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  • 【SEO】URLの正規化とは?必要な9つのケースと4つの方法を徹底解説

    【SEO】URLの正規化とは?必要な9つのケースと4つの方法を徹底解説

    「URLの正規化って何のために行うの?」
    「どんな場合に正規化が必要?」
    「具体的な方法と確認方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、URLの正規化とは、1つのページに複数のURLが存在するときに検索エンジンが評価すべきURLを指示する施策です。Googleは1ページ1URLが原則であり、正規化しないと重複コンテンツとみなされたり、想定外のURLが検索結果に表示されたりする可能性があります。

    この記事では、URLの正規化が必要な理由から具体的なケース、4つの正規化方法、確認方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • URLの正規化とは何か
    • 正規化が必要な4つの理由
    • 正規化が必要な9つのケース
    • URLを正規化する4つの方法
    • 正規化されたURLの確認方法

    URLの正規化とは?

    URLの正規化とは、1つのページに複数のURLが存在するときに検索エンジンが評価すべきURLを指示する施策のことです。

    Googleでは1ページ1URLが原則となっています。1つのページに複数のURLがあると重複コンテンツとみなされ、最悪の場合はペナルティの対象となる可能性があります。

    Google検索セントラルでは「単一のページに複数のURLでアクセスできる場合や、異なるページのコンテンツが類似している場合、Googleはそのようなページを同じページの重複版と見なします。Googleは、こうしたURLのうちの1つを「正規」版として選択してクロールします。その他のURLはすべて「重複」したURLと見なし、クロールの頻度を減らします」と説明されています。

    URLの正規化が必要な4つの理由

    理由1:検索結果に表示したいURLを指定するため

    URLの正規化をしない場合は、Googleが最適だと判断したURLが正規URLとして扱われます。想定外のURLが正規URLとして扱われ、検索結果に表示される可能性があります。

    理由2:重複コンテンツを避けるため

    1つのページに複数のURLが存在している状態は、重複ページが存在していることと同じです。Googleは同じ内容のページが複数あると捉えてしまいます。

    重複コンテンツの作成を避けることをGoogleは推奨しており、偽装や検索エンジン結果の操作が疑われるとGoogleインデックスから削除される可能性があります。

    理由3:クローラーを巡回しやすくするため

    URLが多いとクロールに時間を要したり、不要なコンテンツが多いと判断されたりする可能性があります。その結果、必要なURLへのクロール頻度が減ってしまうことが懸念されます。

    理由4:コンテンツシンジケーションを有効活用するため

    コンテンツシンジケーション(第三者サイトで記事を再配布すること)をする際、外部サイトのURLに自社の記事を掲載することになります。場合によっては自社サイトよりも第三者サイトのほうが検索上位に表示されてしまいます。

    URLを正規化しておくと、Googleにオリジナルコンテンツであることを示すことが可能です。

    URLの正規化が必要な9つのケース

    ケース1:サイトをリニューアルする

    旧サイトのページから新しいサイトのページに正規化を行います。今まで蓄積したSEO評価をリニューアル後のサイトに引き継ぐためです。SEO評価の引き継ぎには数ヶ月〜最長1年かかります。

    ケース2:コンテンツシンジケーション用コンテンツが他サイトで複製されている

    第三者サイトが自社のオリジナルコンテンツよりも上位表示されることを防ぐため、あらかじめURLの正規化を行います。

    ケース3:同じコンテンツを指すURLが複数ある

    長期運用でURLの管理ができていない場合(パンくずリストとフッターで異なるURLなど)や、URLの自動生成やECサイトの運営での重複が該当します。

    ケース4:パラメーターの有無

    パラメーターには2種類あります。

    • アクティブパラメーター:パラメーターに従い、表示されるコンテンツの内容が変わる
    • パッシブパラメーター:コンテンツ内容は同じで分析や情報収集ができるパラメーターを付けたURL

    アクティブパラメーターでは似たようなページ内容のURLが大量に発生し、パッシブパラメーターでは重複コンテンツが生成されます。

    ケース5:wwwの有無

    wwwありとwwwなしの2パターンでコンテンツにアクセスすると、同じコンテンツが2つあるとみなされます。

    ケース6:httpとhttps

    SSLサーバ証明書をインストールし暗号化通信に対応できるようになった直後に混合が起こりやすいです。httpsのURLを正規化することで、httpのURLの表示を防げます。

    Googleはデフォルトでhttpページよりhttpsページを優先的に選択しますが、URLの正規化で明確に指示したほうが確実です。

    ケース7:index.htmlの有無

    index.htmlがあるURLとindex.htmlがないURLは別のページだと認識される可能性があります。

    ケース8:AMPの有無

    AMPを実装すると通常URLのページとamp実装URLのページができてしまいます。

    ケース9:スマートフォンやタブレット用のURLを取得している

    パソコン用サイトとスマートフォン用サイトを別のURLで運営している場合、関係性をGoogleに伝えてパソコン用のURLを正規化する必要があります。

    URLを正規化する4つの方法

    方法1:canonicalタグの使用

    類似ページを正規化しながら両方とも保持したい場合に使用します。

    headセクション内に以下のように記述します。

    注意点として、URLは絶対パス(省略されていない正式なURL)で記載します。

    向いているケース

    • コンテンツシンジケーション
    • 同じコンテンツを指すURLが複数ある
    • wwwの有無、httpとhttps、index.htmlの有無、AMPの有無

    方法2:301リダイレクトの設定

    指定のURLに恒久的に転送し、リダイレクト先のURLが正規であることをGoogleに伝えます。

    設定方法には以下があります。

    • .htaccess:サーバーに.htaccessファイルを設置
    • header関数:PHPでリダイレクト設定
    • JavaScript:locationプロパティにリダイレクト先URLを設置

    注意点として、リダイレクト元のページはインデックスから外れ廃止されます。

    向いているケース

    • サイトをリニューアルする
    • 同じコンテンツを指すURLが複数ある(リダイレクト元を廃止する場合)

    302リダイレクトとの違い

    • 301リダイレクト:恒久的な転送
    • 302リダイレクト:一時的な転送(将来的にリダイレクト元のページを活用する場合)

    方法3:モバイルサイトにはalternateタグを使用する

    パソコン用サイトとスマートフォン用サイトを別のURLで運営している場合に使用します。

    パソコン用サイトのhead要素には、canonicalタグでパソコン用サイトのURLを指定し、alternateタグでスマートフォン用サイトのURLを指定します。

    スマートフォン用サイトのhead要素には、canonicalタグでパソコン用サイトのURLを指定します。

    方法4:サイトマップの作成

    サイトマップで正規のURLを示せば適切なページがクロールされやすくなります。

    注意点として、サイトマップの作成=正規URLの指示ではありません。canonicalタグや301リダイレクトを行った上で補助的に使用します。

    向いているケース

    • 大規模なサイト
    • 構造が複雑なサイト
    • 新規開設やリニューアルしたばかりのサイト

    正規化されたURLを確認する方法

    Google Search Consoleで確認できます。

    1. Google Search Consoleを開き「検索パフォーマンス」をクリック
    2. 「ページ」を選択
    3. 正規化の確認がしたいURLをコピーし、検索窓にペースト
    4. 「カバレッジ」のプルダウンメニューを開く
    5. 「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」が同じであれば成功

    注意点として、以前の「info」や「site」タグでの検索方法は廃止されています。

    URLを正規化するときの注意点

    注意点1:階層が浅いシンプルなURLを選択する

    正規化するURLは各種サイトや媒体でユーザーの目に触れる機会が多いです。長いURLやパラメーターがついたURLは不信感を抱かれ、クリックしてもらいにくくなります。

    注意点2:ページの移行時にもURLが変化しないようにする

    2ページ目や3ページ目に移動してから1ページ目に戻る際にURLが変化すると、1ページ目が重複コンテンツとみなされます。

    注意点3:正規化したURLの反映には時間がかかる

    通常は2〜3日程度で反映されますが、明確な基準はありません。1〜2週間経っても反映されない場合は、正規化の方法にミスがないか確認しましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q. canonicalと301リダイレクトどちらを使う?

    A. 両方のURLを保持したい場合はcanonicalタグ、リダイレクト元を廃止する場合は301リダイレクトを使用します。サイトリニューアルでは301リダイレクトが適しています。

    Q. URLの正規化をしないとどうなる?

    A. Googleが独自に正規URLを選択するため、想定外のURLが検索結果に表示される可能性があります。また、被リンク評価が分散したり、クロール効率が低下したりする恐れがあります。

    Q. 正規化がうまくいかない場合は?

    A. Search Consoleで「Googleが選択した正規URL」を確認しましょう。意図通りでない場合は、canonicalタグの記述ミス(相対パスで書いているなど)やhead要素外への記述がないか確認します。

    Q. wwwありとなし、どちらに統一すべき?

    A. どちらでも問題ありません。大切なのはどちらかに統一することです。現在メインで使用しているURLに合わせて正規化しましょう。

    まとめ:URLの正規化で重複コンテンツを防ごう

    この記事では、URLの正規化の定義から具体的な方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • URLの正規化は検索エンジンが評価すべきURLを指示する施策
    • Googleは1ページ1URLが原則
    • 正規化しないと重複コンテンツとみなされる可能性がある
    • 検索結果に表示したいURLを指定できる
    • 被リンクの分散を防ぎ、クロール効率を高められる

    4つの正規化方法:

    1. canonicalタグ:両方のURLを保持したい場合
    2. 301リダイレクト:リダイレクト元を廃止する場合
    3. alternateタグ:PC/スマホ別URLの場合
    4. サイトマップ:補助的に使用

    次のステップ:

    • 自サイトに重複URLがないか確認する
    • www有無、http/https、index.html有無を統一する
    • 適切な方法で正規化を行う
    • Search Consoleで正規化が正しく認識されているか確認する

    URLの正規化は、SEO評価を適切に集約し、クローラーの効率的な巡回を促すために重要な施策です。1ページ1URLの原則を守り、適切な正規化を行いましょう。

  • 【SEO】クロールバジェットとは?Googleの見解と最適化の4つの方法

    【SEO】クロールバジェットとは?Googleの見解と最適化の4つの方法

    「クロールバジェットって何?」
    「自分のサイトに影響あるの?」
    「最適化の方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、クロールバジェットとは1つのサイトに対してGoogleのクローラーが巡回できる上限枠のことです。ただし、Googleは公式に「クロールバジェット」という用語を採用しておらず、サイトのURLが数千もない場合はほとんど意識する必要はありません。

    この記事では、クロールバジェットの定義からGoogleの公式見解、影響を受けるサイト、最適化の方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • クロールバジェットとは何か
    • Googleの公式見解
    • クロールバジェットに影響を及ぼす要因
    • 影響を受けるサイトの特徴
    • クロールを最適化する4つの方法

    クロールバジェットとは?

    クロールバジェットとは、1つのサイトに対してGoogleのクローラーが巡回できる上限枠(割り当て枠)のことを指します。

    • 「クロール」= Googlebot(クローラーボット)
    • 「バジェット」= ここでは「上限」という意味

    クローラーにはサイトで見られるページ数の上限が設定されており、ページ数が上限を超えてしまうと一部の内容を認識できなくなる可能性があります。

    ただし、クロールバジェットは基本的に大きめの数値に設定されており、よほど大きなサイトでない限りほとんど影響はないと見られています。

    Googleの公式見解

    重要なポイントとして、Googleでは「クロールバジェット」という用語や概念を採用していません。

    2017年1月にGoogleは公式ブログで「昨今、『クロールの割り当て』についてさまざまな定義を耳にします。しかし、Googleの外部で『クロールの割り当て』が表すあらゆるものを一言で説明できるような言葉はありません」と述べています。

    さらに「サイトのURLが数千もない場合、そのサイトのクロールはたいてい効率的に行われます」とも説明しています。

    つまり、大規模なWebサイトを運営していない限り、クロールバジェットを意識する必要はないということです。

    クロールバジェットに影響を及ぼす要因

    クロールの必要性

    検索エンジンがクロールする必要があるかどうかを判断する指標があります。

    人気度
    インターネット上で人気の高いURLほど、Googleのインデックスで情報の新しさが保たれるよう頻繁にクロールされる傾向があります。

    古さ
    Googleのシステムでは、インデックス内のURLが古くなり無効とならないようにしています。サイトの移転などのイベントでは、新しいURLのコンテンツをインデックスに再登録するためにクロールの必要性が高まります。

    価値の低いURL

    Googleは価値の低いURLが多数あるとサイトのクロールやインデックス登録に悪影響を及ぼす可能性があると述べています。

    価値の低いURLの例は以下の通りです。

    • ファセットナビゲーションとセッションID:URLパラメータによって引き起こされた複雑な構造のサイト
    • サイト内の重複コンテンツ
    • ソフトエラーページ:404ページを表示しながら200レベルのコードを返すエラーページ
    • ハッキングされたページ
    • 無限のスペースとプロキシ:多数のリンクを自動生成したURL
    • 質の低いコンテンツやスパムコンテンツ

    クロールバジェットの影響を受けるサイト

    影響を受ける可能性があるのは、サイトのURLが数千以上ある規模の大きなサイトです。

    主に以下のようなサイトが該当します。

    大規模なECサイト
    Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、メルカリなど

    大規模なCGMサイト
    アメーバブログ、おしえて!goo、価格.comなど

    毎日のように数百、数千というページが生成されるサイトでは、重複コンテンツが増えやすく、本来クロールされるべきページが埋もれてしまう可能性があります。

    クロールを最適化する4つの方法

    方法1:価値の低いページをなくす

    価値が低いと見なされるページを極力なくしましょう。

    • プログラムによって自動生成されたページを確認して削除
    • 重複ページを削除(URLパラメータを最適化)
    • 無断複製されたコンテンツを確認して削除
    • 特定のキーワードで上位表示されるためだけに作られた誘導ページを削除

    方法2:robots.txtでクロール拒否の設定をする

    サイトには残したいがクロールさせる必要のないページは、robots.txtを使ってクロール拒否の設定を行います。

    合わせて講じるべき対策として、内部リンクの正規化(非正規のURLにリンクしない)や、noindexの適切な使用があります。

    方法3:定期的にサイトマップを更新する

    XMLサイトマップを定期的に更新することで、新しく追加したページや更新したページの情報が伝わり、効率良くクロールしてもらえる可能性が高まります。

    方法4:コンテンツの品質を改善する

    クローラーは人気の高さや情報の新しさを基準にしてクロールの必要性を判断します。低品質なコンテンツは人気がないページとみなされ、クロールの必要性が低いと判断されます。

    補足:リダイレクトチェーンを避ける

    5回以上のリダイレクトチェーンはクロールに負荷をかけます。

    Googleのジョン・ミューラー氏は「5回までのリダイレクトはその場でたどるが、5回を超えると次のクロールのサイクルに回される。リダイレクトの繰り返しは、特にモバイルでは表示速度が非常に遅くなる」と説明しています。

    Google Search Consoleでクロールの頻度を確認する

    クロールの頻度を確認する

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. 左メニューの「設定」をクリック
    3. 「設定」画面にある「レポートを開く」をクリック
    4. 「クロールの統計情報」が表示される

    各ページの最新クロール日を確認する

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. 「URL検査」をクリック
    3. 確認したいページのURLを入力
    4. エンターキーを押す
    5. 完了画面が表示されたら「カバレッジ」の詳細を開く
    6. 「前回のクロール」の日付が最新クロール日

    よくある質問(FAQ)

    Q. クロールはランキング要素になりますか?

    A. クロールの速度や頻度は検索順位に直接影響しません。ただし、クロールを最適化する対策の中にはSEO対策として有効なものもあります。

    Q. nofollowはクロールバジェットに影響がありますか?

    A. ページの状況次第です。ページ内でURLをnofollow設定しても、サイト内の他のページや他サイトからそのページへのリンクがnofollowされていなければ、クロールされる場合もあります。

    Q. alternateのURLや埋め込みコンテンツもクロールバジェットに含まれますか?

    A. 基本的にすべてのURLはクロールバジェットに加えられます。AMPやhreflangのalternate要素も、CSSやJavaScriptのような埋め込みコンテンツも含まれます。

    Q. 小規模サイトでもクロールバジェットを意識すべき?

    A. URLが数千もない小規模サイトでは、クロールバジェットを意識する必要はほとんどありません。Googleも「サイトのURLが数千もない場合、そのサイトのクロールはたいてい効率的に行われます」と述べています。

    まとめ:クロールバジェットは大規模サイトのみ意識しよう

    この記事では、クロールバジェットの定義から最適化方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • クロールバジェットはクローラーが巡回できる上限枠のこと
    • Googleは公式に「クロールバジェット」という用語を採用していない
    • URLが数千もない場合は意識する必要はない
    • 価値の低いURLが多いとクロールに悪影響
    • 大規模ECサイトやCGMサイトは注意が必要

    最適化の4つの方法:

    1. 価値の低いページをなくす
    2. robots.txtでクロール拒否の設定をする
    3. 定期的にサイトマップを更新する
    4. コンテンツの品質を改善する

    次のステップ:

    • 自サイトのURL数を把握する
    • 数千以上ある場合は価値の低いURLがないか確認する
    • Search Consoleでクロールの統計情報を確認する
    • 重複コンテンツやエラーページを整理する

    クロールバジェットは大規模サイト向けの概念であり、一般的な規模のサイトでは過度に心配する必要はありません。ただし、クロールを最適化する対策は、SEO対策としても有効なものが多いので、サイトの品質向上として取り組む価値はあります。

  • 【SEO】セマンティック検索とは?SEOへの影響と2つの対策を解説

    【SEO】セマンティック検索とは?SEOへの影響と2つの対策を解説

    「セマンティック検索って何?」
    「SEOにどんな影響があるの?」
    「具体的な対策方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、セマンティック検索とは検索するユーザーの目的や検索意図を検索エンジンが適切に読み取り、ユーザーの目的に合わせて検索結果を提供する概念のことです。この技術により、キーワードだけを重視したSEOは通用しなくなり、ユーザーの意図に応える質の高いコンテンツが求められるようになりました。

    この記事では、セマンティック検索の定義から導入の歴史、4つの表示形式、SEO対策まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • セマンティック検索とは何か
    • セマンティック検索導入の3つのステップ
    • 4つの表示形式
    • SEOに及ぼす影響
    • 対応する2つのSEO対策

    セマンティック検索とは?

    セマンティック検索(Semantic Search)とは、検索するユーザーの目的や検索意図を検索エンジンが適切に読み取り、ユーザーの目的に合わせて検索結果を提供する概念のことです。

    「ユーザーが求めている情報を検索結果で正しく表示させる技術」といえます。

    「セマンティック」は「意味」「本質」を意味する英単語です。ITの世界では「データが持つ意味(本質)をコンピュータに理解させて処理する技術」の意味で使われます。

    かつての検索エンジンの問題

    かつてGoogleの検索アルゴリズムでは、検索キーワードが最重視されていた時代があり、キーワードを無造作に並べただけで文章として成立していないページが上位に表示されていました(ワードサラダなど)。

    セマンティック検索の技術により、ユーザーにとって有用でないコンテンツが上位表示される状況が改善され、ユーザーの検索意図に沿った検索結果が提供されるようになりました。

    セマンティック検索の効果

    効果1:ユーザーは求める情報を効率よく探せる

    検索キーワードに対してそれを含むページだけを検索上位に表示する以前の仕様とは異なり、キーワードよりも検索意図を重視した検索結果が表示されるようになりました。

    例えば、バレーボール開催中に「昨日 バレボール」と検索した場合、「昨日のバレーボールの試合結果が知りたい」という意図を検索エンジンが読み取って、最上位に表示します。

    効果2:ユーザーにとって有益なコンテンツが増える

    各WEBサイトがセマンティック検索への対策(SEO対策)を行うことで、それぞれのコンテンツが充実し、ユーザーファーストのサイト運営が実現します。

    セマンティック検索導入の3つのステップ

    ステップ1:2013年「ハミングバードアップデート」導入

    会話調での検索キーワードや、検索エンジンが読み取りづらい意図などをキーワードの文脈によって理解する検索アルゴリズムの技術です。

    このアップデートにより、会話調のキーワードでも検索結果を提示できるようになり、曖昧な検索にも対応できるようになりました。

    例えば、「父の日は何したらいい」と会話調で検索すると、お父さんが理想と思う父の日の過ごし方が書かれた記事が上位に表示されます。

    ステップ2:2015年「RankBrain」導入

    検索キーワードとコンテンツの関連性を判断するために作られた人工知能(AI)ベースの検索アルゴリズムです。概念と単語の関係性を理解できます。

    例えば、「日本の大統領」と検索すると、AIが自動的に「大統領」ではなく日本の「首相」が誰かを知りたいと判断して、検索結果を表示します。

    ステップ3:2019年「BERT」アップデート

    人工知能(AI)をベースにした自然言語処理の検索アルゴリズムです。キーワードの微妙なニュアンスの違いや文脈によって判断する技術を格段にアップさせました。

    例えば、「2019 brazil traveler to usa need a visa」という検索で、BERT導入前はブラジルに旅行するアメリカ人向けの情報が表示されていましたが、導入後はブラジルから米国に旅行する人に向けた正しい情報が表示されるようになりました。

    セマンティック検索の4つの表示形式

    表示形式1:アンサーボックス

    検索キーワードに対する答えを検索結果の上部に表示する形式です。

    検索結果に並んだWebページとは別に、検索結果の上部に枠が設けられ、ユーザーの質問(クエリ)に対する答えを表示する機能です。ユーザーが検索キーワードに対する答えを素早く見つけることができます。

    表示形式2:ナレッジグラフ

    特定の人物・場所・物事などを検索したときに表示される詳細情報です。

    Googleが検索キーワードからユーザーの得たい情報を推測し、検索キーワードに関連する情報をまとめて表示する機能です。PCでは画面右側に、スマートフォンでは検索結果の上部に表示されます。

    キーワードによって表示される情報が異なります。人物ならプロフィール、場所なら住所や地図などが表示されます。

    表示形式3:リッチスニペット

    通常の検索結果よりも視覚的、操作的な機能が追加された検索結果です。

    検索結果に表示されるメタ情報(タイトル、URL、ディスクリプション)に、画像やレビュー評価などの詳細情報が追加された表示形式です。

    リッチスニペットの種類には以下があります。

    • 画像:ページのトピックとなる画像が表示される
    • レビュー・価格:評価やレビュー数、商品価格が表示される
    • イベント情報:日時やイベント名、場所などが表示される

    リッチスニペットを適切に使うことで、検索結果上でユーザーにクリックしてもらいやすくなります。

    表示形式4:類義語の強調

    検索キーワードと似た意味の単語が太字で表示される形式です。

    キーワードからユーザーの検索意図を分析し、類似性が高い単語も含めて検索、それが提示されます。

    例えば、「東京 飲み屋」で検索した際、「飲み屋」と似ている「居酒屋」も太字で表示されます。

    セマンティック検索がSEOに及ぼす影響

    セマンティック検索の導入で、検索キーワードだけを重視したSEOが通用しなくなりつつあります。

    通用しなくなった手法

    同義語・類義語を狙う施策
    「コンピュータ」の代わりに「パソコン」「PC」を使う手法は、検索エンジンが関連するキーワードも含めて順位付けを行うため通用しなくなりました。

    キーワードを記事内に散りばめる方法
    検索エンジンはユーザーの意図とマッチしたコンテンツを探し出して検索上位に表示するため、キーワードを散りばめるだけでは意味がなくなりました。

    現在の重要ポイント

    Webページの内容そのものが検索順位に影響を与える時代になり、キーワードへのこだわりよりも、ユーザーの意図に応える「質の高いコンテンツ」を用意することが何より重要になっています。

    セマンティック検索に対応する2つのSEO対策

    対策1:キーワードに固執し過ぎず「ニーズ」を意識したコンテンツを作成する

    セマンティック検索では、キーワードを散りばめて検索順位を上げるといった小手先のテクニックは通用しません。ユーザーの意図に応えた内容であるかどうかを、検索エンジンが判断できるようになったからです。

    例えば、「猫 ご飯食べない おやつは食べる」という検索キーワードでは、検索エンジンは「猫の健康が心配」「病気なのかどうか知りたい」といった検索意図を判断します。「おやつ」というキーワードに固執せず、食欲不振の理由や対応策、症状から考えられる猫の病気といったニーズに応えるコンテンツを評価します。

    ユーザーの検索意図を理解し、ニーズを満たし、悩みを解決できるコンテンツを作ることが何より重要です。

    対策2:構造化データマークアップを適切に行う

    構造化データマークアップを適切に行うことで、ナレッジグラフやリッチスニペットでコンテンツの正確な情報を提供することができます。

    構造化データとは、HTML上で作成されたコンテンツがGoogleの検索エンジンに理解しやすい形になるように文章構成を加工することです。

    構造化データマークアップは、構造化データを使ってコンピュータに文章構成の指示を出していくことで、検索エンジンの作業を簡略化させる効果があります。

    例えば、「Kデパートは関西にある」「関西にKデパートがある」「Kデパートの拠点は関西だ」などの様々な言い方について、人間は同一の情報として捉えられますが、検索エンジンは文字列としか認識しないので同じものだと理解できません。構造化データマークアップを施すことで、全てが同じ意味を表していることが理解できるようになります。

    構造化データマークアップによって、すぐにSEO効果は出ないかもしれませんが、長期的にみると検索順位向上が期待できます。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. セマンティック検索でキーワード対策は不要になった?

    A. 不要ではありませんが、キーワードを散りばめるだけの対策は通用しなくなりました。キーワードの背後にあるユーザーの検索意図を理解し、それに応えるコンテンツを作ることが重要です。

    Q. 構造化データマークアップは必須?

    A. 必須ではありませんが、リッチスニペットやナレッジグラフに表示される可能性が高まるため、設定することをおすすめします。長期的なSEO効果が期待できます。

    Q. セマンティック検索はいつから始まった?

    A. 2013年のハミングバードアップデートが最初の大きなステップです。その後、2015年のRankBrain、2019年のBERTアップデートで技術が進化してきました。

    Q. 小規模サイトでもセマンティック検索対策は必要?

    A. はい、サイト規模に関係なく必要です。ユーザーの検索意図に応えるコンテンツを作ることは、すべてのサイトにとって重要なSEO対策です。

    まとめ:検索意図に応えるコンテンツを作ろう

    この記事では、セマンティック検索の定義からSEO対策まで解説しました。

    重要ポイント:

    • セマンティック検索はユーザーの検索意図を読み取る技術
    • ハミングバード、RankBrain、BERTと段階的に進化
    • キーワードだけを重視したSEOは通用しなくなった
    • ユーザーの意図に応える質の高いコンテンツが重要
    • 構造化データマークアップで検索エンジンの理解を助ける

    4つの表示形式:

    1. アンサーボックス:検索結果上部に答えを表示
    2. ナレッジグラフ:詳細情報をまとめて表示
    3. リッチスニペット:画像やレビューなど追加情報を表示
    4. 類義語の強調:関連キーワードを太字で表示

    次のステップ:

    • コンテンツ作成時にユーザーの検索意図を深く考える
    • キーワードに固執せずニーズに応える内容を作る
    • 構造化データマークアップの導入を検討する
    • 小手先のテクニックではなく質の高いコンテンツを追求する

    セマンティック検索の時代において重要なのは、キーワードへのこだわりではなく、ユーザーが本当に求めている情報を提供することです。検索意図を理解し、ニーズを満たすコンテンツ作りを心がけましょう。

  • 【SEO】構造化データとは?できることと実装方法を徹底解説

    【SEO】構造化データとは?できることと実装方法を徹底解説

    「構造化データって何?」
    「SEOに効果はあるの?」
    「実装方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、構造化データとは検索エンジンが理解しやすいようにページに関する情報を定義するデータ形式のことです。構造化データを実装することで、リッチリザルト表示が可能になり、検索結果でのクリック率向上が期待できます。検索順位に直接影響を与えるものではありませんが、ユーザーの利便性向上に効果的です。

    この記事では、構造化データの定義からできること、実装方法、確認方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • 構造化データとは何か
    • 構造化データができる2つのこと
    • 注意点とガイドライン
    • 構造化データに必要な2つの要素
    • マークアップする2つの方法
    • 実装の確認方法

    構造化データとは?

    構造化データとは、検索エンジンが理解しやすいようにページに関する情報を定義するデータ形式のことです。

    HTMLは文書構造や段落などを指示できても、言葉の意味は指示できません。構造化データを使うと、Webページの理解をサポートできます。

    例えば、HTMLだけでは「100」が重量なのか価格なのか分かりませんが、構造化データを実装すると価格と100が紐づけでき、検索エンジンは100が価格を示していると理解できます。

    セマンティックウェブとの関係

    セマンティックウェブとは、W3Cが提唱しているWeb構想です。機械処理ができるメタデータなどをHTMLに付与して、語彙の意味や分類、定義を行います。

    構造化データはセマンティックウェブの実装例であり、HTMLにマークアップを行い検索エンジンの理解をサポートします。Googleも構造化データの使用を推奨しています。

    構造化データができる2つのこと

    できること1:リッチリザルト表示ができる

    リッチリザルトとは、通常の検索結果に比べて視覚的に見やすく表示できる拡張機能です。

    視認性が高く検索結果画面で目を引くため、通常表示のサイトよりもクリックされやすくなります。Milestone Researchの調査結果によると、リッチリザルト表示された1ページ目のクリック率は平均58%(非表示では約41%)とされています。

    代表的なリッチリザルトの種類:

    • FAQ:複数の質問が検索結果に表示される。クリック率が最も高い
    • パンくずリスト:ページの階層を可視化。どの階層のページにアクセスできるか一目で分かる
    • 評価や価格の表示:商品やサービスの評価、価格を検索結果に表示
    • How to:使い方や手順を見やすく表示。テキストのみ、テキスト+画像、テキスト+動画の3パターン
    • イベント:直近のイベントを3列縦に並べて掲載

    ただし、構造化データの実装=リッチリザルト表示ではありません。様々な要因が検索結果表示に影響を及ぼすため、必ずリッチリザルト表示できるとは限りません。

    できること2:検索エンジンにコンテンツ内容を理解してもらいやすくなる

    構造化データを用いて語彙の意味や定義を行うことで、何のコンテンツなのか分かりやすくなります。

    例えば、「コップ」という語彙があった場合、構造化データを使い「カフェ」であることを示すと、「コップ」というカフェがあることを検索エンジンが理解できます。

    また、構造化データはHTMLに埋め込まれるためクローラーが理解しやすく、検索結果への反映の短縮やコンテンツのクロールにかかる時間の短縮も見込めます。

    構造化データの注意点

    注意点1:Google未サポートの構造化データを使用しても意味がない

    検索エンジンによりさまざまなマークアップ方法を導入していますが、Googleが対応している方法は全体の一部に過ぎません。Googleがサポートしていない方法で実装しても、リッチリザルト表示を始め検索に役立つことはありません。

    注意点2:Googleが提示しているガイドラインを守る必要がある

    ガイドラインを守っていないとリッチリザルト表示ができなくなります。

    リッチリザルト表示ができなくなる主なケースは以下の通りです。

    • 構造化データの内容が誤解を与えている、または適切ではないと判断した場合
    • ユーザーに表示されない情報に関する構造化データを実装している
    • 構造化データを保持するために空白のページを作る
    • Googleの品質に関するガイドラインに違反している

    構造化データは順位に直接影響を与えない

    構造化データは、実装することで検索順位に直接影響を与えるものではありません。GoogleのJohn Mueller氏も同様の発言をしています。

    ただし、ユーザーの利便性が向上することでアクセス数を増加させる効果は十分に期待できます。FAQをリッチリザルト表示するとクリック率が87%も向上するというデータもあります。

    構造化データの目的:

    • リッチリザルト表示でユーザーの利便性を向上させてアクセス数を増加させる
    • 検索エンジンにコンテンツを適切に理解してもらう

    構造化データのメリットを最大限に活かせるケース

    ケース1:すでに基本的な競争力を身につけている

    構造化データを実装したからといって、必ずリッチリザルト表示されるとは限りません。サイト自体がユーザーにとって最適だと判断されなければ、リッチリザルト表示されない可能性が高いです。

    すでに検索結果で15位以上を獲得できている場合は、短期間で恩恵を受けやすいです。

    ケース2:構造化データの実装を継続できる仕組みが整っている

    コンテンツが増える場合には、その都度適切なカテゴリーの構造化データを実装する必要があります。チームや委託先で構造化データの実装ができる環境が整っていると有効活用できます。

    構造化データに必要な2つの要素

    要素1:ボキャブラリ

    構造化データを定義する規格のことです。代表的なものが「Schema.org」で、Yahoo!やMicrosoft、Googleなどで共同運営されています。

    Schema.orgの語彙の例は以下の通りです。

    • 人名:name
    • 画像:image
    • 調理時間:cookTime

    要素2:シンタックス

    構造化データをHTMLに記述するときの文法です。

    • JSON-LD(Google推奨):JavaScriptの記述方法を採用。HTMLのどのページにも記述でき、既存のコードの書き換えが不要
    • microdata:HTML5の一部として作成された表記
    • RDFa:HTML5の拡張機能

    構造化データをマークアップする2つの方法

    方法1:HTMLを使いマークアップする

    ボキャブラリを定義し、JSON-LDなどを用いてHTMLに構造化データをマークアップします。

    コードミスやボキャブラリの定義ミスがあると検索エンジンが正しく認識できない可能性があるので注意が必要です。

    方法2:Googleの構造化データマークアップ支援ツールを使う

    Googleが提供しているツールを使い、ノーコードでシンタックスを作成できます。

    1. 構造化データマークアップ支援ツールにアクセス
    2. 構造化データを実装したいページのURLとカテゴリーを入力
    3. 「タグ付けを開始」をクリック
    4. テキストをマウスで選択し、定義する語彙と紐づける
    5. 「HTMLを作成」をクリック
    6. 自動生成されたシンタックスをコピーして該当箇所に貼り付け

    決められたカテゴリーでしか作成ができず、細かな指示はできない点に注意しましょう。

    構造化データが実装できているか確認する方法

    確認方法1:リッチリザルトテスト

    Googleが提供している無料の診断ツールです。

    構造化データの実装を確認したいURLを入力し、「URLをテスト」をクリックします。

    結果の見方:

    • 「アイテムが検出されませんでした」→ 構造化データが実装できていない
    • 「有効なアイテムを検出しました」→ 構造化データが実装できている

    コードの検証も可能です。URLを入力する部分に構造化データのコードを入力して確認できます。

    確認方法2:Google Search Consoleで確認

    クローラーが構造化データを読み取れたか確認でき、エラーがある場合にはエラーの詳細を把握できます。

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. メニュー内の「拡張」をクリック
    3. 「解析不能な構造化データ」を選択
    4. エラーがなければ、構造化データが問題なく実装されている

    警告が出ているとリッチリザルト表示ができないわけではありませんが、ユーザーの利便性が低下する可能性があるのでできるだけ早く修正しましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 構造化データはSEOに効果がある?

    A. 検索順位に直接影響を与えるものではありませんが、リッチリザルト表示によるクリック率向上や、検索エンジンのコンテンツ理解促進に効果があります。FAQのリッチリザルト表示ではクリック率が87%向上したデータもあります。

    Q. 構造化データを実装すれば必ずリッチリザルト表示される?

    A. いいえ、必ず表示されるわけではありません。サイト自体がユーザーにとって最適だとGoogleに判断される必要があります。検索結果で15位以上を獲得できているサイトは恩恵を受けやすいです。

    Q. どのシンタックスを使うべき?

    A. JSON-LDがGoogle推奨です。HTMLのどのページにも記述でき、既存のコードの書き換えが不要というメリットがあります。

    Q. 構造化データの実装は難しい?

    A. Googleの構造化データマークアップ支援ツールを使えば、ノーコードでシンタックスを作成できます。ただし、細かな指示が必要な場合はHTMLでの直接マークアップが必要です。

    まとめ:構造化データでリッチリザルト表示を狙おう

    この記事では、構造化データの定義から実装方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • 構造化データは検索エンジンの理解をサポートするデータ形式
    • リッチリザルト表示でクリック率向上が期待できる
    • 検索順位に直接影響を与えるものではない
    • Googleがサポートしている方法で実装する必要がある
    • ガイドライン違反はリッチリザルト表示ができなくなる

    構造化データに必要な2つの要素:

    1. ボキャブラリ:Schema.orgなどの定義規格
    2. シンタックス:JSON-LD(Google推奨)などの記述文法

    次のステップ:

    • サイトの現状の検索順位を確認する(15位以上なら効果を得やすい)
    • 構造化データマークアップ支援ツールで実装を試す
    • リッチリザルトテストで実装を確認する
    • Search Consoleでエラーがないか定期的にチェックする

    構造化データはSEOの直接的な効果よりも、ユーザーの利便性向上が主な目的です。サイトの基本的な競争力を身につけた上で、効果的に活用しましょう。

  • 【SEO】内部リンクとは?SEOでの重要性と効果的な張り方を解説

    【SEO】内部リンクとは?SEOでの重要性と効果的な張り方を解説

    「内部リンクって何?」
    「SEOに効果はあるの?」
    「効果的な張り方を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、内部リンクとは同じサイト内のページとページをつなぐリンクのことです。適切に設置することでクローラーの回遊を助け、ユーザー体験を向上させ、Googleにサイト構造を理解させる効果があります。SEOにおいて非常に重要な要素で、関連性の高いページにリンクを張ることが大原則です。

    この記事では、内部リンクの定義から4つのメリット、効果的な張り方5つ、応用編まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • 内部リンクとは何か
    • 内部リンクを設置する4つのメリット
    • SEOに効果的な内部リンクの張り方5つ
    • サイト全体で効果的な内部リンクを設置する工夫5つ
    • 内部リンクについての3つの注意点

    内部リンクとは?

    内部リンクとは、同じサイト内のページとページをつなぐリンクのことです。別の参考記事に遷移させたり、問い合わせページに送客したりする場合などに使われます。

    「自サイト内」とは一般的には「同ドメイン内」を意味します。ただし、複数ドメインで1つのサイトを構築している場合など、実体に照らしたときドメインによる定義と矛盾する場合には実体が優先されます。

    対義語は「外部リンク(external link)」で、自サイトから別のサイトに向けたリンクのことです。

    内部リンクの種類

    コンテクスチュアルリンク(文脈上のリンク)
    コンテンツの文脈に沿って設置されているリンクです。

    ナビゲーションリンク
    ユーザーが別ページへ遷移するための案内です。グローバルナビゲーション、パンくずリスト、サイドバー、フッターなどがあります。

    発リンクと被リンクの違い

    • 発リンク:ページから発したリンク
    • 被リンク:他ページから受けているリンク

    被リンクと内部リンク、発リンクと外部リンクは別の概念なので混同しないように注意しましょう。

    内部リンクを設置する4つのメリット

    メリット1:クローラーが回遊しやすくなる

    Googleはクローラーを使ってWebページのデータを収集しています。内部リンクの設置はクローラーの通り道を作ることであり、クローラーのデータ収集を手助けできます。

    クローラーを手助けすることで、インデックスへのすばやい登録や更新がなされます。インデックスに登録されて初めて検索結果に表示可能となります。

    メリット2:ユーザーもサイトを回遊しやすくなる

    内部リンクを適切に設置することでUX(ユーザー体験)が向上し、クローラーだけでなくユーザーも回遊しやすくなります。

    WebサイトのUXを測る重要な指標は「滞在時間」と「直帰率」です。Wikipediaは内部リンクによってすばらしいUXを生み出している好例です。

    メリット3:Googleがサイトの構造を理解しやすくなる

    Googleは「どのページからどのページへ内部リンクがされているか」を見てサイトを理解しています。

    Googleのジョン・ミュラーは「あるページがサイト内で下層にあるのか上層にあるのか、URLのスラッシュの数だけではわからない。トップページやメインページから、どれだけ早くそのページに到達できるかが重要だ」と発言しています。

    つまり、ディレクトリの階層より内部リンクを重視しているということです。トップページから内部リンクが設置されていれば、ディレクトリ構造にかかわらず「上層」と判断されます。

    メリット4:Googleがページ同士の関連性を理解しやすくなる

    内部リンクで結ばれたページ同士は、「同じカテゴリのトピックについて話していて関係がある」とGoogleが解釈します。

    内部リンクによってサイトに関する情報をGoogleへ的確に伝えられれば、ニーズに合うユーザーの検索結果に表示されやすくなります。

    適切な内部リンク設置はSEOに良い影響を与える

    適切な内部リンク設置がSEOに良い影響を与える理由は以下の通りです。

    • クローラーを助けると早くインデックスに登録されるため、新着コンテンツにおいてSEOで有利な状態を作れる
    • Googleがサイトの構造やページ同士の関連性を理解しやすくなり、ニーズに合うユーザーの検索結果に表示されやすくなる
    • 滞在時間が長くなり直帰率が下がることで、サイト全体のSEOに良い影響を与える

    悪い内部リンクは逆効果

    以下のような内部リンクは、Googleにとってもユーザーにとっても役に立たない「悪いリンク」です。

    • メインコンテンツと関連性が低いページへのリンク
    • リンクである(クリックできる)ことが伝わらないデザインのリンク
    • 1ページ内に何度も出てくる同ページへのリンク
    • 切れているリンク
    • ユーザーの気持ちとは関係がないリンク(商品・サービスのLPへの唐突な誘導など)

    Googleは関連性が高いページに張られたリンクを「良いリンク」と見なしています。

    SEOに効果的な内部リンクの張り方5つ

    張り方1:【大原則】関連性が高いページにリンクさせる

    関連性が高いページにリンクさせることで、Googleに「リンク元のページと、リンク先のページは関連性が高いページですよ」と教えることができます。

    「ユーザーのためになる関連したページ」にリンクを張るのが基本です。リンク先のページが「良質であること」は絶対条件です。

    張り方2:URLではなくリンクテキスト(文字列)を設置する

    文字列に設定したリンクは「リンクテキスト」「アンカーテキスト」と呼ばれます。

    悪い例:セミナー詳細:http://www.sample.jp/seminor/
    良い例:セミナー詳細:バズ部が11年間で積み上げてきたCVアップのポイント公開

    張り方3:リンク先の内容が分かる文字列を設定する

    「こちらのページ」ではなく「SEO対策ノウハウ50選」のように、リンクをクリックした後の内容を想像しやすい文字列を設定しましょう。

    意識すべきことは以下の通りです。

    • 同じアンカーテキストを使いまわさない(「こちらのページ」「詳しくはこちら」など)
    • リンク先の内容が明確にわかるアンカーテキストにする
    • プラグインによる自動リンク挿入は基本的に使わない

    Zyppyの調査によると、アンカーテキストのバリエーションが多いほど、検索トラフィックが増えるという結果が出ています。

    張り方4:画像にリンクを張る場合にはalt属性を設定する

    画像に内部リンクを指定する際は、必ず「alt属性」を設定しましょう。

    悪い例ではalt属性が空になっていますが、良い例では「バズ部式マーケティング広告費を1/10にして売上を倍増させる全手法」のようにリンク先の内容がわかるalt属性を設定しています。

    張り方5:クリックされていない内部リンクは削除する

    「ユーザーのためになっていない内部リンク=クリックされていない内部リンク」が無いかチェックして、見つかったら削除しましょう。

    あるWebサイトでは、メインコンテンツの内部リンクのうち、クリック数の少ないリンクを機械的に削除しただけで、直帰率などに改善が見られました。

    内部リンクのクリックは、タグマネージャーとGoogle Analyticsを組み合わせることで測定できます。

    【応用編】サイト全体で効果的な内部リンクを設置する工夫5つ

    工夫1:トピッククラスターでコンテンツを作る

    トピッククラスターとは、HubSpotのマシュー・バービーが提唱したコンテンツ設計手法です。

    • コアトピック:幅広い情報を網羅し、多くのユーザーに対してキャッチ力があり、高い成約率がある記事
    • サブトピック:コアトピック分野のトピックを深掘りし、ニッチなニーズに応える記事

    トピッククラスターの魅力は、「サイトが深い情報を持っていることを検索エンジンに知らせながら、秩序ある内部リンクで、コンバージョンの柱となるページを検索上位に押し上げられる」という点です。

    工夫2:重要度の高いページにリンクを集める

    内部リンクが集まっているページには自然とアクセスが集まります。クローラーも「このページはサイトにとって重要度が高いページなのだな」と理解できます。

    コンバージョンに繋がりやすい記事など、重要度の高いページには優先的に内部リンクを集めましょう。

    工夫3:ナビゲーションから重要なページにリンクを張る

    ナビゲーション(グローバルメニュー、フッターメニュー、サイドカラムなど共通メニュー)から直接内部リンクできる状態にすることで、多くのアクセスを集められます。

    工夫4:パンくずリストを設置する

    パンくずリストを全てのコンテンツに適切に設置するだけで、記事から上位カテゴリに内部リンクが張られ、検索エンジンにサイトの構造を理解してもらいやすくなります。

    工夫5:HTMLサイトマップを活用する

    HTMLサイトマップとは、サイトの来訪者に見せるサイト全体の地図のようなものです。重要なカテゴリやページへの内部リンクをまとめて張っておけます。

    内部リンクについての3つの注意点

    注意点1:リンクジュースのことは忘れる

    リンクジュースとは「リンク元ページからリンク先ページへ、検索エンジンの評価が渡される」という概念です。

    しかし、Googleのジョン・ミュラーは2020年に「リンクジュースの知識はすべて忘れることだ。すべてが時代遅れ、間違っている、誤解を招く可能性が非常に高い。そうではなく、あなたのWebサイトのユーザーたちにとって、よくワークするサイトを構築してほしい」と発言しています。

    注意点2:ユーザーのために内部リンクを設置する

    リンクジュースを渡すことを目的にではなく、「ユーザーのためになる、ユーザーにとって必要な、ユーザーに役立つ内部リンク」ということだけを考えましょう。

    どんな内部リンクがユーザーのためになるかを知るには、ユーザー理解から始める必要があります。

    注意点3:ナビゲーションは自分で改造しない

    ナビゲーションで重要なのは「ユーザーがここにあるだろうと思うところに案内がある」ことです。他サイトと共通する見慣れた様式であることに意味があります。

    SEOに精通した作者が作ったWordPressテーマを利用するのが最善です。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 内部リンクはSEOに効果がある?

    A. はい、適切な内部リンク設置はSEOに良い影響を与えます。クローラーの回遊を助け、インデックス登録を早め、Googleにサイト構造を理解させる効果があります。

    Q. 内部リンクは多いほど良い?

    A. 量より質が重要です。関連性が高く、ユーザーのためになるリンクを設置することが大原則です。クリックされていない内部リンクは削除しましょう。

    Q. リンクジュースを意識すべき?

    A. Googleのジョン・ミュラーは「リンクジュースの知識はすべて忘れること」と発言しています。ユーザーのためになる内部リンクを設置することに集中しましょう。

    Q. 内部リンクのクリック数は測定できる?

    A. はい、タグマネージャーとGoogle Analyticsを組み合わせることで測定できます。クリック数の少ないリンクを削除することで直帰率の改善も期待できます。

    まとめ:ユーザーのための内部リンクを設置しよう

    この記事では、内部リンクの定義から効果的な張り方まで解説しました。

    重要ポイント:

    • 内部リンクは同じサイト内のページをつなぐリンク
    • クローラーの回遊を助け、インデックス登録を早める
    • ユーザー体験を向上させ、滞在時間と直帰率を改善
    • Googleにサイト構造とページの関連性を理解させる
    • 関連性が高いページにリンクを張ることが大原則

    SEOに効果的な内部リンクの張り方5つ:

    1. 関連性が高いページにリンクさせる
    2. URLではなくリンクテキストを設置する
    3. リンク先の内容が分かる文字列を設定する
    4. 画像にリンクを張る場合にはalt属性を設定する
    5. クリックされていない内部リンクは削除する

    次のステップ:

    • サイト内の関連性の高いページを洗い出す
    • アンカーテキストを具体的な内容に変更する
    • クリックされていない内部リンクを調査して削除する
    • トピッククラスターを意識したコンテンツ設計を行う

    内部リンクはリンクジュースのためではなく、ユーザーのために設置するものです。ユーザー理解を深め、本当に役立つ内部リンクを設置していきましょう。

  • 【SEO】ページランクとは?今でも意識すべき理由と確認方法を解説

    【SEO】ページランクとは?今でも意識すべき理由と確認方法を解説

    「ページランクって何?」
    「2016年に廃止されたんじゃないの?」
    「今でも意識する必要がある?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、ページランクとはGoogle検索エンジン独自の評価指標の一つで、被リンクの数と質でページを評価する仕組みです。2016年に廃止されたのは「ツールバーページランク」であり、Google内部でのページランクの使用は現在も継続しています。被リンクは検索順位に影響を与えるため、今でも意識すべき重要な指標です。

    この記事では、ページランクの定義から仕組み、確認方法、評価を上げる方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • ページランクとは何か
    • 2016年に廃止されたのは何か
    • ページランクの仕組み
    • 検索順位への影響
    • ページランクを確認する方法
    • 評価を上げる3つの方法

    ページランクとは?

    ページランク(PageRank)とは、Google検索エンジン独自の評価指標の一つです。「ページ間のリンクを投票と解釈し、どのサイトが最高の情報源として投票されているか分析をする」というGoogleの考え方を基に、被リンクの数と被リンクの質でページ評価をします。

    簡単に言うと、被リンクの数が多く被リンクの質が高いサイトは良いサイトと判断され、逆に被リンクの数が少なく質が低いサイトは評価の低いサイトだと判断されます。

    この考え方は学術論文を参考にしています。学術論文では参考文献が多ければ多いほど、信頼のおける論文だと考えられます。同様にサイトでも、被リンクが多ければ多いほど信頼があり評価に値すると捉えています。

    ページランクには2種類ある

    • Google内部のページランク:Googleの内部で更新されているページランク。リアルタイムで更新されており一般ユーザーや管理者が見ることはできない
    • ツールバーページランク(TBPR):Google内部で更新されるページランクを「0〜10」の11段階でランク付けをしたもの(リアルタイム更新ではない)※2016年で廃止

    2016年で廃止となったのはツールバーページランク

    「Googleのページランクは2016年で廃止された」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、廃止となったのは「ツールバーページランク」に限定された話です。

    当時はページランクのみが視覚的に把握できる要素だったため非常に重要視されていました。その結果、被リンクの売買やスパムリンクの発生を招くようになり、Googleのアルゴリズムにも悪影響を及ぼしたため廃止されました。

    Google内部でのページランクの使用は継続されている

    現在も、Google内部のページランクの使用は継続していると考えられています。

    理由1:Google社員Gary Illyes氏の発言
    2016年以降の会議で「ページランクツールバーが存在していないだけで、ページランク自体は依然としてアルゴリズムの一部である」と発言しています。

    理由2:Googleが掲げる10の真実に記載がある
    Googleが掲げる10の真実では「Googleでは、200以上の要素と、PageRank™アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています」と記載されています。

    ページランクの仕組み

    仕組み1:被リンクの獲得数が多ければ多いほど評価される

    ページランクはウェブ上のリンクを票と見なします。最初の段階では票の数は平等とされており、被リンクを獲得することでどんどん票が増えていきます。

    飲食店に例えると、「おいしい」「いい経験ができた」など評価された飲食店に票が集まり、その結果飲食店の価値が高まります。同様に、被リンクという票が集まれば集まるほど人気や価値があると判断されてランクアップにつながります。

    仕組み2:リンク元の質が問われる

    ページランクは、リンク元の状態(質)によって票の価値が変わります。

    リンク元の被リンク数
    リンク元の被リンク数が多いと、人気が高いページからリンクを獲得したとみなされます。被リンクが5つのサイトよりも、被リンクが10のサイトからリンクをもらったほうが1票の価値が高くなります。

    関連性の高いページやサイト
    関連性の高いページからのリンクを重視する傾向があります。関連性のない被リンクはユーザーの利便性を低下させるため、評価も低いです。

    有名なサイトや上位表示サイト
    Yahoo!ニュースやGoogleニュースなど有名なサイトからの被リンクや、特定のキーワードで上位表示を得ているサイトからの被リンクは、票の価値が高くなる可能性があります。

    仕組み3:過剰な被リンクや被リンク販売はページランクの低下を招く

    被リンクの質や量を増やすために過剰な被リンクや被リンク売買をすると、ページランクの向上どころか評価の低下につながる可能性があります。

    Google検索セントラルでは「Googleでは、過度のリンク交換や購入したリンクでのPageRankの転送など、検索エンジンの結果の操作を目的としたリンクについては評価を下げるように努めています」と記載されています。

    評価が下がる行為:

    • 短期間での過度な被リンク設置
    • 被リンクの購入
    • Googleの品質に関するガイドライン違反

    ページランクは検索順位に影響を及ぼす

    Googleが公表している「10の真実」の中にページランクは含まれており、少なからず検索結果表示に影響を与えています。

    アメリカのSEO会社Backlinkoが2020年に1180万件のGoogle検索結果を分析したところ、Googleで1位表示となるサイトは2位〜10位表示のサイトよりも平均3.8倍も多い被リンクをもらっていたという結果が出ています。

    ただし、Googleの検索順位を決めるアルゴリズムには200を超える要素が関連しており、ページランクはそのうちの1つの指標です。ページランクのみに集中し被リンク獲得にこだわるだけではサイトの価値を高めることはできないため、バランスの取れたSEO対策が必要です。

    ページランクを確認する方法

    現在Googleではページランクを公表していませんが、外部ツールを使えばページランクの目安が把握できます。

    外部ツールで把握できるのはあくまでもページランクの目安で、Googleのページランクそのものではない点に注意してください。

    確認方法1:Moz(モズ)

    アメリカのSEO会社が提供している分析ツールです。

    1. Mozの公式サイトを開き、ページランクを把握したいURLを入力(事前に無料の会員登録が必要)
    2. 分析結果が表示されるため「ドメインオーソリティ」を確認(これがページランクの目安となる)

    確認方法2:Ahrefs(エイチレフス)

    SEO分析や競合分析ができる有料ツールです。

    1. Ahrefsの公式サイトにアクセスしログイン(プラン契約が必要)
    2. ダッシュボード画面にページランクを確認したいサイトのURLを入力
    3. 検索結果が表示されるため、「UR(URL Rating:URL別評価)」と「DR(Domain Rating:ドメインの評価)」を確認

    URとDRはどちらも被リンクの質や量を評価するAhrefs独自の指標です。数値が高ければ高いほど、ページランクとドメインの評価が高いと考えられます。

    ページランクの評価を上げる3つの方法

    方法1:スパムリンクを削除する

    まずは現在の被リンクの状況を確認するところから始めましょう。被リンクの状況は、Google Search Consoleを使い確認できます。

    1. 被リンクの確認がしたいURLを使いGoogle Search Consoleにログイン
    2. メニュー欄にある「リンク」をクリック
    3. 画面に内部リンクと外部リンクが表示されるので、外部リンクの詳細をクリック
    4. 被リンクページの一覧が表示されるため、被リンクの確認をしたいページをクリック
    5. リンク元のURLが表示される

    万が一、質の低いサイトやGoogleのガイドラインに反するサイトから被リンクをもらっていた場合は、否認テキストファイルを送信で被リンクを拒否することも可能です。

    方法2:良質なコンテンツを作成する

    ページランクを向上させるには、何よりもユーザーにとって有益な質の高いコンテンツを作成することが必要です。

    そもそも質の低いコンテンツには被リンクが設置しにくいです。「リンクを設置したい」と感じるコンテンツがなければ、被リンクを集めることや質の高いサイトから被リンクをもらうことが難しくなります。

    無意味な被リンク設置をしない:

    • サイドバーやフッターにリンクを並べる
    • リンク前後に文字がない
    • 同じドメインからの被リンクばかりを使う

    これらは評価が低いです。メインコンテンツ中に文脈に沿って、関連性のある被リンクを使うことで質の高い被リンクとして評価されます。

    方法3:被リンクをもらいやすいコンテンツを作成する

    コンテンツ内の被リンクが少ない場合、敢えて被リンクが増やせるコンテンツを作成するのも一つの方法です。

    被リンクをもらいやすいコンテンツ:

    • 事例紹介や商品紹介(商品や事例元となる会社から被リンクを獲得できる可能性)
    • インタビューコンテンツ(インタビュー元の会社から被リンクを獲得できる)
    • 監修者のいるコンテンツ(監修者から被リンクを獲得できる)
    • 独自の研究やアンケート結果を扱うコンテンツ(一次情報とみなされて多くの被リンクを獲得できる可能性)

    よくある質問(FAQ)

    Q. ページランクは廃止されたのでは?

    A. 2016年に廃止されたのは「ツールバーページランク」であり、Google内部でのページランクは現在も使用されています。Gary Illyes氏も「ページランク自体は依然としてアルゴリズムの一部である」と発言しています。

    Q. ページランクは検索順位に影響する?

    A. はい、影響します。Backlinkoの調査では、1位表示のサイトは2位〜10位のサイトより平均3.8倍も多い被リンクを獲得していました。ただし、200以上ある要素の1つなので、バランスの取れたSEO対策が必要です。

    Q. ページランクを確認する方法は?

    A. Googleは公表していませんが、MozのドメインオーソリティやAhrefsのUR・DRで目安を確認できます。ただし、これらはGoogleのページランクそのものではありません。

    Q. 被リンクを購入しても良い?

    A. いいえ、被リンクの購入はGoogleのガイドライン違反です。評価が下がる可能性があるので、良質なコンテンツで自然に被リンクを獲得しましょう。

    まとめ:ページランクは今でも重要な指標

    この記事では、ページランクの定義から評価を上げる方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • ページランクは被リンクの数と質でページを評価する指標
    • 2016年に廃止されたのはツールバーページランクのみ
    • Google内部でのページランクは現在も使用されている
    • 1位表示サイトは平均3.8倍も多い被リンクを獲得している
    • 過剰な被リンクや購入は評価低下につながる

    ページランクの評価を上げる3つの方法:

    1. スパムリンクを削除する
    2. 良質なコンテンツを作成する
    3. 被リンクをもらいやすいコンテンツを作成する

    次のステップ:

    • Google Search Consoleで現在の被リンク状況を確認する
    • 質の低い被リンクがあれば否認テキストファイルで拒否する
    • MozやAhrefsでページランクの目安を確認する
    • 被リンクをもらいやすいコンテンツを企画する

    ページランクは200以上あるランキング要素の1つですが、被リンクの重要性は現在も変わりません。良質なコンテンツで自然に被リンクを獲得し、バランスの取れたSEO対策を行いましょう。

  • 【SEO】リンクジュースとは?現代SEOでの位置づけと被リンク戦略

    【SEO】リンクジュースとは?現代SEOでの位置づけと被リンク戦略

    「リンクジュースって何?」
    「今でも有効なSEO手法なの?」
    「被リンク戦略にどう活かせばいい?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、リンクジュースとはリンク元ページからリンク先ページへ検索エンジンの評価価値が渡されるという概念です。ただし、これはGoogleが公式に認めているものではなく、むしろ否定的な見解を示しています。2000年代前半に流行した古いSEO手法であり、現在は「TrustRank」など信頼性に基づくアルゴリズムを意識した被リンク戦略が重要です。

    この記事では、リンクジュースの定義から現代のSEOにおける位置づけ、そして有効な被リンク戦略まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • リンクジュースとは何か
    • なぜ古いSEO手法なのか
    • 現在注視すべきTrustRankとは
    • 内部リンクの本当の役割
    • nofollowの現在の扱い
    • 現代の被リンク戦略

    リンクジュースとは?

    「リンクジュース」とは、飲料のジュースが流れていくように、リンク元ページからリンク先ページへ、検索エンジンの評価価値が渡される、と考える概念を指します。

    あるWebページから別のWebページへリンクが張られたとき、リンク元からリンク先へ渡される価値(権威性やドメインパワーなど)を指す概念です。英語の”juice”には「活力、エネルギー、(金銭などの)甘い汁」といった意味合いがあります。

    たくさんのWebページから、たくさんのジュースを注がれたページは、検索エンジンから高評価され、検索結果の上位に表示されやすくなる、というロジックです。

    非公式のスラングであることに注意

    「リンクジュース」は、SEOの世界で俗にいわれる概念であり、Googleが公式に認めているものではありません。むしろ、Googleはリンクジュースについて否定的です。

    Googleのジョン・ミューラーは「『リンクジュース』について読んだことは全て忘れて良い。全てが時代遅れで間違っていて、さらに誤解を招く可能性が非常に高い。それよりも、ユーザーにとって適切に機能するWebサイトを作ってほしい」と発言しています。

    コンテンツが最重要なのは当然の大前提であり、リンクジュースは、あくまでも補助的なスパイスという認識が重要です。

    「PageRank高比重時代」のリンクジュースの話は無視する

    2000年代前半に流行したリンクジュース

    リンクジュースという言葉は、2000年代前半の古いSEOで盛んに用いられた概念です。ネット上にあふれているリンクジュース情報のほとんどは、2005年頃に流行した古典的なSEOテクニックです。

    現在は通用しません。なぜなら「ページランク」という、過去にGoogleのメインだったアルゴリズムを攻略する手法だからです。

    PageRankとは

    PageRank(ページランク)は、Googleのアルゴリズムの中で最も古く、最も有名なアルゴリズムです。Google創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが開発しました。

    PageRankのアルゴリズムでは、WebページからWebページへのリンクを「投票」と解釈し、「どのサイトが、他ページから最高の情報源として、多く投票されているか?」を解析してランキング要因とします。

    旧PageRankの重要度は下がっている

    Googleの技術は大きな発展を遂げ、現在ではPageRank以外に数百以上のアルゴリズムが稼働しており、PageRankの重要度は相対的に低下しています。

    2011年8月の時点で、Google公式ブログに「PageRankをこえて ― より実用的な指標へ」というメッセージが公開されています。

    いま注視すべきアルゴリズムは「TrustRank」

    被リンクは依然としてSEOにとって重要です。2020年代以降のSEOにおいて注視すべきは、旧PageRankよりも「TrustRank」です。

    リンクジュースを再定義する

    古いリンクジュースという言葉を、「リンク元ページからリンク先ページへ、何らかの情報が、検索エンジンに伝えられるという概念」と再定義します。かならずしも”甘い汁”ではないところがポイントです。

    TrustRankとは

    TrustRank(トラストランク)は、PageRankと同じようにリンクをベースとしたアルゴリズムです。「Search result ranking based on trust(信頼に基づく検索結果ランキング)」の名で特許を取得しています。

    Googleは「Trust DB(信頼データベース)」を持っていて、そこには収集したWebページに関する信頼情報が蓄積されています。

    TrustRankの仕組み:

    • 信頼されたものに属するページへのリンク
    • ユーザー(サイト運営者)が信頼するページを識別する信頼リスト
    • 無価値なページの所有者を信頼するユーザーを識別する無価値リスト

    TrustRankとリンクジュースの関係

    「Googleが”信頼できるサイト”と認識しているサイト群と、自サイトがリンクによってつながると、信頼スコアを加算するリンクジュースが流れてくる」と考えられます。

    逆に、信頼ランクの低いページと近しい関係と判定されれば、信頼スコアが減点されます。

    シードページの概念

    PageRankの特許更新では、選ばれた少数の信頼できるページとの関係の近さによって、信頼度を測る仕組みが追記されています。

    ポイント:

    • 「信頼できる」ページ(=シードページ)を選定し、シードページからのリンクをたどって、良質であると思われる他のページを発見する
    • シードページからの直接リンクだけでなく、シードページからリンクされたページの先のリンクもたどっていく
    • シードページからのリンク間の距離が短いほど、ランキングスコアが高くなる

    SEOに活用する考え方

    例えば、中小企業を支援するBtoBのオウンドメディアを運営していた場合、権威性の高いgo.jpドメインの中小企業庁から被リンクを獲得できれば、信頼スコアが上昇しSEO効果が得られます。

    直接リンクしてもらうのがハードルが高い場合は、「中小企業庁からリンクされているサイトからのリンク」を獲得できないか考えます。

    「信頼サイト群の輪の中に入る」ことを意識して被リンクの戦略を立てましょう。同時に「無価値サイト群の輪の中に入る」ことがないようにも注意が必要です。

    内部リンクはGoogleのコンテキスト理解のために重要

    高評価が内部リンク先に配分されることはない

    古典的なSEOテクニックでは、「検索上位を獲得したページから、他のページへ内部リンクを張って、リンクジュースを分け与える」といった手法が使われていました。

    現在、このようなことはないので注意してください。リンク先へ高評価が配分されるわけではありません。

    内部リンクはコンテキスト理解のために重要

    内部リンクによって検索順位がアップすることはありますが、それは「リンクジュースのおかげではない」のです。

    内部リンクは、Googleやユーザーに、サイトのコンテキスト(ページ同士の関係性やさまざまな状況)の情報を伝える役割を果たします。

    例えば、Googleは内部リンクのつながりを見て、サイト内でどのページが重要なのか理解します。全ページから内部リンクされているページ(例:トップページ)であれば、重要度の高いページだと理解します。

    内部リンクは、リンクジュースのためではなくコンテキストを伝えるために注力すべきSEO施策です。

    nofollowを使ったテクニックは過去のもの

    nofollowとは

    「nofollow」とは、リンクを張るときにHTMLのアンカータグの属性として適用できる値です。

    nofollowの値は、もともとブログのスパム対策として、2005年にGoogleによって考案されました。「rel=”nofollow”を持つリンクは、リンク先のPageRankに影響を与えない」としたものです。

    2005年当時は、リンクジュースの最盛期でもあり、「自サイトのリンクジュースを渡したくないページにリンクするときは”nofollow”を設定する」という手法が一般化しました。

    現在のGoogleはnofollowでも考慮する

    2019年9月にGoogleはnofollowの扱いを変更しました。

    Google検索セントラルブログでは「すべてのリンク属性(sponsored、ugc、nofollow)は、Google検索でどのリンクを考慮または除外すべきかに関するヒントとして扱われます」と述べられています。

    現在ではnofollowの値を持つリンクであっても、検索アルゴリズムで使用するシグナルとしてみなされます。

    「コメントスパムに評価を与えたくない意思表示」など合理性がある場合には引き続きヒントとして利用されますが、評価を与えない合理性がないのにnofollowの値を設定しても、Googleは無視すると考えられます。

    よくある質問(FAQ)

    Q. リンクジュースは今でも有効?

    A. 古いSEO手法としてのリンクジュースは通用しません。ただし、被リンクによる信頼性の伝達という概念自体は、TrustRankなどの形で現在も存在しています。

    Q. PageRankはもう重要ではない?

    A. PageRank以外に数百以上のアルゴリズムが稼働しており、相対的な重要度は低下しています。現在はTrustRankなど信頼性に基づくアルゴリズムを意識すべきです。

    Q. 内部リンクでリンクジュースを渡せる?

    A. いいえ、高評価が内部リンク先に配分されることはありません。内部リンクはサイトのコンテキスト(ページ同士の関係性)を伝えるために重要です。

    Q. nofollowを設定すれば評価を渡さない?

    A. 2019年以降、Googleはnofollowをヒントとして扱うようになりました。合理性がない場合はGoogleに無視される可能性があります。

    まとめ:リンクジュースより信頼性を意識した被リンク戦略を

    この記事では、リンクジュースの定義から現代の被リンク戦略まで解説しました。

    重要ポイント:

    • リンクジュースはGoogleが公式に認めていない概念
    • 2000年代前半に流行した古いSEO手法
    • ジョン・ミューラーは「全て忘れて良い」と発言
    • 現在注視すべきはTrustRank(信頼に基づくランキング)
    • 内部リンクはコンテキスト理解のために重要
    • nofollowは2019年以降ヒントとして扱われる

    現代の被リンク戦略:

    1. 「信頼サイト群の輪の中に入る」ことを意識する
    2. 権威性の高いサイトからの被リンクを目指す
    3. 直接が難しければ、信頼サイトからリンクされているサイトを狙う
    4. 無価値サイト群との関係を避ける

    次のステップ:

    • 自社サイトに関連する権威性の高いサイトを洗い出す
    • そのサイトからリンクされているサイトを調査する
    • 被リンク獲得の戦略を立てる
    • 良質なコンテンツでユーザーに価値を提供する

    リンクジュース自体は古いSEO手法のレガシーですが、「そんなものは存在しない」と完全に切り捨てるのではなく、TrustRankなど現代のリンクジュース的なモノに目を向けながら取り組むことで、より精度の高いSEOを実現できます。

  • 【SEO】外部リンクとは?SEOに与える影響と対策方法を徹底解説

    【SEO】外部リンクとは?SEOに与える影響と対策方法を徹底解説

    「外部リンクって何?」
    「SEOにどんな影響がある?」
    「良い外部リンクを増やす方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、外部リンクとは外部のWebサイトに対して貼られるリンクのことで、発リンク(自サイト→他サイト)と被リンク(他サイト→自サイト)の2種類があります。質の高い被リンクを多く持つサイトはSEOで高く評価されますが、質の悪い外部リンクは逆に悪影響を与える可能性があります。

    この記事では、外部リンクの定義からSEOとの関係、良い外部リンクを増やす4つの方法、低品質リンクの対処法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • 外部リンクとは何か
    • 外部リンクとSEOの関係
    • 良い外部リンクと悪い外部リンクの違い
    • 良い外部リンクを増やすための4つの方法
    • 低品質な外部被リンクの対処法
    • 外部発リンクの注意点

    外部リンクとは?

    外部リンクとは、外部のWebサイトに対して貼られるリンクのことです。発リンク(自サイトから外部サイトに張るリンク)と、被リンク(外部サイトから自サイトに向けられるリンク)の2種類があります。

    これに対して、同じサイト内で張られるリンクを「内部リンク」といいます。

    外部発リンク(自サイト→他サイト)

    自サイトから外部の別のサイトに遷移するリンクのことです。アウトバウンドリンクともいわれます。

    外部被リンク(他サイト→自サイト)

    外部の別のサイトから自分のサイトに向けられたリンクのことです。インバウンドリンクやバックリンクとも呼ばれます。

    外部からの被リンクはSEOにおいてかなり重要で、質の高い被リンクを多く持つサイトやページは評価が高くなり上位表示されやすくなります。

    「外部リンク=被リンク」を意味することもある

    被リンクの重要度が高いため、文脈によっては「外部リンク=被リンク(外からのリンク)」のみを意味する場合もあります。

    例えば「サイトの評価を上げるために、外部リンクを増やしましょう」という場合は、外部からの被リンクを指しています。

    外部リンクとSEOの関係

    外部リンクには良いリンクと悪いリンクがあります。悪いリンクを受けたり発したりすると、SEOに悪い影響を与える可能性があります。

    関係1:外部被リンクを受けるとインデックスされやすくなる

    外部からリンクされることにより、クローラーに見つけてもらいやすくなり、インデックスされやすくなります。

    被リンクが増えることでクローラーが頻繁に訪れるようになり、ページが早く評価されるようになります。

    関係2:外部被リンクの多さはSEOに良い影響がある

    外部被リンクをたくさん得ているページは「重要なコンテンツだ」と判断され、SEOに良い影響があります。

    Googleが掲げる10の事実では「Google検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです」と述べられています。

    学術論文に例えると、後発の論文に多く引用される論文は価値の高い論文と考えられます。同様に、多くの被リンクを得ているページは重要なコンテンツと判断されます。

    SEOに良い影響を与える外部被リンク:

    • PageRank(ページランク)が高いサイトからの被リンク
    • 関連性が高いコンテンツからの被リンク

    関係3:質の悪い外部被リンクはSEOに悪い影響がある

    被リンクが質の悪いものである場合、逆にSEOに悪い影響を及ぼす可能性があります。自作自演で意図的に増やした外部被リンクやその疑いがある被リンクはサイトの評価を下げ、最悪の場合ペナルティを受けることがあります。

    ランキングに悪影響を与える可能性がある外部被リンク:

    • お金や対価を払って受けた被リンク
    • 相互リンクを目的としたサイトからの被リンク
    • 大量のキーワードやリンクを含む低品質なサイトからの被リンク
    • 自動化されたプログラムなどで作成された被リンク

    関係4:質の悪い外部発リンクもSEOに悪い影響がある

    自サイトからの質の悪い外部発リンクも同様に、SEOに悪い影響があります。対価を得て行われたリンクや意味のないリンクと判断されると、サイトの評価を下げかねません。

    良い外部リンクを増やして悪い外部リンクを減らす

    外部リンクの影響をまとめると以下の通りです。

    • 外部からの被リンク:クローラーに見つけてもらいやすくなり、インデックスされやすくなる(良い影響)
    • 外部からの被リンク(質の良いリンク):多くの被リンクを得ているページは質の高いコンテンツと判断される(良い影響)
    • 外部からの被リンク(質の悪いリンク):自作自演で意図的に増やしたような被リンクは、サイトの評価が下がる可能性がある(悪い影響)
    • 外部への発リンク(質の悪いリンク):対価を得るために設定したリンクや意味のないリンクは、サイトの評価が下がる可能性がある(悪い影響)

    良い外部リンク(被リンク)を増やすための4つの方法

    良い影響がある外部被リンクとは、自然に発生する被リンク(ナチュラルリンク)のことです。

    Google検索セントラルでは「自分のサイトに他のサイトから高品質で関連性の高いリンクを作ってもらうには、インターネットコミュニティで自然に人気を得られるような、関連性の高い独自のコンテンツを作成するのが最も効果的な方法です」と述べられています。

    方法1:共有したくなる良質なコンテンツを作る

    ユーザーが思わず共有したくなる良質なコンテンツを作ることが基本です。「この記事は為になった」「分かりやすくまとめられている」と思えば、自然にそのページは共有されます。

    「共有したい」と感じた時にすぐ共有できるシェアボタンを設定しておくのも良いでしょう。

    方法2:オリジナルな情報を含むコンテンツを作る

    他のサイトに書かれていないオリジナルな情報を含むコンテンツを作れば、引用・参照されやすくなります。

    引用されやすい情報の例:

    • 研究結果や自社で収集したアンケート結果
    • 口コミをまとめた結果
    • 自社の詳細な成功事例
    • 海外にしかない情報の和訳

    他サイトに引用される場合、「引用:サイトタイトル」のようにリンクが設定されるため、自然な被リンクを得ることができます。

    方法3:ソーシャルメディアで配信して拡散を促す

    良質なコンテンツができたら、ソーシャルメディアで更新情報を発信し、拡散を促しましょう。特に有効なのはTwitter、Facebook、はてなブックマークです。

    TwitterやFacebookからのリンクそのものには「nofollow属性」が付与されており、被リンクの効果はありません。

    しかし、ソーシャルメディア上で話題になれば、メディアやブログで紹介されるなど外部被リンクを多く受けられる可能性があります。サイテーション効果も得られます。

    方法4:魅力的なプレスリリースを配信する

    プレスリリースとは、企業が報道機関に向けてリリースする報道発表のことです。PR内容が魅力的なものであれば、多くのメディアに転載され、多くの外部被リンクを獲得できます。

    魅力的なリリース文を作成できれば、1回の投稿で50以上のメディアに掲載されることもあります。

    低品質な外部被リンクを受けている場合は削除申請・否認する

    低品質なサイトからの外部被リンクを受けている場合、サイト全体の評価を下げてしまう原因になりかねません。

    対処方法:

    1. Google Search Consoleで「リンク」項目をチェックし、低品質な外部被リンクがないか定期的に確認
    2. 見つかった場合は、サイト先にリンク削除を依頼
    3. 削除してもらえない場合は、Google Search Consoleからリンクの否認を行う

    やみくもに否認してしまうとサイトの評価に悪影響を及ぼす可能性があるため、慎重に行いましょう。

    リンク否認の手順:

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. リンク>上位のリンク元サイトから、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあるサイトがないかチェック
    3. 否認したいサイトのURLをメモし、否認リストをテキストファイルで作成
    4. リンクの否認ツールのページから、否認リストをアップロード

    外部発リンクは信頼性・関連性が高いサイトにする

    良質で関連性の高いサイトに発リンクする

    外部サイトに発リンクする場合は、良質で関連性の高いサイトに発リンクしましょう。真にユーザーのために役に立つ情報を発信したいと思うならば、必然的にそうなるはずです。

    質の低いサイトや関連性の低いサイトに発リンクを設定することは避けてください。質の悪いサイトへの誘導や不自然な発リンクは、Googleからスパム行為と見なされ、ペナルティ対象になりえます。

    信頼性の低いサイトへの発リンクにはnofollowを設定する

    やむを得ず信頼性の低いサイトに発リンクしなければならない場合は、aタグにnofollow属性を設定しましょう。

    nofollow属性を設定することで、リンク先のサイトに被リンク効果を与えないことになり、発リンクすることでサイト評価が下がる心配もなくなります。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 外部リンクはSEOに重要?

    A. はい、特に外部被リンクは非常に重要です。質の高い被リンクを多く持つサイトは評価が高くなり上位表示されやすくなります。ただし、質の悪い被リンクは逆効果です。

    Q. 被リンクを買っても良い?

    A. いいえ、お金や対価を払って受けた被リンクはGoogleのガイドライン違反です。ペナルティを受ける可能性があるため、絶対に避けてください。

    Q. 低品質な被リンクを受けたらどうする?

    A. まずサイト先にリンク削除を依頼し、削除してもらえない場合はGoogle Search Consoleからリンクの否認を行います。ただし、やみくもに否認すると悪影響があるため慎重に行いましょう。

    Q. SNSからのリンクは被リンク効果がある?

    A. TwitterやFacebookからのリンクにはnofollow属性が付与されており、直接の被リンク効果はありません。ただし、拡散によりメディアやブログで紹介される可能性があります。

    まとめ:良質なコンテンツで自然な外部リンクを獲得しよう

    この記事では、外部リンクの定義からSEOとの関係、対策方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • 外部リンクには発リンクと被リンクの2種類がある
    • 質の高い被リンクを多く持つサイトは上位表示されやすい
    • 質の悪い外部リンクはSEOに悪影響を与える
    • 被リンクの購入や自作自演はペナルティ対象
    • ナチュラルリンク(自然に発生する被リンク)が重要

    良い外部リンクを増やすための4つの方法:

    1. 共有したくなる良質なコンテンツを作る
    2. オリジナルな情報を含むコンテンツを作る
    3. ソーシャルメディアで配信して拡散を促す
    4. 魅力的なプレスリリースを配信する

    次のステップ:

    • Google Search Consoleで現在の被リンク状況を確認する
    • 低品質な被リンクがあれば削除依頼・否認を行う
    • オリジナルな情報を含むコンテンツを企画する
    • シェアボタンの設置を確認する

    外部リンクによるSEO効果はさまざまありますが、「ユーザーが120%満足するコンテンツを作る」ことを徹底していれば、結果は後から付いてきます。テクニカルな方法で外部被リンクを増やそうとするのではなく、真にユーザーのためになるメディアを作り上げていきましょう。

  • 【SEO】Googleアナリティクス(GA4)の導入と使い方を徹底解説

    【SEO】Googleアナリティクス(GA4)の導入と使い方を徹底解説

    「GA4って何ができるの?」
    「どうやって導入するの?」
    「設定方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、Googleアナリティクス(GA4)はGoogleが無料で提供している分析ツールで、ユーザーの行動分析や行動予測ができます。従来のユニバーサルアナリティクス(UA)は2023年7月1日でサポート終了となったため、GA4の使用が必須です。

    この記事では、GA4の導入方法から初期設定、分析できること、有効活用する方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • GA4とは何か
    • GA4を導入する4つのステップ
    • 導入時に行いたい設定
    • GA4で分析できること
    • GA4を有効活用する方法

    Googleアナリティクス(GA4)とは?

    Googleアナリティクス(GA4)は、Googleが無料で提供している分析ツールです。ユーザーの行動分析や行動予測ができるようになり、Webサイトやアプリのパフォーマンスを最大化できます。

    GA4は従来のユニバーサルアナリティクス(UA)の後継版です。UAは2023年7月1日でサポート終了となったため、GA4の使用が必須となっています。

    GA4を導入する4つのステップ

    ステップ1:Googleアカウントを作る

    GA4はGoogleアカウントでログインするため、まずGoogleアカウントを作成します。

    入力項目:

    • 氏名
    • ユーザー名(Gmailのアドレスになる、半角英数字とピリオドのみ)
    • パスワード(8文字以上)
    • 電話番号(任意)
    • 再設定用メールアドレス(任意)
    • 生年月日
    • 性別

    ステップ2:GA4の初期設定をする

    1. Googleアナリティクスにアクセスし「無料で利用する」をクリック
    2. 「測定開始」をクリック
    3. アカウント名を入力(社名や個人名など分かりやすい名前)
    4. データ共有設定(基本的にすべてにチェック)
    5. プロパティの設定(分析対象のWebサイト名、タイムゾーン、通貨を設定)
    6. ビジネス情報を入力(業種、ビジネス規模、利用目的)
    7. 利用規約に同意して「同意する」をクリック

    データ共有設定の項目:

    • Googleのプロダクトとサービス
    • ベンチマーク
    • テクニカルサポート
    • アカウントスペシャリスト

    ステップ3:Webサイトと連携する

    1. 「データ収集を開始する」から「ウェブ」を選択
    2. データストリーム設定:測定対象のWebサイトのURLとサイト名を入力
    3. 拡張計測機能の設定(自動測定したい項目をオンにする)
    4. 「実装する」をクリック
    5. 「タグの実装手順を確認する」でタグをコピー
    6. コピーしたタグをWebサイトのタグの下に貼り付け

    拡張計測機能で設定できる項目:

    • ページビュー数:ユーザーがページを閲覧した回数
    • スクロール数:スクロールの深さが指定位置まで来たときにカウント
    • 離脱クリック:閲覧中ページから別のURLに移動するリンクをクリックした回数
    • サイト内検索:サイト内検索を行った回数
    • 動画エンゲージメント:埋め込み動画の視聴状況(YouTubeのみ)
    • ファイルのダウンロード:ユーザーがファイルダウンロードをした回数

    タグの反映には最大48時間かかることに注意してください。

    ステップ4:ホーム画面の見方を把握する

    GA4は左端の5つの項目で管理します。

    ホーム:GA4を立ち上げたときに表示される画面で、簡単な分析結果を確認できます。ユーザー数、新しいユーザー数、平均エンゲージメント時間、合計収益、過去30分間のユーザーなどが確認できます。

    レポート:ユーザー数やリピート数、滞在時間などWebサイト上でのユーザーの動きを細かく確認できます。

    探索:分析する側が選択した指標を分かりやすく可視化する機能です。必要な項目を自由に選択してレポートを作成できます。

    広告:Google広告を始めとする広告の分析ができる機能です。

    設定:イベントの作成や管理を行う機能です。

    導入時に行いたい設定

    イベントの設定

    イベントとは、遷移を伴わない計測(ページ内でのユーザーの行動)を指します。

    設定手順:

    1. ホーム画面で「設定」→「イベントを作成」をクリック
    2. 「作成」をクリック
    3. カスタムイベント名と一致する条件を入力
    4. 「作成」をクリック

    イベントの種類:

    • 自動的に収集されるイベント:設定不要で測定できるイベント
    • 推奨イベント:Googleが推奨しているイベント
    • カスタムイベント:ユーザーが自由に作成するイベント

    IPアドレスの除外

    自社のWebサイトなど分析に反映させたくないIPアドレスがある場合に設定します。

    1. 「管理」→「データストリーム」→対象サイトを選択
    2. 「タグ設定を行う」→「内部トラフィックの定義」をクリック
    3. ルール名とIPアドレスを入力して「作成」
    4. 「管理」→「データ設定」→「データフィルタ」で「フィルタを有効にする」

    Googleシグナルの設定

    異なる端末からログインしても同じユーザーであることを認識し、より精度の高い分析ができる機能です。

    1. 「管理」→「データ設定」→「データ収集」をクリック
    2. Googleシグナルデータの収集で「設定」→「続行」→「有効にする」

    Googleサーチコンソールと連携する

    連携するとオーガニック検索クエリやオーガニック検索トラフィックなどの分析情報を併せて確認できます。

    1. 「管理」→「Search Consoleのリンク」→「リンク」をクリック
    2. Search Consoleのアカウントを選択して紐づけ

    複数人で共有する

    1. 「管理」→「アカウントのアクセス管理」をクリック
    2. 右上のプラスボタン→「ユーザーを追加」
    3. Gmailアドレスを入力
    4. 権限を設定して「追加」

    権限の種類:

    • 管理者:すべての機能が利用可能
    • 編集者:ユーザー管理以外のすべてのデータの閲覧と編集が可能
    • アナリスト:特定のプロパティアセットを作成、編集、削除可能
    • 閲覧者:管理画面または共有アセットの表示が可能

    データの保持期間の変更

    デフォルトは2ヶ月ですが、最長14ヶ月まで延長可能です。

    1. 「管理」→「データ保持」をクリック
    2. イベントデータの保持を「14ヶ月」に変更して「保存」

    広告と連携する

    Google広告と連携することで広告の効果を可視化できます。

    1. 「管理」→「Google広告のリンク」→「リンク」
    2. Google広告アカウントを登録して設定

    GA4で分析できること

    ユーザー

    Webサイトにアクセスしたユーザーの属性を詳しく把握できます。

    ユーザー属性:国、市町村、年齢層、性別、言語

    ユーザーの環境:使用デバイス、ブラウザ、OS

    集客

    新規ユーザーが検索した方法や再訪問したユーザーの経路などが確認できます。

    主な指標:ユーザー数、新規ユーザー数、セッション数、リピーター数、コンバージョン数、平均セッション時間、エンゲージメント率、平均エンゲージメント時間、イベント数、ライフタイムバリュー、総収益

    カテゴリー:

    • ユーザー獲得:初めてWebサイトを訪問したときの流入経路
    • トラフィック獲得:すべてのユーザーの流入経路
    • Google広告キャンペーン:Google広告経由のデータ

    エンゲージメント

    Webサイト内でのユーザーの操作に焦点をあてた指標です。

    カテゴリー:

    • エンゲージメントの概要:平均エンゲージメント時間、エンゲージメントがあったセッション数
    • イベント:拡張計測機能やカスタムイベントの測定データ
    • コンバージョン:設定したイベントにおけるコンバージョン
    • ページとスクリーン:ページごとの表示回数とユーザー属性

    収益化

    Webサイトがどれくらい収益を生み出しているか確認できます。

    カテゴリー:

    • eコマース購入数:売れた商品の一覧、カートに入った回数など
    • アプリ内購入:アプリ内で売れた商品
    • パブリッシャー広告:広告での収益、インプレッション数、クリック数

    維持率

    ユーザーの維持率に着目した指標です。

    確認できる指標:ユーザー維持率(新規リピーターの割合)、リピーター数、新規ユーザー数、ユーザーエンゲージメント、ライフタイムバリュー

    GA4を有効活用する方法

    オリジナルレポートを作成する

    必要なKPIのみを集めて可視化する機能です。

    1. 「探索」→「新しいデータ検索を開始する」を選択
    2. 期間、セグメント、ディメンション、指標、ビジュアリゼーション、手法を設定
    3. 右上のボタンから共有やダウンロードが可能

    レポートの項目:

    • 期間:レポートの対象期間
    • セグメント:ユーザーをセグメントする基準
    • ディメンション:データ解析をする対象(性別、年齢など)
    • 指標:データ解析の結果を示す指標
    • ビジュアリゼーション:グラフの形式(円グラフ、棒グラフなど)
    • 手法:分析の手法

    テンプレートを活用する

    1. データ探索ページの「テンプレートギャラリー」をクリック
    2. 使用したいテンプレートを選択
    3. 必要に応じて項目を追加・編集

    よくある質問(FAQ)

    Q. GA4は無料で使える?

    A. はい、GA4はGoogleが無料で提供しています。Googleアカウントがあれば誰でも利用できます。

    Q. UAからGA4への移行は必要?

    A. はい、UAは2023年7月1日でサポート終了となったため、GA4への移行が必須です。

    Q. タグを設置してもデータが表示されない

    A. タグの反映には最大48時間かかります。しばらく待ってから確認してください。

    Q. データの保持期間は変更できる?

    A. はい、デフォルトは2ヶ月ですが、最長14ヶ月まで延長可能です。「管理」→「データ保持」から変更できます。

    まとめ:GA4を活用してWebサイトを改善しよう

    この記事では、GA4の導入方法から有効活用する方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • GA4はGoogleが無料で提供している分析ツール
    • UAは2023年7月1日でサポート終了、GA4の使用が必須
    • ユーザーの行動分析や行動予測ができる
    • タグの反映には最大48時間かかる
    • データの保持期間は最長14ヶ月まで延長可能

    導入時に行いたい設定:

    1. イベントの設定
    2. IPアドレスの除外
    3. Googleシグナルの設定
    4. Googleサーチコンソールと連携
    5. 複数人で共有
    6. データの保持期間の変更
    7. 広告と連携

    次のステップ:

    • Googleアカウントを作成する
    • GA4の初期設定を行う
    • Webサイトにタグを設置する
    • Googleサーチコンソールと連携する
    • データの保持期間を14ヶ月に変更する

    GA4を活用することで、Webサイトのパフォーマンスを最大化できます。まずは導入して、ユーザーの行動を分析してみましょう。

  • 【SEO】Googleサーチコンソール(Search Console)とは?登録方法と12機能を解説

    【SEO】Googleサーチコンソール(Search Console)とは?登録方法と12機能を解説

    「Googleサーチコンソールって何ができるの?」
    「登録方法を知りたい」
    「どんな機能があるの?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、Googleサーチコンソールはサイトの問題点や原因を確認し、流入が多いキーワードなどを把握することで、検索エンジン最適化を図れるツールです。Googleが無料で提供しており、SEOを意識するなら登録必須のツールといえます。

    この記事では、Googleサーチコンソールの概要から登録方法、12個の機能まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • Googleサーチコンソールとは何か
    • Googleアナリティクスとの違い
    • 登録方法(3ステップ)
    • 12個の機能と使い方
    • よくある質問

    Googleサーチコンソールとは?

    Googleサーチコンソールとは、サイトの問題点や原因を確認し、流入が多いキーワードなどを把握することで、検索エンジン最適化を図れるツールです。Googleが無料で提供しています。

    Googleサーチコンソールでできる4つの主なこと:

    • 検索結果のパフォーマンス(流入キーワードやCTRなど)が分かる
    • 各ページの検索結果の状態やエラーの原因を教えてくれる
    • エクスペリエンスの問題点を教えてくれる
    • サイトが受けている被リンクの状況が分かる

    Google検索だけに特化したツールなので、Yahoo!やBingなど他の検索エンジンの分析はできない点に注意してください。

    Googleアナリティクスとの違い

    Googleサーチコンソール:Google検索周りの状況が分かるツールです。どんなキーワードで検索されているか、インデックスエラーなどの問題点、Googleからの評価や問題点を確認できます。

    Googleアナリティクス:訪問者属性やページ遷移などが分かるツールです。サイトを訪問した人の数、ユーザーの性別や年齢などの特徴、使用されているデバイス、離脱率や直帰率などを確認できます。

    両者は目的も確認できる項目も全く違うものなので、目的に応じて両方活用することをおすすめします。

    SEOを意識するならGoogleサーチコンソールは登録必須

    Googleサーチコンソールに登録していないことで検索順位が下がることはありません。しかし、登録していないとサイトの問題点に気付けず、結果としてサイトの評価を下げてしまう可能性があります。

    登録のメリット:

    • 検索パフォーマンス(検索キーワードや掲載順位など)を確認してページを最適化し、さらに検索上位を目指せる
    • 問題があるページを放置せずに対処することで、検索順位の下落を防げる
    • エラーが届いた時だけ対処という使い方でも有効

    エラーが見つかった時にメール通知を受け取れるよう、必ずメール通知は有効のままにしておきましょう(デフォルトでは有効)。

    Googleサーチコンソールの登録方法(3ステップ)

    ステップ1:Googleアカウントでログインする

    Google Search Consoleログイン画面にアクセスし、Googleアカウントでログインします。

    ステップ2:サイトを登録する

    「ドメイン」または「URLプレフィックス」のどちらかのプロパティタイプを選択します。

    ドメイン(大規模サイト向け):wwwの有無、httpとhttps、サブドメインを含む全てのドメインを一括で確認できます。所有権の確認方法が「DNSレコードによる確認」しかないため、やや難しいです。

    URLプレフィックス(初心者向け):特定のURL(サブディレクトリ含む)のデータを確認できます。所有権の確認方法が4種類あり、比較的簡単に設定できます。

    ステップ3:所有権を確認する

    確認方法(簡単な順):

    1. Googleアナリティクスアカウントと連携:アナリティクスと同じアカウントでログインし「確認」ボタンを押すだけ
    2. Googleタグマネージャーのアカウントと連携:タグマネージャーと同じアカウントでログインし「確認」を押すだけ
    3. HTMLファイルをサイトにアップロード:FTPソフトを使って指定されたファイルをアップロード
    4. DNSレコードをGoogleに関連付ける:TXTレコードをサーバーのDNS設定に追加

    Googleサーチコンソールの12機能

    機能1:検索パフォーマンス(最も使う機能)

    サイトの合計クリック数、合計表示回数、平均CTR、どんなクエリ(キーワード)で流入があったのか、掲載順位、どのページからの流入が多いか、国、デバイスごとの情報を確認できます。

    活用方法:

    • 良く見られているクエリを把握:キーワード選定の参考、CTRが低いページのタイトル修正、検索順位を見てリライトの対象を決定
    • 良く見られているページを把握:掲載順位は低くてもクリック数が多いページからユーザーニーズを発掘
    • クリック数が下がっているページを見つけてリライト:過去との比較で検索パフォーマンスが下がっているページを特定

    機能2:URL検査

    特定のページがインデックス登録されているかなど、ページごとの状態を確認できます。URLごとに個別に確認します。

    確認できる情報:インデックス登録状況、クロール状況、モバイルユーザビリティの情報、リッチリザルトの情報

    インデックス登録エラーでページが検索結果に表示されない時に、エラー内容を確認したり、修正後に再度登録リクエストを送る目的で使います。

    機能3:カバレッジ

    サイトに含まれる各ページの状態を確認できます。

    • エラー:何らかのエラーでインデックス登録できていないページ。早急に改善すべき
    • 有効(警告あり):インデックス状態の確認が必要なページ
    • 有効:正常にインデックス登録できているページ
    • 除外:Googleがインデックス登録しない方が良いと判断したページ

    「除外」にはサイト構築上生成されてしまう代替ページが含まれるので、除外の数が多くても特に気にする必要はありません。

    機能4:サイトマップ

    送信済みのXMLサイトマップの情報を確認できる他、新しいサイトマップの追加送信も行えます。

    機能5:削除

    Google検索結果から一時的に削除したいページがある場合に使います。

    この措置は一時的なもの(約6カ月間ブロック)です。完全にページを削除したい場合は、noindex設定でインデックスをブロックするか、サイトからページを削除してください。

    機能6:ページエクスペリエンスの概要

    コンテンツ内容以外の「サイトの利便性」の状態を確認できます。

    ページエクスペリエンスとは、ページの読み込み速度やインタラクティブ性、視覚的安定性などを含む「ユーザーにとっての利便性」を指します。コンテンツの質が同程度ならば、ユーザーエクスペリエンスが高いページが検索上位に表示されます。

    機能7:ウェブに関する主な指標

    モバイル・パソコンそれぞれからのアクセスについて、「不良URL」「改善が必要なURL」「良好URL」どの状態になっているかを確認できます。

    不良や良好などは、ページの読み込み時間・インタラクティブ性・読み込み時のコンテンツの安定性などを測定した結果判定されます。

    機能8:モバイルユーザビリティ

    ユーザーがモバイルからアクセスした場合に何らかの問題があったページ数を確認できます。エラーがある場合は詳細を確認して修正しましょう。

    機能9:拡張(リッチリザルト)

    サイトに含まれる拡張機能(リッチリザルト用構造化データ)の情報が表示されます。

    確認できる項目例:パンくずリスト、FAQ、求人情報、レシピ、レビュースニペット、Video など

    機能10:手動による対策

    Googleの品質に関するガイドラインに従ってないと判断された場合にレポートが表示されます。「問題は検出されませんでした」となっていれば問題ありません。

    機能11:セキュリティの問題

    サイトがハッキングされている場合や訪問者に損害を与えそうな動作を検出した場合にレポートが表示されます。「問題は検出されませんでした」となっていれば問題ありません。

    機能12:リンク

    確認できる情報:

    • 外部リンク(被リンク)が多いページ
    • 内部リンク(被リンク)が多いページ
    • 上位のリンク元サイト
    • 上位のリンク元テキスト

    「外部リンクエクスポート」でGoogleスプレッドシートやCSV形式で一括ダウンロード可能です。低品質な外部サイトからの被リンクを受けていないかを確認する時に活用しましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q. ページを作成・更新するたびにリクエスト送信した方が良い?

    A. その必要はありません。適切にサイト設計をしており内部リンクが張られているならば、放っておいても自動的に、定期的に巡回するクローラーが新しいページや更新したページをインデックスしてくれます。ただし、いつまで経ってもインデックスされないようならば、リクエストを送信してクロールを促すと良いでしょう。

    Q. サーチコンソールとアナリティクスで数値が違うのはなぜ?

    A. Googleサーチコンソールのクリック数は、Google検索からのアクセスのみが計測対象です。一方、Googleアナリティクスのセッション数は、Google以外からの流入も全て計測対象です。2つのツールはそもそも目的が全く異なるため、数値の差は気にせずに利用しましょう。

    Q. インデックス登録リクエストボタンを押せない

    A. Googleアップデートなどの影響で、一時的に「インデックス登録リクエスト」ボタンがグレーアウトし、押せなくなることがあります。復活するのを待つしかありません。

    Q. 登録していないと検索順位は下がる?

    A. 登録していないことで直接検索順位が下がることはありません。ただし、サイトの問題点に気付けず、結果としてサイトの評価を下げてしまう可能性があります。

    まとめ:Googleサーチコンソールを活用してSEOを改善しよう

    この記事では、Googleサーチコンソールの概要から12個の機能まで解説しました。

    重要ポイント:

    • Googleサーチコンソールは検索エンジン最適化を図れる無料ツール
    • SEOを意識するなら登録必須
    • Googleアナリティクスとは目的が異なる
    • メール通知は有効のままにしておく
    • 検索パフォーマンスが最も使う機能

    主な12機能:

    1. 検索パフォーマンス
    2. URL検査
    3. カバレッジ
    4. サイトマップ
    5. 削除
    6. ページエクスペリエンスの概要
    7. ウェブに関する主な指標
    8. モバイルユーザビリティ
    9. 拡張(リッチリザルト)
    10. 手動による対策
    11. セキュリティの問題
    12. リンク

    次のステップ:

    • Googleサーチコンソールに登録する
    • 所有権を確認する
    • 検索パフォーマンスで流入キーワードを確認する
    • カバレッジでエラーがないか確認する
    • Googleアナリティクスと連携する

    Googleサーチコンソールを活用することで、サイトの問題点を把握し、検索上位を目指すための改善ができます。まずは登録して、定期的に確認する習慣をつけましょう。