを設置すれば、サイト内がスムーズにクローリングされやすくなります。

    適切なアンカーテキストを設定する

    アンカーテキストとは、リンクが設定されたテキストのことです。サイト内の内部リンクのアンカーテキストが最適化されていれば、クローラーがサイトのテーマや階層構造を理解する手助けになり、効率的なクローリングに繋がります。

    アンカーテキスト設定のポイント:

    • リンク先の内容が分かる説明的なテキストにする
    • キーワードを含める
    • 簡潔な内容にする

    4. サーバースピードを改善する

    サーバーの反応スピードを改善することも、クローリングの効率を高める要素となります。

    Search Consoleでクローリング状況を確認した際に「平均応答時間」をチェックしてください。「平均応答時間」が数秒程度になっているなら、サーバースピードの改善(サーバーのスペックアップ)を検討しましょう。

    5. 良質なコンテンツを作成する

    良質なコンテンツの作成は、クローリングの最適化においても重要です。

    ユーザーに喜ばれるコンテンツは、結果的にクローリングにも良い影響を与えます。Googleの公式見解でも「サイトの人気度」がクローリングの頻度に影響を及ぼすとされています。

    また、ユーザーの役に立つコンテンツは被リンクの獲得にも大きく貢献します。被リンクにより、リンクを辿って行われるクローリングがさらに活性化します。

    クローリングの最適化を考える上でも「コンテンツの質にこだわる」ことを徹底してください。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. クローリングされているのに検索結果に表示されないのはなぜ?

    A. クローリングされた後、インデックス登録されるかどうかは別の問題です。コンテンツの品質が低い、重複コンテンツと判断されている、ペナルティを受けているなどの理由で、インデックスされないことがあります。Search Consoleの「ページ」レポートで状況を確認してください。

    Q. クローリング頻度を上げる方法は?

    A. XMLサイトマップの送信、内部リンクの最適化、コンテンツの定期的な更新、サイトスピードの改善などが有効です。ただし、最も効果的なのは良質なコンテンツを作り続け、被リンクを獲得することです。

    Q. 小規模サイトでもクローリング最適化は必要?

    A. 小規模サイトでは大規模サイトほど複雑な最適化は不要ですが、XMLサイトマップの送信や基本的な内部リンク構造の整備は行っておくべきです。サイトの成長に備えて、早い段階から基盤を整えておくことをおすすめします。

    Q. robots.txtでクローリングを拒否したページはどうなる?

    A. robots.txtでクローリングを拒否したページは、通常はインデックスされません。ただし、他のページからリンクされている場合、URLだけが検索結果に表示されることがあります。完全にインデックスから除外したい場合は、noindexメタタグの使用も検討してください。

    まとめ:クローリング最適化でコンテンツをユーザーに届けよう

    まとめ:クローリング最適化でコンテンツをユーザーに届けよう

    この記事では、クローリングの仕組みと最適化方法について解説しました。

    重要ポイント:

    • クローリングはSEOの出発点であり、検索結果に表示されるための必須条件
    • Googlebotはリンクを辿るか、XMLサイトマップを通じてページを検出する
    • クローリング頻度が高いほど、良質なコンテンツが正当に評価されやすい
    • Search Consoleで自サイトのクローリング状況を定期的に確認する
    • クローリング最適化の前提として、コンテンツの質を追求することが最優先

    次のステップ:

    • Search Consoleでクローリング状況を確認する
    • XMLサイトマップを作成・送信する
    • 内部リンク構造を見直す
    • 重要ページへのクローリングが適切に行われているか確認する
    • サーバースピードをチェックし、必要に応じて改善する

    クローリング最適化は、努力して作成した良質なコンテンツをユーザーに届けるための重要な施策です。コンテンツの質にこだわりながら、適切なクローリング最適化を行い、SEO成果を最大化しましょう。

  • 【2025年版】Google検索の基本事項とは?旧ウェブマスター向けガイドラインの最新解説

    【2025年版】Google検索の基本事項とは?旧ウェブマスター向けガイドラインの最新解説

    「Googleに評価されるサイトを作りたいけど、何を守ればいいの?」
    「ウェブマスター向けガイドラインって聞くけど、今はどうなってるの?」
    「検索結果から削除されないために、最低限やるべきことは?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、Googleウェブマスター向けガイドラインは2022年10月に大幅更新され、現在は「Google検索の基本事項(Google Search Essentials)」という名称に変わっています。このガイドラインに違反すると、検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合Googleの検索結果から完全に削除される可能性があります。

    この記事では、2022年10月13日に更新された最新版をもとに、SEO実践者が押さえておくべき重要ポイントをわかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • Google検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)とは何か
    • 2022年10月の大幅更新で何が変わったのか
    • 技術要件・スパムポリシー・ベストプラクティスの3本柱
    • 17種類の違反行為と具体的な対策
    • 高品質サイトを作るためのベストプラクティス

    Google検索の基本事項とは?30秒でわかる概要

    Google検索の基本事項とは?30秒でわかる概要

    Google検索の基本事項(Google Search Essentials)は、Googleの検索結果にサイトを掲載させるために守るべき最低限のルールと要件を定めた公式文書です。

    このガイドラインは2002年に「ウェブマスター向けガイドライン」として作成され、20年以上の歴史を持ちます。GoogleはYouTube動画でガイドラインの重要性を次のように説明しています。

    「ウェブマスター向けガイドラインに違反した場合、検索結果でのパフォーマンスに悪影響を及ぼし、場合によっては検索結果から削除されることもあります」

    つまり、このガイドラインはSEO対策の「最低ライン」であり、違反すれば致命的なダメージを受ける可能性があるということです。

    「Essential」に込められた意味

    2022年10月の更新で名称が変わった際、「Essential」という言葉が使われました。この言葉には以下のような意味合いがあります。

    • 必須条件
    • 本質的
    • 極めて重要
    • 絶対不可欠

    つまり「基本事項」とは初歩的な意味ではなく、「Googleの根源的ベースとなる極めて重要な要綱」を指しています。

    2022年10月13日の大幅更新|何が変わったのか

    2022年10月13日の大幅更新|何が変わったのか

    名称の変更

    区分 変更前 変更後
    英語 Webmaster Guidelines Google Search Essentials
    日本語 ウェブマスター向けガイドライン Google検索の基本事項

    「ウェブマスター」という用語の廃止理由

    Googleが「ウェブマスター」という用語をやめた背景には、以下の理由があります。

    • 1993年に初めて使用された古い用語である
    • Google自身の調査で、現在のWeb専門家はほとんど使用していないことが判明
    • SEO担当者、オンラインマーケター、ブロガー、Web開発者、サイト所有者などの呼称が主流になっている

    ちなみに、Google Search Consoleも2015年に「Google Webmaster Tools」から名称変更されています。

    新ガイドラインの構成

    旧ガイドラインは「一般的なガイドライン」と「品質に関するガイドライン」の2部構成でした。新しいGoogle検索の基本事項は、以下の3本柱で再編成されています。

    1. 技術要件:Google検索で表示されるためにWebページに必要な最低限の要件
    2. スパムに関するポリシー:検索順位低下やインデックス削除の原因となる禁止行為
    3. 主なベストプラクティス:検索結果での表示を改善するための推奨施策

    技術要件|検索結果に表示されるための最低条件

    技術要件|検索結果に表示されるための最低条件

    技術要件は、Google検索で表示されるためにWebページが満たすべき最低限の条件です。

    要件1:Googlebotがブロックされていないこと

    Googlebotとは、Googleのクローラー(ロボット)のことで、Web上のページ情報を収集しています。

    ブロックされる主な理由は以下の2つです。

    • robots.txtでクロールを禁止している
    • ページが非公開になっている(ログインが必要など)

    確認方法としては、Search Consoleのインデックスカバレッジレポート、クロールの統計情報レポート、URL検査ツールなどが利用できます。

    要件2:ページが機能していること

    エラーページ(404 not foundなど)はインデックスに登録されません。実際のURLを訪問して確認するか、URL検査ツールを使用しましょう。

    要件3:インデックス登録可能なコンテンツの存在

    空のファイルやスパムポリシー違反コンテンツは登録されません。Search Consoleの「インデックス」→「ページ」でエラーを確認できます。

    スパムに関するポリシー|17種類の違反行為

    スパムに関するポリシー|17種類の違反行為

    Googleはスパムに対して以下の方法で対処しています。

    • 自動システムによる検出
    • 必要に応じた人間による審査
    • 手動による対策(手動ペナルティ)の実施

    ペナルティを受けると、検索順位の大幅低下や検索結果からの完全削除という結果につながります。

    17種類の違反行為一覧

    No 違反行為 概要
    1 クローキング ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを表示
    2 誘導ページ 特定キーワードで上位表示を狙うためだけのページ
    3 ハッキングされたコンテンツ セキュリティ脆弱性を突かれて配置されたコンテンツ
    4 隠しテキスト・隠しリンク 検索エンジン操作目的で人間には見えにくくした要素
    5 キーワードの乱用 検索順位操作目的のキーワード詰め込み
    6 リンクスパム 検索ランキング操作目的のリンク
    7 機械生成トラフィック 自動クエリ送信やスクレイピング
    8 マルウェア・悪意の動作 ユーザー体験に悪影響のソフトウェア
    9 誤解を招く機能 アクセスできないサービスをアクセス可能と誤解させる
    10 無断複製コンテンツ 他サイトから無断複製したコンテンツ
    11 不正なリダイレクト 悪意を持った異なるコンテンツへの誘導
    12 スパム自動生成コンテンツ 独自価値のないプログラム生成コンテンツ
    13 内容の薄いアフィリエイトページ 独自価値のないアフィリエイトページ
    14 ユーザー生成スパム ユーザーによってサイトに追加されたスパム
    15 著作権侵害による削除通知 大量の著作権侵害削除通知
    16 オンラインハラスメントの削除 個人情報ポリシー違反コンテンツ
    17 詐欺や不正行為 詐欺・不正コンテンツ

    特に注意すべき6つの違反行為

    特に注意すべき6つの違反行為

    17種類の違反行為の中でも、特に注意が必要なものを詳しく解説します。

    1. 誤解を招く機能

    実際には提供していないサービスを提供すると装う行為です。

    具体例としては以下のようなケースがあります。

    • アプリストアクレジット生成ツールを装うが、実際は提供しない
    • 特定機能を提供すると装い、ユーザーを誘導して虚偽広告を表示する

    2. 無断複製コンテンツ

    他サイトのコンテンツを無断で複製する行為は、明確な違反です。

    具体例は以下の通りです。

    • 他サイトのコンテンツを元のソース引用なしに転載する
    • 他サイトのコンテンツに若干の修正(語句の類義語置換など)のみを加える
    • 他サイトのコンテンツフィードをそのまま掲載する
    • 付加価値なく他サイトの動画・画像を埋め込むだけ

    3. 内容の薄いアフィリエイトページ

    商品説明やレビューが販売元から直接コピーされており、独自コンテンツや付加価値がないページは違反となります。

    重要な対策として、アフィリエイトページは自分のオリジナル体験談、レビュー、撮影写真をメインコンテンツとして作成してください。

    4. ユーザー生成スパム

    サイト運営者ではなく、訪問ユーザーによって生成されたスパムも対象です。

    具体例は以下の通りです。

    • ホスティングサービスのスパムアカウント
    • フォーラムのスパム投稿
    • ブログへのスパムコメント
    • ファイルホスティングプラットフォームのスパムファイル

    対策として、WordPressではトラックバック機能をオフにする、コメント機能をオフまたは承認制にする、スパムブロックプラグイン(Akismet等)を導入するなどが有効です。

    5. 著作権侵害による削除通知

    有効な著作権侵害削除通知が大量に届いたサイトは、検索順位が大幅に下がります。

    関連する法律として、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)があります。これは米国法ですが、Googleは米国企業のため、日本在住者もDMCAの影響を受けます。

    6. オンラインハラスメントの削除

    個人情報に関するポリシー違反コンテンツや、大量削除通知のあるサイトは排除対象となります。

    Googleが削除する個人情報の例は以下の通りです。

    • 同意のない露骨・わいせつな個人画像
    • 不本意な偽ポルノ画像
    • 個人情報(PII)・晒し行為コンテンツ
    • 未成年の画像
    • 名前と関係ないポルノ画像

    主なベストプラクティス|SEO改善のための推奨施策

    主なベストプラクティス|SEO改善のための推奨施策

    Google検索の基本事項では、SEO改善のために特に重要な施策へのリンク集も提供されています。

    必読度★★★★★のページ

    1. 有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成

    ユーザー重視のコンテンツ作成原則が詳しく解説されています。E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からも重要な内容です。

    2. 検索での見え方に関するトピックの概要

    Google検索での表示改善に関する総合ガイドです。

    必読度★★★★のページ

    1. タイトルリンクに影響を与えるためのおすすめの方法

    ページタイトルの最適化について解説されています。タイトルはSEOにおいて最重要要素の1つです。

    2. 構造化データの仕組みについて

    リッチリザルト表示のための構造化データ実装方法が説明されています。

    必読度★★★のページ

    • わかりやすい代替テキストを使用する:画像のalt属性最適化
    • リンクをクロールできるようにする:クローラビリティの確保
    • Google画像検索でのおすすめの方法:画像SEOのベストプラクティス
    • 動画のベストプラクティス:動画コンテンツの最適化
    • JavaScript SEOの基本を理解する:JavaScriptサイトのSEO対策
    • Googleと共有するコンテンツを制限する:インデックス制御の方法

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. ガイドラインに違反すると、必ずペナルティを受けるのか?

    A. 軽微な違反であれば、すぐにペナルティを受けるとは限りません。ただし、Googleの自動システムは常に監視しており、発見されればペナルティ対象となります。「バレなければ大丈夫」という考えは危険です。

    Q. ペナルティを受けた場合、回復できるのか?

    A. 違反内容を修正し、Search Consoleから再審査リクエストを送信することで回復できる可能性があります。ただし、審査には時間がかかり、完全に回復するとは限りません。

    Q. AI生成コンテンツは「スパム自動生成コンテンツ」に該当するのか?

    A. AI生成コンテンツ自体が違反というわけではありません。問題となるのは「独自価値のない」自動生成コンテンツです。AIを使う場合でも、人間によるレビューと編集を行い、独自の価値を付加することが重要です。

    Q. 個人ブログでもガイドラインを守る必要があるのか?

    A. はい、すべてのWebサイトが対象です。規模に関係なく、Googleの検索結果に表示されたいのであれば、ガイドラインを守る必要があります。

    まとめ:Google検索の基本事項を守って安全なサイト運営を

    まとめ:Google検索の基本事項を守って安全なサイト運営を

    この記事では、Google検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)について解説しました。

    重要ポイント:

    • 2022年10月に名称が「ウェブマスター向けガイドライン」から「Google検索の基本事項」に変更された
    • 新ガイドラインは「技術要件」「スパムに関するポリシー」「主なベストプラクティス」の3本柱で構成
    • 17種類のスパム行為に該当すると、検索順位低下や検索結果からの削除につながる
    • 特に注意すべきは無断複製コンテンツ、内容の薄いアフィリエイト、ユーザー生成スパム
    • 著作権侵害や個人情報保護違反も厳しく評価される

    次のステップ:

    • 自サイトがGooglebotにブロックされていないか確認する
    • 無断複製コンテンツがないかチェックする
    • アフィリエイトページに独自の価値を付加する
    • コメントスパム対策を導入する
    • 著作権侵害に注意してコンテンツを作成する

    ガイドライン違反は検索順位低下や検索結果からの完全削除につながります。テクニックに頼った施策ではなく、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作ることが、最も確実で効果的なSEO対策です。

  • 【保存版】Google検索品質評価ガイドライン完全解説|E-A-Tから評価基準まで

    【保存版】Google検索品質評価ガイドライン完全解説|E-A-Tから評価基準まで

    「Googleに評価されるサイトって、どんな基準で決まるの?」
    「E-A-Tって聞くけど、具体的に何をすればいいの?」
    「検索品質評価ガイドラインって、SEO対策に使えるの?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、Google検索品質評価ガイドラインは「Googleがどんなページを上位表示させたいか」を具体的に示した公式文書です。全160ページ超の膨大な内容ですが、SEO対策に取り組むなら必ず押さえておきたい指針です。

    この記事では、2022年7月28日版のガイドラインをもとに、SEO実践者が知っておくべき重要ポイントをわかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • Google検索品質評価ガイドラインとは何か
    • ページ品質評価の5つの重要要素
    • E-A-T(専門性・権威性・信頼性)の具体的な評価基準
    • YMYL(お金・健康・安全に関するトピック)の重要性
    • 高品質ページと低品質ページの違い
    • SEO実践者が押さえるべき核心ポイント

    Google検索品質評価ガイドラインとは?

    Google検索品質評価ガイドラインとは?

    Google検索品質評価ガイドライン(Search Quality Evaluator Guidelines)は、Googleが自社の検索エンジンの品質を人間の目でチェックする際に使用する内部マニュアルです。

    2013年に初めて公開されて以来、年に1回程度のペースで更新され続けています。最新版は2022年7月28日版で、全167ページにおよぶ詳細な文書です。

    誰のためのガイドラインなのか

    このガイドラインの対象者は、Googleの検索品質評価者(サーチクオリティレイター)です。彼らは世界中で外部委託された評価スタッフで、Googleの検索エンジンが適切に機能しているかをチェックする役割を担っています。

    では、なぜこの内部文書が一般に公開されているのでしょうか。

    Googleは2015年12月のブログ記事で、次のように説明しています。

    「品質評価ガイドラインには、Googleが考える『検索ユーザーのニーズ』が反映されている。ガイドラインを公開する目的は、Google検索の透明性を高めるとともに、サイト運営者に『Googleが求めるページ』を理解してもらうことである」

    つまり、このガイドラインを読めば「Googleがどんなサイトを評価したいのか」が具体的にわかるのです。

    ドキュメントの構成

    ガイドラインは以下の構成で書かれています。

    • イントロダクション: ページ品質評価の基礎知識(P6〜)
    • 第1部: ページ品質評価ガイドライン(P9〜)
    • 第2部: 検索ユーザーのニーズ理解(P74〜)
    • 第3部: ニーズメット評価ガイドライン(P89〜)

    Googleが根底に持つ価値観

    Googleが根底に持つ価値観

    ガイドラインの冒頭で、Googleは次のように述べています。

    「検索エンジンは、人々が探しているものを見つけるのを助けるために存在する。そのためには、多様で有益かつ高品質の検索結果を、最も有益な順序で提供しなければならない」

    ここで重要なのは「多様性」という観点です。

    Googleは、検索クエリによって求められる品質が異なることを明確に認識しています。たとえば、医療情報を検索する場合は高品質で権威性があり信頼できる情報が必須です。一方、動物の写真を検索する場合は「かわいらしさ」が重要な要素になります。

    また、ユーザー保護の観点も強調されています。

    「検索結果は権威性があり信頼できる情報を提供すべきで、誤解を招く内容で人々を迷わせてはならない。有害、ヘイト、暴力、性的な検索結果が適正とされるのは、ユーザーが明確にそのようなコンテンツを探している場合のみ」

    第1部:ページ品質評価の5つの重要要素

    第1部:ページ品質評価の5つの重要要素

    ガイドラインの第1部では、ページ品質を評価するための具体的な基準が示されています。SEO実践者が最も注目すべきパートです。

    1. ページのパーパス(目的)

    パーパスとは「そのページが作成された理由や根拠」、つまり「何のために作られたページか?」ということです。

    Googleは次のように述べています。

    「品質評価の最終目標は、評価対象のページがそのパーパスをどれだけ達成しているかを判断すること」

    重要な考え方として、人々の役に立つページであれば、パーパス間に優劣はありません。百科事典のページがお笑いページより高品質という評価はしないのです。

    パーパスの具体例:

    ページの種類 パーパス
    ニュースサイト 最近の出来事や重要な出来事を知らせる
    ショッピングページ 商品の販売や情報提供
    動画ページ 猫のかわいい動画を共有
    通貨換算ページ 異なる通貨の計算

    2. YMYL(Your Money or Your Life)

    YMYLとは「お金・健康・安全・社会福祉など、人生や幸せ・社会を左右しかねないトピック」を指します。

    YMYLに該当する具体例:

    直接的に危害があるもの:

    • 自傷行為に関連する話題
    • 犯罪行為に関連する話題
    • 暴力的過激派に関連する話題

    不正確だと損害を与える可能性があるもの:

    • 心臓発作の症状
    • お金の投資方法
    • 地震が起きたときの対処方法
    • 投票できる人、運転免許取得の必要資格

    YMYL判定の質問:

    「慎重な人なら、損害回避のために専門家や信頼性の高い情報源を探すトピックか? 小さな誤りでも害を及ぼす可能性があるか?」という問いに「YES」であれば、YMYLの可能性が高いです。

    逆に「多くの人が友人へ気軽に相談する程度で済ませられる内容か?」に「YES」であれば、YMYLの可能性は低いと言えます。

    3. Webページのコンテンツ3分類

    ガイドラインでは、ページ品質評価のためにコンテンツを以下の3つに分類しています。

    メインコンテンツ(MC):
    ページのパーパス達成に直接役立つあらゆる部分。品質評価の主要対象となります。

    補足コンテンツ(SC):
    良好なユーザー体験に貢献するが、パーパス達成に直接役立たない部分。ナビゲーションリンクなどが該当します。

    広告・マネタイズ(Ads):
    収益を稼ぐ目的で表示されるコンテンツやリンク。

    広告について、Googleは次のような見解を示しています。

    「広告の有無は、それだけで高品質・低品質の評価をする理由にはならない。Webサイトを維持し、質の高いコンテンツを作成するためには費用がかかる。広告や収益化がなければ、一部のWebページは存在し得ない」

    つまり、広告があること自体はマイナス評価にはならないということです。

    4. Webサイト全体の理解

    Googleは、ページを単独で評価するのではなく、サイト全体の文脈で評価することを重視しています。

    「ページは、Webサイトの一部として見た方がより意味がある。品質評価基準の中には、ページが属しているWebサイトに基づくものがある」

    Webサイト理解の手順:

    1. ホームページを探す: サイトのトップページに重要な情報やリンクが掲載されている
    2. 会社概要・連絡先・カスタマーサービス情報を探す: 必要な情報が明記されているか確認(必要な情報はサイトの種類によって異なる)
    3. Webサイトの評判とMC作者を調べる: ニュース記事、Wikipedia、ブログ記事、カスタマーレビュー、専門家による紹介など、信頼性の高い情報源を使って評判調査を実施

    5. E-A-T(専門性・権威性・信頼性)

    ガイドラインでは、E-A-Tの重要性を次のように強調しています。

    「専門性、権威性、信頼性(E-A-T)がどれだけあるかは非常に重要です。よく検討してください」

    E-A-Tの評価対象:

    • MCの作者の専門性
    • MCの作者、MC自体、Webサイトの権威性
    • MCの作者、MC自体、Webサイトの信頼性

    トピック別のE-A-T要求水準

    トピック 要求されるE-A-T
    医療アドバイス 適格な医療専門家、認定を受けた人物・組織。専門的なフォーマットで書かれ、定期的に編集・レビュー・更新
    ニュース記事 ジャーナリズムのプロ意識、事実に基づく正確な表現。確立された編集方針と厳格な審査プロセス
    科学的トピック 適格な科学的専門知識を持つ人物・組織。確立した科学的コンセンサスの表現
    財務・法的・税務アドバイス 信頼できる情報源からの提供、定期的な更新
    住居リフォーム・子育て ユーザーが信頼できるソースからの情報
    趣味(写真、ギターなど) 専門知識が必要

    ページ品質の総合評価

    ページ品質の総合評価

    ガイドラインでは、ページ品質を5段階で評価します。最低品質・低品質・中品質・高品質・最高品質の5つです。

    最も重要な5つの評価要素

    1. ページのパーパス(目的)
    2. 専門性・権威性・信頼性(E-A-T)
    3. メインコンテンツの品質と量
    4. Webサイトの情報、MC作者の情報
    5. Webサイトの評判、MC作者の評判

    高品質ページの特徴

    • 有益な目的(パーパス)を持ち、十分に達成できるページ
    • E-A-Tのレベルが高い
    • 満足度の高い高品質なMC
    • 適切なWebサイト情報、責任者情報
    • ポジティブな評判

    最高品質ページの特徴

    高品質ページの特徴に加え、以下のうち少なくとも1つを満たす必要があります。

    • E-A-Tのレベルが非常に高い
    • MCの品質が非常に高く、非常に満足できるボリューム
    • 非常にポジティブな評判

    Googleは、最高品質のMCについて次のように述べています。

    「私たちは、そのページのMCが、長い時間と労力、とくに専門知識、才能、技術によって作成された場合、最高品質であると考えます。これは、そのページのE-A-Tの根拠ともなります」

    低品質ページの特徴

    以下の特徴が1つ以上ある場合、低品質と評価されます。

    • ページの目的に対してE-A-Tのレベルが不十分
    • ページの目的に対してMCのクオリティが低い
    • ページの目的に沿った親切なMCが少なく不満が残る
    • MCのタイトルが大げさまたは衝撃的
    • 広告またはSCがMCから著しく逸脱または支障をきたす
    • ホームページの情報やMC作者の情報が不十分
    • 軽度のネガティブな評判

    最低品質ページの特徴

    最低品質と評価されるのは、有害な目的や欺瞞的なページです。

    種類 具体例
    自己・他人への危害 個人情報を盗む詐欺、自殺方法の詳細説明、個人情報公開、殺人指示書
    特定集団への有害性 特定集団に対する暴力や不当な扱いの助長、極めて攻撃的なコンテンツ
    有害な誤解を招く情報 事実と異なる不正確な有害情報、専門家のコンセンサスと矛盾、根拠のない有害な理論
    信頼できないWebページ 目的・デザインの詐称、悪意ある行為、操作を目的としたページ
    スパムサイト MCがないまたは不適切なMCを意図的に作成、ハッキング・改ざん、自動生成ページ
    コピーされたMC 完全なコピーコンテンツ、少し変更しただけのコピーコンテンツ

    第2部:検索ユーザーのニーズ理解

    第2部:検索ユーザーのニーズ理解

    ガイドラインの第2部では、検索ユーザーの行動と意図について詳しく解説されています。

    Googleが考える検索の役割

    「検索はシンプルなものから複雑なものまであり、人が達成しようとしている根本的なタスクは、完了するまでに複数のステップが必要な可能性がある。検索エンジンは、役立つ結果をすぐに表示することで、人々がタスクを完了しやすくする必要がある」

    基本用語の整理

    用語 意味
    クエリ(Query) ユーザーが検索窓に入力するテキスト、または音声
    ユーザー(User) 情報を探したり検索を通じて何らかのタスクを達成しようとする人。世界中のあらゆる人々
    ユーザーインテント(User Intent) 成し遂げたい目標・意図・目的
    ロケール(Locale) 言語と地域(2文字の国コード、日本はJP)
    SERP Search Engine Results Page(検索結果ページ)
    ランディングページ リザルトブロック内のリンクをクリック後に表示されるページ

    クエリ理解の重要性

    Googleは、クエリ調査について重要な注意を記載しています。

    「Googleでクエリ調査をする場合、SERPの上位結果をうのみにしないでください。クエリには、SERPには表示されない他の意味がある場合があるからです。検索結果の上位に表示されたからといって、そのWebページに高い評価を与えないでください」

    これはSEO実践者にとって重要な示唆です。上位表示されているページが必ずしも「理想的なコンテンツ」ではないということです。

    4つのクエリタイプ

    1. Knowクエリ: あるトピックに関する情報を知りたい
    2. Doクエリ: 何らかの目標を行動して成し遂げたい(ダウンロード、購入、楽しむ、対話など)
    3. Websiteクエリ: 特定のWebサイトやWebページを探している
    4. Visit-in-personクエリ: 近くの店舗や施設などその場所へ訪れるための情報を探している

    第3部:ニーズメット評価

    第3部:ニーズメット評価

    ニーズメット評価とは、検索評価者がGoogleの検索結果に対して行う、ユーザーニーズに焦点を当てた評価のことです。

    2022年7月28日版では、旧版の「モバイルユーザーのニーズ」から「ユーザーのニーズ」へとフォーカスが変更されました。モバイルに限定しない、より広範な評価基準になっています。

    評価者はクエリからユーザーインテントを想定し、検索結果に対してスケールで評価を行います。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. 検索品質評価ガイドラインは、直接ランキングに影響するのか?

    A. ガイドラインは直接的なランキングアルゴリズムではありません。しかし、Googleは評価者のフィードバックをもとにアルゴリズムを改善しています。つまり、ガイドラインに沿ったサイト作りは、長期的にSEO効果につながる可能性が高いです。

    Q. E-A-Tはスコア化されているのか?

    A. E-A-Tは単純なスコア指標ではありません。包括的で変動性のある大きな概念として捉えるべきです。「専門性○点」のような数値化はされていませんが、Googleのアルゴリズムはこれらの要素を総合的に評価しています。

    Q. 個人ブログでもE-A-Tは必要か?

    A. トピックによります。趣味や日常的な話題であれば、人生経験を通じて得た知識も専門性として認められます。一方、医療や法律、金融などのYMYL分野では、資格や専門教育が求められます。

    Q. ガイドラインはどのくらいの頻度で更新されるか?

    A. 年に1回程度のペースで更新されています。最新版は2022年7月28日版ですが、Googleの検索アルゴリズム自体は年間数千回のアップデートが行われています。

    まとめ:SEO実践者が押さえるべき5つの核心

    まとめ:SEO実践者が押さえるべき5つの核心

    この記事では、Google検索品質評価ガイドラインの重要ポイントを解説しました。

    重要ポイント:

    1. パーパスの明確化: 自サイトのページのパーパスが第三者に明確に把握でき、そのパーパスを客観的に達成しているかを確認する
    2. E-A-Tの重視: 専門性・権威性・信頼性はGoogleが最も重視する要素。トピックに応じた適切なレベルのE-A-Tが必要
    3. 最高品質コンテンツの定義: 長い時間と労力、専門知識、才能、技術によって作成されたコンテンツがE-A-Tの根拠となる
    4. YMYLの慎重な取り扱い: 健康、お金、安全、社会福祉に関するトピックは厳しい評価基準が適用される
    5. ユーザーニーズの理解: 検索エンジンは人々がタスクを完了しやすくするために存在する。SERPの上位結果をうのみにせず、真のユーザーインテントを理解することが重要

    次のステップ:

    • 自サイトの各ページのパーパスを明確にする
    • 運営者情報・著者プロフィールを充実させる
    • 専門性を持つ分野にコンテンツを集中させる
    • 信頼性の高いサイトを出典元として活用する
    • 定期的にコンテンツを更新・改善する

    より深く学びたい場合は、Google検索品質評価ガイドラインの原本(PDF・英語)を参照してください。

  • 【2025年最新】Googleアルゴリズムとは?最新アップデートから対策まで徹底解説

    【2025年最新】Googleアルゴリズムとは?最新アップデートから対策まで徹底解説

    「Googleのアルゴリズムって何?」
    「SEO対策で何をすればいいかわからない…」
    「最新のアップデートについていけない」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    Googleのアルゴリズムについてまず伝えたいのは、この数年で「ゲームのルール」が根本的に変わっていることです。2010年代に流行した古いSEO知識では、もはや戦えません。

    結論からお伝えすると、2025年のSEO対策で最も重要なのは「ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを作る」ことです。テクニックに頼った小手先の施策は、むしろ逆効果になる時代になりました。

    この記事では、SEO初心者の方でも理解できるよう、Googleアルゴリズムの基礎から最新アップデート、具体的な対策までわかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • Googleアルゴリズムの基本と仕組み
    • 主要なアップデートの歴史と最新動向(2025年12月時点)
    • Googleが公式に明かしている5つのランキング要因
    • E-E-A-TとYMYLの重要性
    • 今すぐ実践できる具体的な対策

    Googleのアルゴリズムとは?30秒でわかる基礎知識

    Googleのアルゴリズムとは?30秒でわかる基礎知識

    Googleのアルゴリズムとは、検索結果ページの順位を決めるために使用している計算や処理のルールのことです。

    ユーザーが検索窓にキーワードを入力すると、Googleはこのアルゴリズムを使って「どのページを上位に表示するか」を瞬時に判断しています。

    アルゴリズムは公開されていない

    重要な前提として、Googleのアルゴリズムは外部に公開されていません。Googleは以下の理由から、詳細を秘密にしています。

    • アルゴリズムは企業秘密であり、公開は競合他社を有利にする
    • 公開すると、スパム行為者に悪用され、Web全体の品質が低下する

    つまり、「Googleのアルゴリズムを完全に解明した」と主張する情報は、すべて推測や仮説に基づいています。

    200以上の要素が年間数千回更新される

    Googleのアルゴリズムは、200以上の要素で構成されています。そして驚くべきことに、年間で数千回ものアップデートが実施されています。

    このことからわかるのは、アルゴリズムの「裏をかく」ような対策は、すぐに無効化されるということです。Googleの目指す方向性を理解し、本質的な対策を行うことが重要です。

    主要なGoogleアルゴリズムのアップデート|歴史から最新まで

    主要なGoogleアルゴリズムのアップデート|歴史から最新まで

    Googleは過去に何度も大きなアルゴリズム変更を行ってきました。その歴史を知ることで、Googleが何を重視しているかが見えてきます。

    2011年:パンダアップデート

    「中身のない、薄っぺらなページ」に低い評価を与えることを目的としたアップデートです。

    対象となったのは、重複コンテンツ、盗用コンテンツ、内容の薄いコンテンツ、自動生成スパム、キーワードの詰め込みなどです。このアップデートにより、「コンテンツの量より質」が重要になりました。

    2012年:ペンギンアップデート

    不自然な被リンクで検索結果を操作しようとするサイトの排除を目的としたアップデートです。

    当時流行していた「リンクを買う」「相互リンクを大量に作る」といった手法が無効化されました。不自然な被リンクを持つサイトは、順位を大幅に落としました。

    2013年:ハミングバードアップデート

    ユーザーの検索意図を理解し、適切な検索結果を表示することを目的としたアップデートです。

    このアップデート以降、Googleは単なるキーワードマッチングではなく、「ユーザーが本当に求めている情報は何か」を理解しようとするようになりました。

    残念ながら、当時のSEO業界では「共起語・連想語を埋め込む」といった機械的な対策が流行しました。Googleが人間に近づこうとしているのに、サイト運営者が機械的な作業に走ったのは皮肉な現象でした。

    2015年:モバイルゲドン

    モバイルフレンドリーなページを優先するアップデートです。

    スマートフォンでの検索が主流になったことを受け、モバイル対応していないサイトは順位が下がるようになりました。現在では、モバイル対応は当たり前の前提となっています。

    2017年:健康アップデート(医療・健康分野)

    医療・健康分野において、信頼性が高く有益な情報を表示することを目的としたアップデートです。関連分野の60%に影響する大きな変更でした。

    このアップデートの背景には、2010年代に大流行した「キュレーションサイト(まとめサイト)」の問題がありました。特に、命にかかわる誤った医療情報を掲載していた一部のサイトは、社会問題にまで発展しました。

    このアップデート以降、YMYL分野ではE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)がより厳しく評価されるようになりました。

    2022年:ヘルプフルコンテンツアップデート

    ユーザーにとって役に立つ有用なコンテンツを検索結果に表示させるためのアップデートです。

    価値の低いコンテンツ、付加価値の低いコンテンツ、検索ユーザーにとって有用でないコンテンツを自動的に識別し、評価を下げます。重要なのは、サイト内に役に立たないコンテンツが多いと、他のコンテンツも検索上位に表示されにくくなるという点です。

    2024年〜2025年:コアアップデートの連続実施

    2024年から2025年にかけて、Googleは頻繁にコアアップデートを実施しています。

    2024年の主なアップデート:

    • 3月コアアップデート:45日間という長期間のロールアウト。低品質コンテンツを45%削減することを目標に掲げた
    • 8月コアアップデート:小規模・独立系のパブリッシャーを支援
    • 11月コアアップデート:約24日間でロールアウト完了
    • 12月コアアップデート:わずか6日間でロールアウト完了

    2025年の主なアップデート:

    • 3月コアアップデート:14日間でロールアウト完了。健康・金融分野で大きな変動
    • 6月コアアップデート:16日間でロールアウト完了
    • 12月コアアップデート:2025年12月11日に発表。現在ロールアウト中

    注目すべきは、コアアップデートの頻度が上がっていることです。Googleは「異なるコアシステムを常に改善している」と説明しており、今後も頻繁なアップデートが続く見込みです。

    Google開発のAIシステム|RankBrain・BERT・MUM

    Google開発のAIシステム|RankBrain・BERT・MUM

    Googleは検索アルゴリズムにAI技術を積極的に導入しています。

    RankBrain(2015年)

    Google検索で初めて導入されたディープラーニングシステムです。検索クエリがユーザーの意図とどう関連しているかを理解できるようになりました。

    BERT(2019年)

    自然言語処理(NLP)の事前学習モデルです。Googleは「自然言語理解における大きな飛躍」と述べています。単語の組み合わせが表す意味や意図を、より深く理解できるようになりました。

    MUM(2021年)

    現時点で最新のGoogle検索AI技術です。Googleは「BERTよりも1,000倍強力で、言葉の理解と生成の両方が可能」と述べています。複数の言語やマルチモーダル(テキスト・画像など)の情報を統合して理解できます。

    Googleが公式に明かしている5つのランキング要因

    Googleが公式に明かしている5つのランキング要因

    Googleは公式ドキュメント「ランキング結果 – Google 検索の仕組み」で、以下の5つの要因を挙げています。

    1. 検索クエリの意味

    関連性の高い結果を返すには、ユーザーがどんな情報を探しているか、つまり検索クエリの背後にある意図を理解する必要があります。

    Googleは、単なるキーワードマッチングではなく、「ユーザーが本当に知りたいこと」を解釈しようとしています。

    2. コンテンツの関連性

    コンテンツを分析して、求められている内容に関連する情報が含まれているか評価します。

    対象キーワードを含むことは今でも有効です。Googleは「最も基本的なシグナルは、検索クエリと同じキーワードがコンテンツに含まれているか(特に見出しや本文)」と明記しています。

    ただし、1つのキーワードを大量に埋め込むのはNGです。たとえば「犬」で検索する場合、「犬」という単語が何百回も出現するページではなく、犬の画像や動画、犬種のリストなど、関連性の高いコンテンツが含まれているかが評価されます。

    3. コンテンツの質

    関連性のあるコンテンツの中から、最も役立ちそうなものを優先します。そのために、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を判定するシグナルを特定しています。

    E-E-A-Tを判定するシグナルのひとつが「リンク・言及(リファー)」です。他のサイトからリンクされたり、言及されたりしているコンテンツは、質が高いと判断されやすくなります。

    4. Webサイトのユーザビリティ

    コンテンツの質に大きな差がない場合、ユーザーにとってのアクセス性が高いコンテンツが優先されます。

    具体的には、ページの読み込み速度、モバイル対応、安全な接続(HTTPS)などが評価されます。検索アルゴリズムでの優先順位は「コンテンツの質 > ユーザビリティ」ですが、質が同じページが複数ある場合、ユーザビリティの高いページが上位に表示されます。

    5. コンテキスト

    現在地、過去の検索履歴、検索設定などの情報を使って、検索結果をパーソナライズしています。

    たとえば、「サッカー」と検索した場合、ユーザーの国や地域によって、表示されるサッカーの情報が異なります。

    E-E-A-TとYMYL|2025年のSEOで最重要な概念

    E-E-A-TとYMYL|2025年のSEOで最重要な概念

    E-E-A-Tとは

    E-E-A-Tは、Googleがコンテンツの品質を評価する際に使用する指標です。

    要素 英語 意味
    E Experience 経験
    E Expertise 専門性
    A Authoritativeness 権威性
    T Trustworthiness 信頼性

    2022年12月に従来の「E-A-T」に「Experience(経験)」が追加されました。実際に製品を使用している、その場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、実体験に基づくコンテンツがより重視されるようになっています。

    4つの要素の中で最も重要なのは「信頼性(Trust)」です。経験・専門性・権威性は、信頼性を裏付けるための要素として位置づけられています。

    E-E-A-Tが2025年にさらに重要になる理由

    2025年において、E-E-A-Tの重要性はさらに高まっています。

    AI生成コンテンツの増加:AI生成コンテンツがインターネット上に溢れる中、Googleは本物の人間の経験や専門性を示すコンテンツを重視しています。

    誤情報への対策:誤情報への社会的関心が高まる中、Googleは信頼できるソースを優先する傾向を強めています。

    ユーザー期待の変化:ユーザーはどこにでもある情報ではなく、実体験に基づいた本物の洞察を求めるようになっています。

    YMYLとは

    YMYLは「Your Money or Your Life(お金・資産や人生・健康・命)」の略語です。人の健康、幸福、経済的安定に影響を与える可能性のあるトピックを指します。

    具体的には、医療・健康、金融、法律、安全などの分野が該当します。これらの分野では、E-E-A-Tがより厳しく評価されます。誤った情報が実害を及ぼす可能性があるためです。

    2025年のSEO対策|ユーザー第一主義を徹底する

    2025年のSEO対策|ユーザー第一主義を徹底する

    やるべきこと:ユーザーにとって価値あるコンテンツを作る

    以下の質問に「はい」と答えられるなら、正しい方向に進んでいます。

    • 検索エンジンを経由せず直接アクセスしてきた場合でも、そのコンテンツを役に立つと思うか?
    • コンテンツは、専門性や知識の深さを明確に示しているか?
    • サイトには明確な目的やテーマがあるか?
    • コンテンツを読み終えた人は、自分のゴールを達成するために十分な知識を得たと感じるか?
    • コンテンツを読んだ人は、満足のいく体験をしたと感じるか?

    やってはいけないこと:検索エンジンのためにコンテンツを作る

    以下に当てはまる場合は、アプローチを見直す必要があります。

    • コンテンツは、人間のためではなく検索エンジンからの集客を第一にしていないか?
    • 検索結果で上位に表示されることを期待して、多岐にわたるトピックのコンテンツを大量に作っていないか?
    • 大量のコンテンツを作るために、自動化を多用していないか?
    • 他人が言ったことの要約がほとんどで、独自の価値を付加していないのではないか?
    • 読者のためではなく、トレンドになりそうという理由だけで書いていないか?
    • 「Googleに評価される文字数がある」と聞いて、特定の文字数を目指していないか?(そのような基準は存在しない)
    • 専門知識もないのにニッチな分野に参入しようとしたのは、検索トラフィックを得られると思ったからではないか?

    具体的なE-E-A-T対策

    経験(Experience)を高める:

    • 実体験に基づいた内容を盛り込む
    • オリジナルの写真や動画を掲載する
    • 具体的なエピソードを入れる
    • 著者プロフィールで経験を明示する

    専門性(Expertise)を高める:

    • 資格、受賞歴、経験年数などを明示する
    • 専門分野に集中したコンテンツを作る
    • 専門家に監修・寄稿してもらう
    • 正確で詳細な情報を提供する

    権威性(Authoritativeness)を高める:

    • 権威性の高いサイトから被リンクを獲得する
    • 他サイトから引用・参照されるコンテンツを作成する
    • 業界での実績を積み上げる

    信頼性(Trustworthiness)を高める:

    • サイト運営者やコンテンツ作成者の身元を明示する
    • 法的に必要な表記(プライバシーポリシーなど)を整備する
    • 連絡先を明示し、問い合わせフォームを設置する
    • 信頼性の高いサイトを情報源として引用する

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. SEO対策で最も重要なことは?

    ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを作ることです。テクニックに頼った対策は短期的には効果があっても、アルゴリズムのアップデートで無効化される可能性が高いです。Googleの目指す方向性(ユーザー第一主義)に沿った本質的な対策が、長期的に効果を発揮します。

    Q. アルゴリズムのアップデートで順位が下がったらどうすればいい?

    まず、コンテンツがユーザーにとって本当に価値があるかを見直してください。E-E-A-Tの観点から、経験・専門性・権威性・信頼性を高める改善ができないか検討しましょう。なお、コアアップデートの影響からの回復には時間がかかることが多く、次のコアアップデートまで待つ必要がある場合もあります。

    Q. AI生成コンテンツはSEOに有効?

    AI生成コンテンツ自体がペナルティの対象になるわけではありません。ただし、検索ランキングを操作する目的でAIを使用してコンテンツを作成することは、Googleのスパムポリシー違反となります。AIを使う場合でも、人間によるレビューと編集を行い、独自の価値を付加することが重要です。

    Q. 被リンクはまだ重要?

    はい、被リンクは依然として重要なランキング要因です。ただし、リンクの「量」より「質」が重視されるようになっています。権威性の高いサイトからの自然な被リンクは評価されますが、購入したリンクや相互リンクなどの不自然な被リンクはペナルティの対象になる可能性があります。

    まとめ:ユーザー第一主義でSEOに取り組もう

    まとめ:ユーザー第一主義でSEOに取り組もう

    この記事では、Googleアルゴリズムの基礎から最新アップデート、具体的な対策までを解説しました。

    重要ポイント:

    • Googleアルゴリズムは200以上の要素で構成され、年間数千回更新される
    • 2024〜2025年はコアアップデートの頻度が上がっている
    • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が最重要指標
    • YMYL分野では特に厳しく評価される
    • ユーザー第一主義のコンテンツ作成が最も効果的な対策

    次のステップ:

    1. 自サイトのコンテンツがユーザーにとって本当に価値があるか見直す
    2. 著者プロフィールや運営者情報を充実させる
    3. 実体験やオリジナルの情報を盛り込む
    4. 信頼性の高いサイトを情報源として活用する

    Googleのアルゴリズムを表面的に追いかけるのはやめて、ユーザー第一主義でコンテンツ作成に取り組んでください。それが、長期的に効果を発揮する最も確実なSEO対策です。

  • 【2025年版】E-E-A-Tとは?経験・専門性・権威性・信頼性を高めるSEO対策

    【2025年版】E-E-A-Tとは?経験・専門性・権威性・信頼性を高めるSEO対策

    「E-E-A-Tって何?SEOで重要らしいけど、具体的に何をすればいいの?」
    「専門性や権威性を高めろって言われても、どうすれば…」
    「個人ブログでもE-E-A-T対策はできる?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、E-E-A-TはGoogleがサイトやページの品質を評価する際に最も重視している指標です。2022年12月に従来の「E-A-T」に「Experience(経験)」が追加され、現在の「E-E-A-T」となりました。

    この記事では、SEO初心者の方でも理解できるよう、E-E-A-Tの基本から具体的な対策方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の意味と重要性
    • なぜGoogleはE-E-A-Tを重視するのか
    • 4つの要素それぞれを高める具体的な方法
    • やるべきこと・やるべきでないことの一覧
    • E-E-A-Tを理解するうえで押さえておくべきポイント

    E-E-A-Tとは?30秒でわかる基本概念

    E-E-A-T(イーイーエーティー、またはダブルイーエーティー)とは、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されているWebサイトやコンテンツの品質評価基準です。

    以下の4つの要素の頭文字を取っています。

    要素 英語 意味
    E Experience 経験
    E Expertise 専門性
    A Authoritativeness 権威性
    T Trustworthiness 信頼性

    なぜE-E-A-Tが重要なのか

    Googleは「ユーザーにとって有益で信頼できる情報を届けること」を目指しています。そのため、検索結果に表示するコンテンツの品質を評価する必要があります。

    E-E-A-Tは、その品質を測るための重要な指標です。簡単に言えば、E-E-A-Tが高いコンテンツ=質が高いコンテンツと評価されます。

    E-A-TからE-E-A-Tへの変化

    2022年12月、Googleは検索品質評価ガイドラインを更新し、従来の「E-A-T」に「Experience(経験)」を追加しました。

    Googleは公式ブログで次のように説明しています。

    「実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます」

    つまり、専門知識だけでなく、実体験に基づくコンテンツがより重視されるようになったのです。

    最も重要なのは「信頼性(Trust)」

    E-E-A-Tの4つの要素の中で、最も重要とされているのは「信頼性(Trust)」です。

    Googleの検索品質評価ガイドラインでは、経験・専門性・権威性は「信頼性を評価するための裏付けとなる重要な概念」と位置づけられています。つまり、E-E-A-Tの中心に信頼性があり、他の3つの要素がそれを支える構造になっています。

    YMYLとE-E-A-Tの関係

    E-E-A-Tを理解するうえで、YMYL(Your Money or Your Life)という概念も押さえておきましょう。

    概念 対象 意味
    YMYL サイト/ページが扱うトピック 人間の幸福・健康・経済的安定・安全・生命に影響を与えるトピック
    E-E-A-T サイト/ページの品質 経験・専門性・権威性・信頼性

    E-E-A-Tはあらゆるサイト・ページで重要ですが、YMYLに該当する分野では特に厳しく評価されます。医療、健康、金融、法律などのトピックを扱う場合は、より高いレベルのE-E-A-Tが求められます。

    【E】経験(Experience)の高め方

    2022年に追加された「経験」は、コンテンツ作成者がそのトピックについて実体験や人生経験を持っているかどうかを評価する要素です。

    経験とは何か

    ここでいう経験とは、業務上の経験だけでなく、日常生活や人生における経験も含みます。

    例えば、美味しいラーメン店を探している人にとって、実際にそのお店を訪問した人のレビューは価値があります。確定申告ソフトの評価を知りたい人にとって、実際にそのソフトを使った人の感想は参考になります。

    このように、その内容を直接経験・体験しているかどうかが「経験」の評価ポイントです。

    経験が高いと評価される例

    • 実際に商品を購入・使用した人が書いたレビュー
    • その場所を実際に訪問した人が書いた旅行記
    • 病気を経験した人が書いた闘病記
    • サービスを実際に利用した人の体験談
    • 自分で撮影した写真や動画を掲載している記事

    経験が低いと評価される例

    • 使ったことがない商品について他サイトの情報をまとめただけのレビュー
    • 行ったことがない場所について書いた観光ガイド
    • 実体験がないのに「おすすめ」と紹介している記事

    経験を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. 実体験に基づいた内容を盛り込む
      実際に商品を使った感想、訪問した場所の様子、サービスを利用した結果などを具体的に記載しましょう。
    2. オリジナルの写真や動画を掲載する
      自分で撮影した画像は、実際に経験した証拠になります。
    3. 具体的なエピソードを入れる
      「使ってみて○○だった」「実際に試したら△△という結果になった」など、体験に基づく具体的な話を入れましょう。
    4. 経験者のプロフィールを明示する
      記事を書いた人がどのような経験を持っているかを、著者紹介などで伝えましょう。

    やるべきでないこと:

    • 経験していないことを経験したかのように書く
    • 他サイトの情報を寄せ集めただけのコンテンツを作る
    • フリー素材だけで構成する(実体験の証拠がない)

    【E】専門性(Expertise)の高め方

    専門性は、コンテンツ作成者がそのトピックについて持っている知識やスキルのレベルを指します。

    専門性とは何か

    専門性の定義は、トピックによって異なります。

    医療や法律などの専門的な分野では、資格や専門教育が求められます。一方、日常的なトピック(料理、趣味、製品レビューなど)では、人生経験を通じて得た知識も専門性として認められます。

    Googleの検索品質評価ガイドラインには、こう書かれています。

    「猫のお世話」「MacBookの使い方」といった日常的な専門知識が求められるトピックでは、人生経験を共有する一般の人々が最も専門的な情報源になり得る。

    つまり、専門性=資格や公式な訓練とは限らないのです。

    専門性が高いと評価される例

    • 適切な専門家や認定を受けた人によって作成されている
    • そのトピックにおいて十分な知識・経験を持つ人が書いている
    • 専門的なスタイルで正確に書かれている
    • 深い理解に基づいた詳細な説明がある

    専門性が低いと評価される例

    • コンテンツ作成者がトピックについて十分な専門知識を有していない
    • 表面的な情報しか含まれていない
    • 誤った情報が含まれている

    専門性を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. 専門性を示す証拠を記載する
      資格、受賞歴、経験年数、実績などを企業概要や執筆者プロフィールで明示しましょう。
    2. 自分が専門性を持っている分野のトピックでコンテンツを作る
      資格の有無だけでなく、深い経験を語れるトピックに注力しましょう。
    3. 専門性を持っていない分野は専門家に寄稿・監修してもらう
      専門性はコンテンツ作成者に対して評価されるため、寄稿記事や監修記事も有効です。
    4. 正確で詳細な情報を提供する
      根拠となるデータや出典を示し、正確性を担保しましょう。

    やるべきでないこと:

    • YMYL分野(医療、法律、金融など)で専門家ではないのに専門的なアドバイスをする
    • 自身に専門知識がない分野のトピックを扱う
    • 調べた情報を継ぎ合わせただけのコンテンツを作成する

    【A】権威性(Authoritativeness)の高め方

    権威性は、サイトやコンテンツ作成者が「社会的に認められているか」を示す要素です。

    権威性とは何か

    専門性が「その人が持っている資格や経験」であるのに対し、権威性は「社会からどう思われているか」という点が異なります。

    例えば、2人の医師がいるとします。

    • 医師A:社会的に認められた論文を多数発表している第一人者
    • 医師B:同じく優秀だが、あまり知られていない医師

    どちらも専門性は高いですが、Googleは権威性の観点から医師Aをより高く評価する傾向があります。

    権威性と被リンクの関係

    Googleが2019年に発表した白書「How Google Fights Disinformation」には、こう書かれています。

    「Googleのアルゴリズムは、信頼性と権威性に相関するシグナルを識別します。これらのシグナルの中で最もよく知られているのは、Web上のリンクを利用して権威性を理解するPageRankです」

    つまり、被リンクは権威性を高めるために有効です。特に、権威性の高いサイトからの被リンクは大きな効果があります。

    権威性が高いと評価される例

    • 数々の権威ある賞を受賞している
    • 政府系ドメイン・研究機関など公式サイト内のページ
    • その製品を製造する専門メーカーのサイト
    • 業界の権威・第一人者から推薦されている
    • 多くのサイトから引用・参照されている

    権威性が低いと評価される例

    • Webサイトがそのページのトピックに関する権威ある情報源ではない(例:料理サイトの税金情報)
    • 誰が運営しているかわからないサイト
    • 他サイトから全く参照されていない

    権威性を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. 権威性の高いサイトから被リンクを獲得する
      官公庁サイト、一流メディア、業界の第一人者、研究機関、業界紙などからの被リンクを目指しましょう。
    2. 自社が専門とする分野に集中したコンテンツを作る
      「第一人者」と自負できる分野で戦うことで、権威性を高めやすくなります。
    3. 多くのWebサイトの出典元として引用されるコンテンツを作る
      独自データ、調査結果、詳細なガイドなど、他サイトが参照したくなるコンテンツを作成しましょう。
    4. 業界での実績を積み上げる
      メディア掲載、受賞歴、講演実績などを増やし、それをサイトでも紹介しましょう。

    やるべきでないこと:

    • 権威性の低いサイトとリンクでつながる(被リンクも発リンクも)
    • 自社の事業やサイトの方向性と関係のない多様なトピックを扱う
    • リンク購入など不自然な被リンク獲得を行う

    【T】信頼性(Trustworthiness)の高め方

    信頼性は、E-E-A-Tの中で最も重要な要素です。サイトやコンテンツが「信頼するに値するか」を評価します。

    信頼性とは何か

    信頼性は「他者からの評価」を加味する点で権威性と似ていますが、「善悪の善か・悪か」というニュアンスがあります。

    専門性や権威性は「コンテンツの内容は正確か?」という観点で担保されますが、信頼性は「信用しても問題のない、善良なサイト運営者・コンテンツ作成者か?」という観点で評価されます。

    信頼性が高いと評価される例

    • ネット上でよい評判が多い
    • 運営会社が有名で評価が高い
    • サイトに詳細な運営者情報やカスタマーサービス情報が掲載されている
    • SSL化(https)されている
    • プライバシーポリシーや利用規約が明示されている

    信頼性が低いと評価される例

    • 安全でない接続を持つサイト(http)
    • ネット上で悪い評判が多い(お金を払ったのに商品が届かない、など)
    • 匿名であることの合理性がないのに運営者情報がない
    • 問い合わせ先がない、または明確でない

    信頼性を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. サイト運営者やコンテンツ作成者の身元を明示する
      運営者や作成者がわからないと、信頼性はゼロカウントになります。会社情報、著者プロフィールを充実させましょう。
    2. 法的に必要な表記を行う
      ECサイトの「特定商取引法に基づく表記」、プライバシーポリシーなどを整備しましょう。
    3. 連絡先の明示・問い合わせフォームを設置する
      顧客向けのカスタマーサポート窓口を設け、アクセスしやすい場所に配置しましょう。
    4. E-E-A-Tが高いサイトを情報の出典元として発リンクする
      官公庁サイト(go.jp)や大学、研究機関など信頼性の高いサイトを情報源として活用し、リンクしましょう。
    5. 本業でよい評判を獲得する
      サイト運営者やコンテンツ作成者自身の評判は、サイト内だけのものではありません。本業で獲得したよい評判が、本当の信頼性の源泉になります。

    やるべきでないこと:

    • オンライン・オフラインを問わず、ユーザーの信頼を損なう行為をする
    • 法的にグレーゾーンのビジネスを行う
    • ユーザーがだまされたと感じるコンテンツを作る
    • 信頼性が低いサイトとの関係を構築する(発リンク・被リンクともに)

    E-E-A-T対策一覧表|やるべきこと・やるべきでないこと

    ここまでの内容を表形式でまとめます。

    要素 やるべきこと やるべきでないこと
    経験 ・実体験に基づいた内容を盛り込む
    ・オリジナルの写真や動画を掲載
    ・具体的なエピソードを入れる
    ・経験者のプロフィールを明示
    ・経験していないことを経験したかのように書く
    ・他サイトの情報を寄せ集めるだけ
    ・フリー素材だけで構成する
    専門性 ・専門性を示す証拠を記載(資格、受賞歴、経験など)
    ・自分が専門性を持つ分野のトピックでコンテンツ作成
    ・専門家に寄稿・監修してもらう
    ・YMYL分野で専門家でないのに専門的アドバイス
    ・専門知識がない分野のトピックを扱う
    権威性 ・権威性の高いサイトから被リンク獲得
    ・自社が専門とする分野に集中したコンテンツ作成
    ・引用されるコンテンツを作成
    ・権威性の低いサイトとリンクでつながる
    ・自社と無関係な多様なトピック扱い
    信頼性 ・運営者・作成者の身元明示
    ・法的に必要な表記実施
    ・連絡先明示・問い合わせフォーム設置
    ・E-E-A-T高いサイトを出典元として発リンク
    ・本業でよい評判獲得
    ・ユーザーの信頼を損なう行為
    ・信頼性が低いサイトとの関係構築

    E-E-A-Tを理解するうえで押さえておくべき3つのポイント

    最後に、E-E-A-Tを正しく理解し、効果的に対策するための重要なポイントを3つお伝えします。

    1. E-E-A-Tは単純なスコアではない

    E-E-A-Tは「経験○点、専門性○点、権威性○点、信頼性○点」といった単純なスコア指標ではありません。包括的で変動性のある大きな概念として捉えるべきです。

    Googleの白書「How Google Fights Disinformation」には、検索品質評価ガイドラインのE-E-A-T評価プロセスと実際のランキングアルゴリズムは別物であると記載されています。ただし、人間評価者の判断に沿うようアルゴリズムが繰り返し改善されており、Googleは年間数千回ものアップデートを行っています。

    つまり、E-E-A-Tを意識した施策は、長期的にSEO効果をもたらす可能性が高いということです。

    2. トピックによって基準が変わる

    同じ「専門性」でも、医療トピックと趣味トピックでは求められるものが異なります。

    医療情報であれば医師や医療資格者の監修が必要ですが、「猫の飼い方」であれば長年猫を飼っている人の経験が専門性として認められます。

    自分が扱うトピックに合わせて「何がE-E-A-Tか」を都度考える必要があります。

    3. 本質的な取り組みが最も効果的

    E-E-A-T対策として最も効果的なのは、小手先のテクニックではなく、本質的に経験・専門性・権威性・信頼性を高める取り組みです。

    枝葉ではなく幹を育てるつもりで、地道にコンテンツの質を向上させていくことが、最も確実で効果的なSEO対策となります。

    まとめ:E-E-A-Tを意識して、質の高いコンテンツを作ろう

    この記事では、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)について解説しました。

    重要ポイント:

    • E-E-A-TはGoogleがサイト品質を評価する最も重要な指標
    • 2022年に「経験(Experience)」が追加され、実体験がより重視されるように
    • 4つの要素の中で「信頼性」が最も重要
    • YMYL分野では特に厳しく評価される
    • 本質的な取り組みが最も効果的

    次のステップ:

    1. 自分のサイトの運営者情報・著者プロフィールを見直す
    2. 記事に実体験やオリジナルの情報を盛り込む
    3. 専門性を持つ分野にコンテンツを集中させる
    4. 信頼性の高いサイトを出典元として活用する

    E-E-A-Tは一朝一夕で高まるものではありませんが、継続的に取り組むことで、サイト全体の評価向上につながります。まずは自分のサイトでできることから始めてみてください。