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  • 【保存版】Google検索品質評価ガイドライン完全解説|E-A-Tから評価基準まで

    【保存版】Google検索品質評価ガイドライン完全解説|E-A-Tから評価基準まで

    「Googleに評価されるサイトって、どんな基準で決まるの?」
    「E-A-Tって聞くけど、具体的に何をすればいいの?」
    「検索品質評価ガイドラインって、SEO対策に使えるの?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、Google検索品質評価ガイドラインは「Googleがどんなページを上位表示させたいか」を具体的に示した公式文書です。全160ページ超の膨大な内容ですが、SEO対策に取り組むなら必ず押さえておきたい指針です。

    この記事では、2022年7月28日版のガイドラインをもとに、SEO実践者が知っておくべき重要ポイントをわかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • Google検索品質評価ガイドラインとは何か
    • ページ品質評価の5つの重要要素
    • E-A-T(専門性・権威性・信頼性)の具体的な評価基準
    • YMYL(お金・健康・安全に関するトピック)の重要性
    • 高品質ページと低品質ページの違い
    • SEO実践者が押さえるべき核心ポイント

    Google検索品質評価ガイドラインとは?

    Google検索品質評価ガイドラインとは?

    Google検索品質評価ガイドライン(Search Quality Evaluator Guidelines)は、Googleが自社の検索エンジンの品質を人間の目でチェックする際に使用する内部マニュアルです。

    2013年に初めて公開されて以来、年に1回程度のペースで更新され続けています。最新版は2022年7月28日版で、全167ページにおよぶ詳細な文書です。

    誰のためのガイドラインなのか

    このガイドラインの対象者は、Googleの検索品質評価者(サーチクオリティレイター)です。彼らは世界中で外部委託された評価スタッフで、Googleの検索エンジンが適切に機能しているかをチェックする役割を担っています。

    では、なぜこの内部文書が一般に公開されているのでしょうか。

    Googleは2015年12月のブログ記事で、次のように説明しています。

    「品質評価ガイドラインには、Googleが考える『検索ユーザーのニーズ』が反映されている。ガイドラインを公開する目的は、Google検索の透明性を高めるとともに、サイト運営者に『Googleが求めるページ』を理解してもらうことである」

    つまり、このガイドラインを読めば「Googleがどんなサイトを評価したいのか」が具体的にわかるのです。

    ドキュメントの構成

    ガイドラインは以下の構成で書かれています。

    • イントロダクション: ページ品質評価の基礎知識(P6〜)
    • 第1部: ページ品質評価ガイドライン(P9〜)
    • 第2部: 検索ユーザーのニーズ理解(P74〜)
    • 第3部: ニーズメット評価ガイドライン(P89〜)

    Googleが根底に持つ価値観

    Googleが根底に持つ価値観

    ガイドラインの冒頭で、Googleは次のように述べています。

    「検索エンジンは、人々が探しているものを見つけるのを助けるために存在する。そのためには、多様で有益かつ高品質の検索結果を、最も有益な順序で提供しなければならない」

    ここで重要なのは「多様性」という観点です。

    Googleは、検索クエリによって求められる品質が異なることを明確に認識しています。たとえば、医療情報を検索する場合は高品質で権威性があり信頼できる情報が必須です。一方、動物の写真を検索する場合は「かわいらしさ」が重要な要素になります。

    また、ユーザー保護の観点も強調されています。

    「検索結果は権威性があり信頼できる情報を提供すべきで、誤解を招く内容で人々を迷わせてはならない。有害、ヘイト、暴力、性的な検索結果が適正とされるのは、ユーザーが明確にそのようなコンテンツを探している場合のみ」

    第1部:ページ品質評価の5つの重要要素

    第1部:ページ品質評価の5つの重要要素

    ガイドラインの第1部では、ページ品質を評価するための具体的な基準が示されています。SEO実践者が最も注目すべきパートです。

    1. ページのパーパス(目的)

    パーパスとは「そのページが作成された理由や根拠」、つまり「何のために作られたページか?」ということです。

    Googleは次のように述べています。

    「品質評価の最終目標は、評価対象のページがそのパーパスをどれだけ達成しているかを判断すること」

    重要な考え方として、人々の役に立つページであれば、パーパス間に優劣はありません。百科事典のページがお笑いページより高品質という評価はしないのです。

    パーパスの具体例:

    ページの種類 パーパス
    ニュースサイト 最近の出来事や重要な出来事を知らせる
    ショッピングページ 商品の販売や情報提供
    動画ページ 猫のかわいい動画を共有
    通貨換算ページ 異なる通貨の計算

    2. YMYL(Your Money or Your Life)

    YMYLとは「お金・健康・安全・社会福祉など、人生や幸せ・社会を左右しかねないトピック」を指します。

    YMYLに該当する具体例:

    直接的に危害があるもの:

    • 自傷行為に関連する話題
    • 犯罪行為に関連する話題
    • 暴力的過激派に関連する話題

    不正確だと損害を与える可能性があるもの:

    • 心臓発作の症状
    • お金の投資方法
    • 地震が起きたときの対処方法
    • 投票できる人、運転免許取得の必要資格

    YMYL判定の質問:

    「慎重な人なら、損害回避のために専門家や信頼性の高い情報源を探すトピックか? 小さな誤りでも害を及ぼす可能性があるか?」という問いに「YES」であれば、YMYLの可能性が高いです。

    逆に「多くの人が友人へ気軽に相談する程度で済ませられる内容か?」に「YES」であれば、YMYLの可能性は低いと言えます。

    3. Webページのコンテンツ3分類

    ガイドラインでは、ページ品質評価のためにコンテンツを以下の3つに分類しています。

    メインコンテンツ(MC):
    ページのパーパス達成に直接役立つあらゆる部分。品質評価の主要対象となります。

    補足コンテンツ(SC):
    良好なユーザー体験に貢献するが、パーパス達成に直接役立たない部分。ナビゲーションリンクなどが該当します。

    広告・マネタイズ(Ads):
    収益を稼ぐ目的で表示されるコンテンツやリンク。

    広告について、Googleは次のような見解を示しています。

    「広告の有無は、それだけで高品質・低品質の評価をする理由にはならない。Webサイトを維持し、質の高いコンテンツを作成するためには費用がかかる。広告や収益化がなければ、一部のWebページは存在し得ない」

    つまり、広告があること自体はマイナス評価にはならないということです。

    4. Webサイト全体の理解

    Googleは、ページを単独で評価するのではなく、サイト全体の文脈で評価することを重視しています。

    「ページは、Webサイトの一部として見た方がより意味がある。品質評価基準の中には、ページが属しているWebサイトに基づくものがある」

    Webサイト理解の手順:

    1. ホームページを探す: サイトのトップページに重要な情報やリンクが掲載されている
    2. 会社概要・連絡先・カスタマーサービス情報を探す: 必要な情報が明記されているか確認(必要な情報はサイトの種類によって異なる)
    3. Webサイトの評判とMC作者を調べる: ニュース記事、Wikipedia、ブログ記事、カスタマーレビュー、専門家による紹介など、信頼性の高い情報源を使って評判調査を実施

    5. E-A-T(専門性・権威性・信頼性)

    ガイドラインでは、E-A-Tの重要性を次のように強調しています。

    「専門性、権威性、信頼性(E-A-T)がどれだけあるかは非常に重要です。よく検討してください」

    E-A-Tの評価対象:

    • MCの作者の専門性
    • MCの作者、MC自体、Webサイトの権威性
    • MCの作者、MC自体、Webサイトの信頼性

    トピック別のE-A-T要求水準

    トピック 要求されるE-A-T
    医療アドバイス 適格な医療専門家、認定を受けた人物・組織。専門的なフォーマットで書かれ、定期的に編集・レビュー・更新
    ニュース記事 ジャーナリズムのプロ意識、事実に基づく正確な表現。確立された編集方針と厳格な審査プロセス
    科学的トピック 適格な科学的専門知識を持つ人物・組織。確立した科学的コンセンサスの表現
    財務・法的・税務アドバイス 信頼できる情報源からの提供、定期的な更新
    住居リフォーム・子育て ユーザーが信頼できるソースからの情報
    趣味(写真、ギターなど) 専門知識が必要

    ページ品質の総合評価

    ページ品質の総合評価

    ガイドラインでは、ページ品質を5段階で評価します。最低品質・低品質・中品質・高品質・最高品質の5つです。

    最も重要な5つの評価要素

    1. ページのパーパス(目的)
    2. 専門性・権威性・信頼性(E-A-T)
    3. メインコンテンツの品質と量
    4. Webサイトの情報、MC作者の情報
    5. Webサイトの評判、MC作者の評判

    高品質ページの特徴

    • 有益な目的(パーパス)を持ち、十分に達成できるページ
    • E-A-Tのレベルが高い
    • 満足度の高い高品質なMC
    • 適切なWebサイト情報、責任者情報
    • ポジティブな評判

    最高品質ページの特徴

    高品質ページの特徴に加え、以下のうち少なくとも1つを満たす必要があります。

    • E-A-Tのレベルが非常に高い
    • MCの品質が非常に高く、非常に満足できるボリューム
    • 非常にポジティブな評判

    Googleは、最高品質のMCについて次のように述べています。

    「私たちは、そのページのMCが、長い時間と労力、とくに専門知識、才能、技術によって作成された場合、最高品質であると考えます。これは、そのページのE-A-Tの根拠ともなります」

    低品質ページの特徴

    以下の特徴が1つ以上ある場合、低品質と評価されます。

    • ページの目的に対してE-A-Tのレベルが不十分
    • ページの目的に対してMCのクオリティが低い
    • ページの目的に沿った親切なMCが少なく不満が残る
    • MCのタイトルが大げさまたは衝撃的
    • 広告またはSCがMCから著しく逸脱または支障をきたす
    • ホームページの情報やMC作者の情報が不十分
    • 軽度のネガティブな評判

    最低品質ページの特徴

    最低品質と評価されるのは、有害な目的や欺瞞的なページです。

    種類 具体例
    自己・他人への危害 個人情報を盗む詐欺、自殺方法の詳細説明、個人情報公開、殺人指示書
    特定集団への有害性 特定集団に対する暴力や不当な扱いの助長、極めて攻撃的なコンテンツ
    有害な誤解を招く情報 事実と異なる不正確な有害情報、専門家のコンセンサスと矛盾、根拠のない有害な理論
    信頼できないWebページ 目的・デザインの詐称、悪意ある行為、操作を目的としたページ
    スパムサイト MCがないまたは不適切なMCを意図的に作成、ハッキング・改ざん、自動生成ページ
    コピーされたMC 完全なコピーコンテンツ、少し変更しただけのコピーコンテンツ

    第2部:検索ユーザーのニーズ理解

    第2部:検索ユーザーのニーズ理解

    ガイドラインの第2部では、検索ユーザーの行動と意図について詳しく解説されています。

    Googleが考える検索の役割

    「検索はシンプルなものから複雑なものまであり、人が達成しようとしている根本的なタスクは、完了するまでに複数のステップが必要な可能性がある。検索エンジンは、役立つ結果をすぐに表示することで、人々がタスクを完了しやすくする必要がある」

    基本用語の整理

    用語 意味
    クエリ(Query) ユーザーが検索窓に入力するテキスト、または音声
    ユーザー(User) 情報を探したり検索を通じて何らかのタスクを達成しようとする人。世界中のあらゆる人々
    ユーザーインテント(User Intent) 成し遂げたい目標・意図・目的
    ロケール(Locale) 言語と地域(2文字の国コード、日本はJP)
    SERP Search Engine Results Page(検索結果ページ)
    ランディングページ リザルトブロック内のリンクをクリック後に表示されるページ

    クエリ理解の重要性

    Googleは、クエリ調査について重要な注意を記載しています。

    「Googleでクエリ調査をする場合、SERPの上位結果をうのみにしないでください。クエリには、SERPには表示されない他の意味がある場合があるからです。検索結果の上位に表示されたからといって、そのWebページに高い評価を与えないでください」

    これはSEO実践者にとって重要な示唆です。上位表示されているページが必ずしも「理想的なコンテンツ」ではないということです。

    4つのクエリタイプ

    1. Knowクエリ: あるトピックに関する情報を知りたい
    2. Doクエリ: 何らかの目標を行動して成し遂げたい(ダウンロード、購入、楽しむ、対話など)
    3. Websiteクエリ: 特定のWebサイトやWebページを探している
    4. Visit-in-personクエリ: 近くの店舗や施設などその場所へ訪れるための情報を探している

    第3部:ニーズメット評価

    第3部:ニーズメット評価

    ニーズメット評価とは、検索評価者がGoogleの検索結果に対して行う、ユーザーニーズに焦点を当てた評価のことです。

    2022年7月28日版では、旧版の「モバイルユーザーのニーズ」から「ユーザーのニーズ」へとフォーカスが変更されました。モバイルに限定しない、より広範な評価基準になっています。

    評価者はクエリからユーザーインテントを想定し、検索結果に対してスケールで評価を行います。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. 検索品質評価ガイドラインは、直接ランキングに影響するのか?

    A. ガイドラインは直接的なランキングアルゴリズムではありません。しかし、Googleは評価者のフィードバックをもとにアルゴリズムを改善しています。つまり、ガイドラインに沿ったサイト作りは、長期的にSEO効果につながる可能性が高いです。

    Q. E-A-Tはスコア化されているのか?

    A. E-A-Tは単純なスコア指標ではありません。包括的で変動性のある大きな概念として捉えるべきです。「専門性○点」のような数値化はされていませんが、Googleのアルゴリズムはこれらの要素を総合的に評価しています。

    Q. 個人ブログでもE-A-Tは必要か?

    A. トピックによります。趣味や日常的な話題であれば、人生経験を通じて得た知識も専門性として認められます。一方、医療や法律、金融などのYMYL分野では、資格や専門教育が求められます。

    Q. ガイドラインはどのくらいの頻度で更新されるか?

    A. 年に1回程度のペースで更新されています。最新版は2022年7月28日版ですが、Googleの検索アルゴリズム自体は年間数千回のアップデートが行われています。

    まとめ:SEO実践者が押さえるべき5つの核心

    まとめ:SEO実践者が押さえるべき5つの核心

    この記事では、Google検索品質評価ガイドラインの重要ポイントを解説しました。

    重要ポイント:

    1. パーパスの明確化: 自サイトのページのパーパスが第三者に明確に把握でき、そのパーパスを客観的に達成しているかを確認する
    2. E-A-Tの重視: 専門性・権威性・信頼性はGoogleが最も重視する要素。トピックに応じた適切なレベルのE-A-Tが必要
    3. 最高品質コンテンツの定義: 長い時間と労力、専門知識、才能、技術によって作成されたコンテンツがE-A-Tの根拠となる
    4. YMYLの慎重な取り扱い: 健康、お金、安全、社会福祉に関するトピックは厳しい評価基準が適用される
    5. ユーザーニーズの理解: 検索エンジンは人々がタスクを完了しやすくするために存在する。SERPの上位結果をうのみにせず、真のユーザーインテントを理解することが重要

    次のステップ:

    • 自サイトの各ページのパーパスを明確にする
    • 運営者情報・著者プロフィールを充実させる
    • 専門性を持つ分野にコンテンツを集中させる
    • 信頼性の高いサイトを出典元として活用する
    • 定期的にコンテンツを更新・改善する

    より深く学びたい場合は、Google検索品質評価ガイドラインの原本(PDF・英語)を参照してください。

  • 【2025年最新】Googleアルゴリズムとは?最新アップデートから対策まで徹底解説

    【2025年最新】Googleアルゴリズムとは?最新アップデートから対策まで徹底解説

    「Googleのアルゴリズムって何?」
    「SEO対策で何をすればいいかわからない…」
    「最新のアップデートについていけない」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    Googleのアルゴリズムについてまず伝えたいのは、この数年で「ゲームのルール」が根本的に変わっていることです。2010年代に流行した古いSEO知識では、もはや戦えません。

    結論からお伝えすると、2025年のSEO対策で最も重要なのは「ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを作る」ことです。テクニックに頼った小手先の施策は、むしろ逆効果になる時代になりました。

    この記事では、SEO初心者の方でも理解できるよう、Googleアルゴリズムの基礎から最新アップデート、具体的な対策までわかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • Googleアルゴリズムの基本と仕組み
    • 主要なアップデートの歴史と最新動向(2025年12月時点)
    • Googleが公式に明かしている5つのランキング要因
    • E-E-A-TとYMYLの重要性
    • 今すぐ実践できる具体的な対策

    Googleのアルゴリズムとは?30秒でわかる基礎知識

    Googleのアルゴリズムとは?30秒でわかる基礎知識

    Googleのアルゴリズムとは、検索結果ページの順位を決めるために使用している計算や処理のルールのことです。

    ユーザーが検索窓にキーワードを入力すると、Googleはこのアルゴリズムを使って「どのページを上位に表示するか」を瞬時に判断しています。

    アルゴリズムは公開されていない

    重要な前提として、Googleのアルゴリズムは外部に公開されていません。Googleは以下の理由から、詳細を秘密にしています。

    • アルゴリズムは企業秘密であり、公開は競合他社を有利にする
    • 公開すると、スパム行為者に悪用され、Web全体の品質が低下する

    つまり、「Googleのアルゴリズムを完全に解明した」と主張する情報は、すべて推測や仮説に基づいています。

    200以上の要素が年間数千回更新される

    Googleのアルゴリズムは、200以上の要素で構成されています。そして驚くべきことに、年間で数千回ものアップデートが実施されています。

    このことからわかるのは、アルゴリズムの「裏をかく」ような対策は、すぐに無効化されるということです。Googleの目指す方向性を理解し、本質的な対策を行うことが重要です。

    主要なGoogleアルゴリズムのアップデート|歴史から最新まで

    主要なGoogleアルゴリズムのアップデート|歴史から最新まで

    Googleは過去に何度も大きなアルゴリズム変更を行ってきました。その歴史を知ることで、Googleが何を重視しているかが見えてきます。

    2011年:パンダアップデート

    「中身のない、薄っぺらなページ」に低い評価を与えることを目的としたアップデートです。

    対象となったのは、重複コンテンツ、盗用コンテンツ、内容の薄いコンテンツ、自動生成スパム、キーワードの詰め込みなどです。このアップデートにより、「コンテンツの量より質」が重要になりました。

    2012年:ペンギンアップデート

    不自然な被リンクで検索結果を操作しようとするサイトの排除を目的としたアップデートです。

    当時流行していた「リンクを買う」「相互リンクを大量に作る」といった手法が無効化されました。不自然な被リンクを持つサイトは、順位を大幅に落としました。

    2013年:ハミングバードアップデート

    ユーザーの検索意図を理解し、適切な検索結果を表示することを目的としたアップデートです。

    このアップデート以降、Googleは単なるキーワードマッチングではなく、「ユーザーが本当に求めている情報は何か」を理解しようとするようになりました。

    残念ながら、当時のSEO業界では「共起語・連想語を埋め込む」といった機械的な対策が流行しました。Googleが人間に近づこうとしているのに、サイト運営者が機械的な作業に走ったのは皮肉な現象でした。

    2015年:モバイルゲドン

    モバイルフレンドリーなページを優先するアップデートです。

    スマートフォンでの検索が主流になったことを受け、モバイル対応していないサイトは順位が下がるようになりました。現在では、モバイル対応は当たり前の前提となっています。

    2017年:健康アップデート(医療・健康分野)

    医療・健康分野において、信頼性が高く有益な情報を表示することを目的としたアップデートです。関連分野の60%に影響する大きな変更でした。

    このアップデートの背景には、2010年代に大流行した「キュレーションサイト(まとめサイト)」の問題がありました。特に、命にかかわる誤った医療情報を掲載していた一部のサイトは、社会問題にまで発展しました。

    このアップデート以降、YMYL分野ではE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)がより厳しく評価されるようになりました。

    2022年:ヘルプフルコンテンツアップデート

    ユーザーにとって役に立つ有用なコンテンツを検索結果に表示させるためのアップデートです。

    価値の低いコンテンツ、付加価値の低いコンテンツ、検索ユーザーにとって有用でないコンテンツを自動的に識別し、評価を下げます。重要なのは、サイト内に役に立たないコンテンツが多いと、他のコンテンツも検索上位に表示されにくくなるという点です。

    2024年〜2025年:コアアップデートの連続実施

    2024年から2025年にかけて、Googleは頻繁にコアアップデートを実施しています。

    2024年の主なアップデート:

    • 3月コアアップデート:45日間という長期間のロールアウト。低品質コンテンツを45%削減することを目標に掲げた
    • 8月コアアップデート:小規模・独立系のパブリッシャーを支援
    • 11月コアアップデート:約24日間でロールアウト完了
    • 12月コアアップデート:わずか6日間でロールアウト完了

    2025年の主なアップデート:

    • 3月コアアップデート:14日間でロールアウト完了。健康・金融分野で大きな変動
    • 6月コアアップデート:16日間でロールアウト完了
    • 12月コアアップデート:2025年12月11日に発表。現在ロールアウト中

    注目すべきは、コアアップデートの頻度が上がっていることです。Googleは「異なるコアシステムを常に改善している」と説明しており、今後も頻繁なアップデートが続く見込みです。

    Google開発のAIシステム|RankBrain・BERT・MUM

    Google開発のAIシステム|RankBrain・BERT・MUM

    Googleは検索アルゴリズムにAI技術を積極的に導入しています。

    RankBrain(2015年)

    Google検索で初めて導入されたディープラーニングシステムです。検索クエリがユーザーの意図とどう関連しているかを理解できるようになりました。

    BERT(2019年)

    自然言語処理(NLP)の事前学習モデルです。Googleは「自然言語理解における大きな飛躍」と述べています。単語の組み合わせが表す意味や意図を、より深く理解できるようになりました。

    MUM(2021年)

    現時点で最新のGoogle検索AI技術です。Googleは「BERTよりも1,000倍強力で、言葉の理解と生成の両方が可能」と述べています。複数の言語やマルチモーダル(テキスト・画像など)の情報を統合して理解できます。

    Googleが公式に明かしている5つのランキング要因

    Googleが公式に明かしている5つのランキング要因

    Googleは公式ドキュメント「ランキング結果 – Google 検索の仕組み」で、以下の5つの要因を挙げています。

    1. 検索クエリの意味

    関連性の高い結果を返すには、ユーザーがどんな情報を探しているか、つまり検索クエリの背後にある意図を理解する必要があります。

    Googleは、単なるキーワードマッチングではなく、「ユーザーが本当に知りたいこと」を解釈しようとしています。

    2. コンテンツの関連性

    コンテンツを分析して、求められている内容に関連する情報が含まれているか評価します。

    対象キーワードを含むことは今でも有効です。Googleは「最も基本的なシグナルは、検索クエリと同じキーワードがコンテンツに含まれているか(特に見出しや本文)」と明記しています。

    ただし、1つのキーワードを大量に埋め込むのはNGです。たとえば「犬」で検索する場合、「犬」という単語が何百回も出現するページではなく、犬の画像や動画、犬種のリストなど、関連性の高いコンテンツが含まれているかが評価されます。

    3. コンテンツの質

    関連性のあるコンテンツの中から、最も役立ちそうなものを優先します。そのために、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を判定するシグナルを特定しています。

    E-E-A-Tを判定するシグナルのひとつが「リンク・言及(リファー)」です。他のサイトからリンクされたり、言及されたりしているコンテンツは、質が高いと判断されやすくなります。

    4. Webサイトのユーザビリティ

    コンテンツの質に大きな差がない場合、ユーザーにとってのアクセス性が高いコンテンツが優先されます。

    具体的には、ページの読み込み速度、モバイル対応、安全な接続(HTTPS)などが評価されます。検索アルゴリズムでの優先順位は「コンテンツの質 > ユーザビリティ」ですが、質が同じページが複数ある場合、ユーザビリティの高いページが上位に表示されます。

    5. コンテキスト

    現在地、過去の検索履歴、検索設定などの情報を使って、検索結果をパーソナライズしています。

    たとえば、「サッカー」と検索した場合、ユーザーの国や地域によって、表示されるサッカーの情報が異なります。

    E-E-A-TとYMYL|2025年のSEOで最重要な概念

    E-E-A-TとYMYL|2025年のSEOで最重要な概念

    E-E-A-Tとは

    E-E-A-Tは、Googleがコンテンツの品質を評価する際に使用する指標です。

    要素 英語 意味
    E Experience 経験
    E Expertise 専門性
    A Authoritativeness 権威性
    T Trustworthiness 信頼性

    2022年12月に従来の「E-A-T」に「Experience(経験)」が追加されました。実際に製品を使用している、その場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、実体験に基づくコンテンツがより重視されるようになっています。

    4つの要素の中で最も重要なのは「信頼性(Trust)」です。経験・専門性・権威性は、信頼性を裏付けるための要素として位置づけられています。

    E-E-A-Tが2025年にさらに重要になる理由

    2025年において、E-E-A-Tの重要性はさらに高まっています。

    AI生成コンテンツの増加:AI生成コンテンツがインターネット上に溢れる中、Googleは本物の人間の経験や専門性を示すコンテンツを重視しています。

    誤情報への対策:誤情報への社会的関心が高まる中、Googleは信頼できるソースを優先する傾向を強めています。

    ユーザー期待の変化:ユーザーはどこにでもある情報ではなく、実体験に基づいた本物の洞察を求めるようになっています。

    YMYLとは

    YMYLは「Your Money or Your Life(お金・資産や人生・健康・命)」の略語です。人の健康、幸福、経済的安定に影響を与える可能性のあるトピックを指します。

    具体的には、医療・健康、金融、法律、安全などの分野が該当します。これらの分野では、E-E-A-Tがより厳しく評価されます。誤った情報が実害を及ぼす可能性があるためです。

    2025年のSEO対策|ユーザー第一主義を徹底する

    2025年のSEO対策|ユーザー第一主義を徹底する

    やるべきこと:ユーザーにとって価値あるコンテンツを作る

    以下の質問に「はい」と答えられるなら、正しい方向に進んでいます。

    • 検索エンジンを経由せず直接アクセスしてきた場合でも、そのコンテンツを役に立つと思うか?
    • コンテンツは、専門性や知識の深さを明確に示しているか?
    • サイトには明確な目的やテーマがあるか?
    • コンテンツを読み終えた人は、自分のゴールを達成するために十分な知識を得たと感じるか?
    • コンテンツを読んだ人は、満足のいく体験をしたと感じるか?

    やってはいけないこと:検索エンジンのためにコンテンツを作る

    以下に当てはまる場合は、アプローチを見直す必要があります。

    • コンテンツは、人間のためではなく検索エンジンからの集客を第一にしていないか?
    • 検索結果で上位に表示されることを期待して、多岐にわたるトピックのコンテンツを大量に作っていないか?
    • 大量のコンテンツを作るために、自動化を多用していないか?
    • 他人が言ったことの要約がほとんどで、独自の価値を付加していないのではないか?
    • 読者のためではなく、トレンドになりそうという理由だけで書いていないか?
    • 「Googleに評価される文字数がある」と聞いて、特定の文字数を目指していないか?(そのような基準は存在しない)
    • 専門知識もないのにニッチな分野に参入しようとしたのは、検索トラフィックを得られると思ったからではないか?

    具体的なE-E-A-T対策

    経験(Experience)を高める:

    • 実体験に基づいた内容を盛り込む
    • オリジナルの写真や動画を掲載する
    • 具体的なエピソードを入れる
    • 著者プロフィールで経験を明示する

    専門性(Expertise)を高める:

    • 資格、受賞歴、経験年数などを明示する
    • 専門分野に集中したコンテンツを作る
    • 専門家に監修・寄稿してもらう
    • 正確で詳細な情報を提供する

    権威性(Authoritativeness)を高める:

    • 権威性の高いサイトから被リンクを獲得する
    • 他サイトから引用・参照されるコンテンツを作成する
    • 業界での実績を積み上げる

    信頼性(Trustworthiness)を高める:

    • サイト運営者やコンテンツ作成者の身元を明示する
    • 法的に必要な表記(プライバシーポリシーなど)を整備する
    • 連絡先を明示し、問い合わせフォームを設置する
    • 信頼性の高いサイトを情報源として引用する

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. SEO対策で最も重要なことは?

    ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを作ることです。テクニックに頼った対策は短期的には効果があっても、アルゴリズムのアップデートで無効化される可能性が高いです。Googleの目指す方向性(ユーザー第一主義)に沿った本質的な対策が、長期的に効果を発揮します。

    Q. アルゴリズムのアップデートで順位が下がったらどうすればいい?

    まず、コンテンツがユーザーにとって本当に価値があるかを見直してください。E-E-A-Tの観点から、経験・専門性・権威性・信頼性を高める改善ができないか検討しましょう。なお、コアアップデートの影響からの回復には時間がかかることが多く、次のコアアップデートまで待つ必要がある場合もあります。

    Q. AI生成コンテンツはSEOに有効?

    AI生成コンテンツ自体がペナルティの対象になるわけではありません。ただし、検索ランキングを操作する目的でAIを使用してコンテンツを作成することは、Googleのスパムポリシー違反となります。AIを使う場合でも、人間によるレビューと編集を行い、独自の価値を付加することが重要です。

    Q. 被リンクはまだ重要?

    はい、被リンクは依然として重要なランキング要因です。ただし、リンクの「量」より「質」が重視されるようになっています。権威性の高いサイトからの自然な被リンクは評価されますが、購入したリンクや相互リンクなどの不自然な被リンクはペナルティの対象になる可能性があります。

    まとめ:ユーザー第一主義でSEOに取り組もう

    まとめ:ユーザー第一主義でSEOに取り組もう

    この記事では、Googleアルゴリズムの基礎から最新アップデート、具体的な対策までを解説しました。

    重要ポイント:

    • Googleアルゴリズムは200以上の要素で構成され、年間数千回更新される
    • 2024〜2025年はコアアップデートの頻度が上がっている
    • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が最重要指標
    • YMYL分野では特に厳しく評価される
    • ユーザー第一主義のコンテンツ作成が最も効果的な対策

    次のステップ:

    1. 自サイトのコンテンツがユーザーにとって本当に価値があるか見直す
    2. 著者プロフィールや運営者情報を充実させる
    3. 実体験やオリジナルの情報を盛り込む
    4. 信頼性の高いサイトを情報源として活用する

    Googleのアルゴリズムを表面的に追いかけるのはやめて、ユーザー第一主義でコンテンツ作成に取り組んでください。それが、長期的に効果を発揮する最も確実なSEO対策です。

  • 【2025年版】E-E-A-Tとは?経験・専門性・権威性・信頼性を高めるSEO対策

    【2025年版】E-E-A-Tとは?経験・専門性・権威性・信頼性を高めるSEO対策

    「E-E-A-Tって何?SEOで重要らしいけど、具体的に何をすればいいの?」
    「専門性や権威性を高めろって言われても、どうすれば…」
    「個人ブログでもE-E-A-T対策はできる?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、E-E-A-TはGoogleがサイトやページの品質を評価する際に最も重視している指標です。2022年12月に従来の「E-A-T」に「Experience(経験)」が追加され、現在の「E-E-A-T」となりました。

    この記事では、SEO初心者の方でも理解できるよう、E-E-A-Tの基本から具体的な対策方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の意味と重要性
    • なぜGoogleはE-E-A-Tを重視するのか
    • 4つの要素それぞれを高める具体的な方法
    • やるべきこと・やるべきでないことの一覧
    • E-E-A-Tを理解するうえで押さえておくべきポイント

    E-E-A-Tとは?30秒でわかる基本概念

    E-E-A-T(イーイーエーティー、またはダブルイーエーティー)とは、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されているWebサイトやコンテンツの品質評価基準です。

    以下の4つの要素の頭文字を取っています。

    要素 英語 意味
    E Experience 経験
    E Expertise 専門性
    A Authoritativeness 権威性
    T Trustworthiness 信頼性

    なぜE-E-A-Tが重要なのか

    Googleは「ユーザーにとって有益で信頼できる情報を届けること」を目指しています。そのため、検索結果に表示するコンテンツの品質を評価する必要があります。

    E-E-A-Tは、その品質を測るための重要な指標です。簡単に言えば、E-E-A-Tが高いコンテンツ=質が高いコンテンツと評価されます。

    E-A-TからE-E-A-Tへの変化

    2022年12月、Googleは検索品質評価ガイドラインを更新し、従来の「E-A-T」に「Experience(経験)」を追加しました。

    Googleは公式ブログで次のように説明しています。

    「実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます」

    つまり、専門知識だけでなく、実体験に基づくコンテンツがより重視されるようになったのです。

    最も重要なのは「信頼性(Trust)」

    E-E-A-Tの4つの要素の中で、最も重要とされているのは「信頼性(Trust)」です。

    Googleの検索品質評価ガイドラインでは、経験・専門性・権威性は「信頼性を評価するための裏付けとなる重要な概念」と位置づけられています。つまり、E-E-A-Tの中心に信頼性があり、他の3つの要素がそれを支える構造になっています。

    YMYLとE-E-A-Tの関係

    E-E-A-Tを理解するうえで、YMYL(Your Money or Your Life)という概念も押さえておきましょう。

    概念 対象 意味
    YMYL サイト/ページが扱うトピック 人間の幸福・健康・経済的安定・安全・生命に影響を与えるトピック
    E-E-A-T サイト/ページの品質 経験・専門性・権威性・信頼性

    E-E-A-Tはあらゆるサイト・ページで重要ですが、YMYLに該当する分野では特に厳しく評価されます。医療、健康、金融、法律などのトピックを扱う場合は、より高いレベルのE-E-A-Tが求められます。

    【E】経験(Experience)の高め方

    2022年に追加された「経験」は、コンテンツ作成者がそのトピックについて実体験や人生経験を持っているかどうかを評価する要素です。

    経験とは何か

    ここでいう経験とは、業務上の経験だけでなく、日常生活や人生における経験も含みます。

    例えば、美味しいラーメン店を探している人にとって、実際にそのお店を訪問した人のレビューは価値があります。確定申告ソフトの評価を知りたい人にとって、実際にそのソフトを使った人の感想は参考になります。

    このように、その内容を直接経験・体験しているかどうかが「経験」の評価ポイントです。

    経験が高いと評価される例

    • 実際に商品を購入・使用した人が書いたレビュー
    • その場所を実際に訪問した人が書いた旅行記
    • 病気を経験した人が書いた闘病記
    • サービスを実際に利用した人の体験談
    • 自分で撮影した写真や動画を掲載している記事

    経験が低いと評価される例

    • 使ったことがない商品について他サイトの情報をまとめただけのレビュー
    • 行ったことがない場所について書いた観光ガイド
    • 実体験がないのに「おすすめ」と紹介している記事

    経験を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. 実体験に基づいた内容を盛り込む
      実際に商品を使った感想、訪問した場所の様子、サービスを利用した結果などを具体的に記載しましょう。
    2. オリジナルの写真や動画を掲載する
      自分で撮影した画像は、実際に経験した証拠になります。
    3. 具体的なエピソードを入れる
      「使ってみて○○だった」「実際に試したら△△という結果になった」など、体験に基づく具体的な話を入れましょう。
    4. 経験者のプロフィールを明示する
      記事を書いた人がどのような経験を持っているかを、著者紹介などで伝えましょう。

    やるべきでないこと:

    • 経験していないことを経験したかのように書く
    • 他サイトの情報を寄せ集めただけのコンテンツを作る
    • フリー素材だけで構成する(実体験の証拠がない)

    【E】専門性(Expertise)の高め方

    専門性は、コンテンツ作成者がそのトピックについて持っている知識やスキルのレベルを指します。

    専門性とは何か

    専門性の定義は、トピックによって異なります。

    医療や法律などの専門的な分野では、資格や専門教育が求められます。一方、日常的なトピック(料理、趣味、製品レビューなど)では、人生経験を通じて得た知識も専門性として認められます。

    Googleの検索品質評価ガイドラインには、こう書かれています。

    「猫のお世話」「MacBookの使い方」といった日常的な専門知識が求められるトピックでは、人生経験を共有する一般の人々が最も専門的な情報源になり得る。

    つまり、専門性=資格や公式な訓練とは限らないのです。

    専門性が高いと評価される例

    • 適切な専門家や認定を受けた人によって作成されている
    • そのトピックにおいて十分な知識・経験を持つ人が書いている
    • 専門的なスタイルで正確に書かれている
    • 深い理解に基づいた詳細な説明がある

    専門性が低いと評価される例

    • コンテンツ作成者がトピックについて十分な専門知識を有していない
    • 表面的な情報しか含まれていない
    • 誤った情報が含まれている

    専門性を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. 専門性を示す証拠を記載する
      資格、受賞歴、経験年数、実績などを企業概要や執筆者プロフィールで明示しましょう。
    2. 自分が専門性を持っている分野のトピックでコンテンツを作る
      資格の有無だけでなく、深い経験を語れるトピックに注力しましょう。
    3. 専門性を持っていない分野は専門家に寄稿・監修してもらう
      専門性はコンテンツ作成者に対して評価されるため、寄稿記事や監修記事も有効です。
    4. 正確で詳細な情報を提供する
      根拠となるデータや出典を示し、正確性を担保しましょう。

    やるべきでないこと:

    • YMYL分野(医療、法律、金融など)で専門家ではないのに専門的なアドバイスをする
    • 自身に専門知識がない分野のトピックを扱う
    • 調べた情報を継ぎ合わせただけのコンテンツを作成する

    【A】権威性(Authoritativeness)の高め方

    権威性は、サイトやコンテンツ作成者が「社会的に認められているか」を示す要素です。

    権威性とは何か

    専門性が「その人が持っている資格や経験」であるのに対し、権威性は「社会からどう思われているか」という点が異なります。

    例えば、2人の医師がいるとします。

    • 医師A:社会的に認められた論文を多数発表している第一人者
    • 医師B:同じく優秀だが、あまり知られていない医師

    どちらも専門性は高いですが、Googleは権威性の観点から医師Aをより高く評価する傾向があります。

    権威性と被リンクの関係

    Googleが2019年に発表した白書「How Google Fights Disinformation」には、こう書かれています。

    「Googleのアルゴリズムは、信頼性と権威性に相関するシグナルを識別します。これらのシグナルの中で最もよく知られているのは、Web上のリンクを利用して権威性を理解するPageRankです」

    つまり、被リンクは権威性を高めるために有効です。特に、権威性の高いサイトからの被リンクは大きな効果があります。

    権威性が高いと評価される例

    • 数々の権威ある賞を受賞している
    • 政府系ドメイン・研究機関など公式サイト内のページ
    • その製品を製造する専門メーカーのサイト
    • 業界の権威・第一人者から推薦されている
    • 多くのサイトから引用・参照されている

    権威性が低いと評価される例

    • Webサイトがそのページのトピックに関する権威ある情報源ではない(例:料理サイトの税金情報)
    • 誰が運営しているかわからないサイト
    • 他サイトから全く参照されていない

    権威性を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. 権威性の高いサイトから被リンクを獲得する
      官公庁サイト、一流メディア、業界の第一人者、研究機関、業界紙などからの被リンクを目指しましょう。
    2. 自社が専門とする分野に集中したコンテンツを作る
      「第一人者」と自負できる分野で戦うことで、権威性を高めやすくなります。
    3. 多くのWebサイトの出典元として引用されるコンテンツを作る
      独自データ、調査結果、詳細なガイドなど、他サイトが参照したくなるコンテンツを作成しましょう。
    4. 業界での実績を積み上げる
      メディア掲載、受賞歴、講演実績などを増やし、それをサイトでも紹介しましょう。

    やるべきでないこと:

    • 権威性の低いサイトとリンクでつながる(被リンクも発リンクも)
    • 自社の事業やサイトの方向性と関係のない多様なトピックを扱う
    • リンク購入など不自然な被リンク獲得を行う

    【T】信頼性(Trustworthiness)の高め方

    信頼性は、E-E-A-Tの中で最も重要な要素です。サイトやコンテンツが「信頼するに値するか」を評価します。

    信頼性とは何か

    信頼性は「他者からの評価」を加味する点で権威性と似ていますが、「善悪の善か・悪か」というニュアンスがあります。

    専門性や権威性は「コンテンツの内容は正確か?」という観点で担保されますが、信頼性は「信用しても問題のない、善良なサイト運営者・コンテンツ作成者か?」という観点で評価されます。

    信頼性が高いと評価される例

    • ネット上でよい評判が多い
    • 運営会社が有名で評価が高い
    • サイトに詳細な運営者情報やカスタマーサービス情報が掲載されている
    • SSL化(https)されている
    • プライバシーポリシーや利用規約が明示されている

    信頼性が低いと評価される例

    • 安全でない接続を持つサイト(http)
    • ネット上で悪い評判が多い(お金を払ったのに商品が届かない、など)
    • 匿名であることの合理性がないのに運営者情報がない
    • 問い合わせ先がない、または明確でない

    信頼性を高めるための対策

    やるべきこと:

    1. サイト運営者やコンテンツ作成者の身元を明示する
      運営者や作成者がわからないと、信頼性はゼロカウントになります。会社情報、著者プロフィールを充実させましょう。
    2. 法的に必要な表記を行う
      ECサイトの「特定商取引法に基づく表記」、プライバシーポリシーなどを整備しましょう。
    3. 連絡先の明示・問い合わせフォームを設置する
      顧客向けのカスタマーサポート窓口を設け、アクセスしやすい場所に配置しましょう。
    4. E-E-A-Tが高いサイトを情報の出典元として発リンクする
      官公庁サイト(go.jp)や大学、研究機関など信頼性の高いサイトを情報源として活用し、リンクしましょう。
    5. 本業でよい評判を獲得する
      サイト運営者やコンテンツ作成者自身の評判は、サイト内だけのものではありません。本業で獲得したよい評判が、本当の信頼性の源泉になります。

    やるべきでないこと:

    • オンライン・オフラインを問わず、ユーザーの信頼を損なう行為をする
    • 法的にグレーゾーンのビジネスを行う
    • ユーザーがだまされたと感じるコンテンツを作る
    • 信頼性が低いサイトとの関係を構築する(発リンク・被リンクともに)

    E-E-A-T対策一覧表|やるべきこと・やるべきでないこと

    ここまでの内容を表形式でまとめます。

    要素 やるべきこと やるべきでないこと
    経験 ・実体験に基づいた内容を盛り込む
    ・オリジナルの写真や動画を掲載
    ・具体的なエピソードを入れる
    ・経験者のプロフィールを明示
    ・経験していないことを経験したかのように書く
    ・他サイトの情報を寄せ集めるだけ
    ・フリー素材だけで構成する
    専門性 ・専門性を示す証拠を記載(資格、受賞歴、経験など)
    ・自分が専門性を持つ分野のトピックでコンテンツ作成
    ・専門家に寄稿・監修してもらう
    ・YMYL分野で専門家でないのに専門的アドバイス
    ・専門知識がない分野のトピックを扱う
    権威性 ・権威性の高いサイトから被リンク獲得
    ・自社が専門とする分野に集中したコンテンツ作成
    ・引用されるコンテンツを作成
    ・権威性の低いサイトとリンクでつながる
    ・自社と無関係な多様なトピック扱い
    信頼性 ・運営者・作成者の身元明示
    ・法的に必要な表記実施
    ・連絡先明示・問い合わせフォーム設置
    ・E-E-A-T高いサイトを出典元として発リンク
    ・本業でよい評判獲得
    ・ユーザーの信頼を損なう行為
    ・信頼性が低いサイトとの関係構築

    E-E-A-Tを理解するうえで押さえておくべき3つのポイント

    最後に、E-E-A-Tを正しく理解し、効果的に対策するための重要なポイントを3つお伝えします。

    1. E-E-A-Tは単純なスコアではない

    E-E-A-Tは「経験○点、専門性○点、権威性○点、信頼性○点」といった単純なスコア指標ではありません。包括的で変動性のある大きな概念として捉えるべきです。

    Googleの白書「How Google Fights Disinformation」には、検索品質評価ガイドラインのE-E-A-T評価プロセスと実際のランキングアルゴリズムは別物であると記載されています。ただし、人間評価者の判断に沿うようアルゴリズムが繰り返し改善されており、Googleは年間数千回ものアップデートを行っています。

    つまり、E-E-A-Tを意識した施策は、長期的にSEO効果をもたらす可能性が高いということです。

    2. トピックによって基準が変わる

    同じ「専門性」でも、医療トピックと趣味トピックでは求められるものが異なります。

    医療情報であれば医師や医療資格者の監修が必要ですが、「猫の飼い方」であれば長年猫を飼っている人の経験が専門性として認められます。

    自分が扱うトピックに合わせて「何がE-E-A-Tか」を都度考える必要があります。

    3. 本質的な取り組みが最も効果的

    E-E-A-T対策として最も効果的なのは、小手先のテクニックではなく、本質的に経験・専門性・権威性・信頼性を高める取り組みです。

    枝葉ではなく幹を育てるつもりで、地道にコンテンツの質を向上させていくことが、最も確実で効果的なSEO対策となります。

    まとめ:E-E-A-Tを意識して、質の高いコンテンツを作ろう

    この記事では、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)について解説しました。

    重要ポイント:

    • E-E-A-TはGoogleがサイト品質を評価する最も重要な指標
    • 2022年に「経験(Experience)」が追加され、実体験がより重視されるように
    • 4つの要素の中で「信頼性」が最も重要
    • YMYL分野では特に厳しく評価される
    • 本質的な取り組みが最も効果的

    次のステップ:

    1. 自分のサイトの運営者情報・著者プロフィールを見直す
    2. 記事に実体験やオリジナルの情報を盛り込む
    3. 専門性を持つ分野にコンテンツを集中させる
    4. 信頼性の高いサイトを出典元として活用する

    E-E-A-Tは一朝一夕で高まるものではありませんが、継続的に取り組むことで、サイト全体の評価向上につながります。まずは自分のサイトでできることから始めてみてください。