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  • 【2025年版】n8nフェアコードライセンスを徹底解説|商用利用OKとNGの境界線

    【2025年版】n8nフェアコードライセンスを徹底解説|商用利用OKとNGの境界線

    「n8nは無料で使えるの?商用利用は大丈夫?」
    「フェアコードライセンスって何?オープンソースとは違うの?」
    「自社サービスにn8nを組み込んでも問題ない?」

    n8nの導入を検討する際、ライセンスについて不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

    結論からお伝えすると、n8nは「Sustainable Use License(サステナブルユースライセンス)」というフェアコードライセンスを採用しており、社内の業務自動化であれば無料で商用利用できます。ただし、n8n自体を再販したり、自社サービスに組み込んで顧客に提供する場合は制限があります。

    この記事では、n8nのライセンス体系を具体的なOK/NG事例とともに解説し、企業が安心してn8nを活用するためのポイントをお伝えします。

    この記事でわかること

    • フェアコードライセンスとは何か
    • オープンソースとの違い
    • 商用利用OK・NGの具体的な事例
    • 企業でn8nを安全に使うためのポイント
    • ライセンス違反を避けるためのチェックリスト

    n8nのライセンス体系を理解する

    n8nのライセンスを正しく理解するには、まず「フェアコード」という概念を知る必要があります。

    フェアコード(Fair-code)とは?

    フェアコードとは、n8n社が提唱するソフトウェアの配布モデルです。以下の4つの特徴を持つソフトウェアを指します。

    • 一般的に無料で使用でき、誰でも配布できる
    • ソースコードが公開されている
    • 誰でも拡張・カスタマイズできる
    • 商用利用に一定の制限がある

    重要なのは、フェアコードは「ライセンス」そのものではなく、ソフトウェア配布の「モデル」や「考え方」を表す用語だという点です。

    Sustainable Use License(SUL)とは?

    n8nが実際に採用しているライセンスが「Sustainable Use License」です。2022年にn8nが作成した独自のライセンスで、以下の権利と制限があります。

    許可されていること

    • 自社の内部業務目的での使用・改変
    • 非商用・個人利用での使用・改変
    • 非商用目的での無料配布

    制限されていること

    • n8nを他者に販売すること
    • n8nをホスティングサービスとして提供すること
    • 自社サービスの機能としてn8nを組み込むこと

    オープンソースとの違い

    n8nはソースコードが公開されていますが、「オープンソース」ではありません。

    項目 オープンソース(例:MIT、Apache 2.0) フェアコード(n8n SUL)
    ソースコード 公開 公開
    無料利用 可能 可能
    改変・拡張 可能 可能
    商用利用 制限なし 一部制限あり
    再販・ホスティング 可能 制限あり

    オープンソースには「使用目的を制限してはならない」というルールがあります。n8nは商用利用に制限を設けているため、厳密にはオープンソースの定義に当てはまりません。

    なぜn8nはフェアコードを選んだのか?

    n8n社がフェアコードモデルを採用した理由は、「持続可能なビジネス」を構築するためです。

    完全なオープンソースの場合、大手クラウドプロバイダーがソフトウェアをそのまま利用してサービス化し、オリジナルの開発者に還元されないケースがあります。n8nはこの問題を避けつつ、オープンソースの利点(透明性、拡張性、セキュリティ)を維持するためにフェアコードを選択しました。

    商用利用OK・NGの具体例

    ここからは、n8nのライセンス上で許可されている使い方と禁止されている使い方を具体的に見ていきます。

    商用利用OKの事例

    1. 自社の業務自動化(Internal Business Use)

    最も一般的な使い方です。以下のような用途は完全に許可されています。

    • 社内システム間のデータ連携
    • 営業・マーケティングの自動化
    • カスタマーサポートの効率化
    • 経理・人事業務の自動化
    • 社内レポートの自動生成

    企業規模に関係なく、自社の業務効率化が目的であればライセンス費用は発生しません。

    2. クライアント向けのワークフロー構築サービス

    コンサルティングや受託開発として、クライアントの環境にn8nを導入し、ワークフローを構築・運用代行することは許可されています。

    ポイントは「クライアント自身の環境」でn8nを運用することです。

    3. 教育コンテンツやテンプレートの販売

    n8nの使い方を教える有料講座や、ワークフローテンプレートを販売することは許可されています。

    4. カスタムノードの開発・提供

    n8nを拡張するカスタムノードを開発し、公開・販売することも問題ありません。

    商用利用NGの事例

    1. n8nのホワイトラベル販売

    n8nに独自のブランド名をつけて、あたかも自社製品のように販売することは禁止されています。

    2. n8nのホスティングサービス提供

    自社サーバーでn8nをホストし、顧客に有償でアカウントを発行して利用させるサービスはライセンス違反となります。

    3. 自社SaaSへのn8n組み込み

    自社が運営するSaaSサービスの機能として、n8nを組み込んで顧客に提供することは原則として禁止されています。

    たとえば、自社のプロジェクト管理ツールに「自動化機能」としてn8nを統合し、顧客がワークフローを作成できるようにする、といった使い方はNGです。

    グレーゾーン:判断に迷う場合

    以下のようなケースは判断が難しい場合があります。

    ケース1:自社アプリのバックエンド処理

    自社アプリの内部処理(顧客には見えない部分)でn8nを使う場合、公式ドキュメントでは「n8nの価値を直接顧客に提供しているかどうか」で判断すべきとされています。

    ケース2:グループ会社での利用

    親会社・子会社間での利用は「内部利用」とみなされる可能性が高いですが、明確な記載はありません。

    判断に迷う場合は、n8n社(license@n8n.io)に直接問い合わせることを推奨します。

    n8n Embed:SaaS組み込みを可能にする公式プログラム

    前述のように、n8nを自社SaaSに組み込むことは原則禁止ですが、公式に許可を得る方法があります。

    n8n Embedとは?

    n8n Embedは、自社製品にn8nの自動化機能を組み込みたい企業向けの公式プログラムです。n8n社と契約を結ぶことで、ライセンス上の制限を解除できます。

    n8n Embedの主な特徴

    • 自社SaaSにn8nを統合可能
    • 顧客向けのワークフロー機能を提供可能
    • n8nのブランドを表示するかどうかは選択可能
    • 専用のサポートと技術支援を受けられる

    n8n Embedを検討する場合は、n8n公式サイトから問い合わせが可能です。

    2種類のライセンスの適用範囲

    n8nのソースコードには、実は2種類のライセンスが適用されています。

    Sustainable Use License

    GitHubのメインリポジトリにあるソースコードの大部分に適用されます。コミュニティ版(Community Edition)のコア機能はこのライセンスでカバーされています。

    n8n Enterprise License

    ファイル名に「.ee.」が含まれるソースコードに適用されます。エンタープライズ向けの機能(SSO、SAML、LDAP、監査ログなど)がこれに該当します。

    エンタープライズ機能を利用するには、n8n社から商用ライセンスを購入する必要があります。

    企業でn8nを安全に使うためのチェックリスト

    企業でn8nを導入する際、ライセンス違反を避けるためのチェックリストを用意しました。

    導入前の確認事項

    チェック項目 確認内容
    利用目的 自社の内部業務効率化が目的か?
    顧客への提供 n8nの機能を直接顧客に提供しないか?
    再販・ホスティング n8nを第三者に販売・ホスティングしないか?
    SaaS組み込み 自社サービスにn8nを組み込まないか?
    エンタープライズ機能 SSO/SAML/監査ログなどが必要か?

    ライセンス違反にならないための3つのポイント

    1. 「内部利用」の範囲を明確にする

    n8nで自動化する対象が、自社の業務プロセスであることを確認します。外部の顧客やパートナーが直接n8nを操作する形態は避けましょう。

    2. n8nの価値を「直接販売」しない

    n8nのワークフロー機能そのものを商品として販売することは避けます。コンサルティングや構築代行として付加価値をつける形であれば問題ありません。

    3. 迷ったらn8n社に相談する

    ライセンスの解釈に迷う場合は、license@n8n.ioに問い合わせることで公式見解を得られます。後からライセンス違反が発覚するリスクを避けるためにも、事前確認は重要です。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 社内利用でもライセンス費用は発生しますか?

    A. いいえ、発生しません。自社の業務効率化が目的であれば、企業規模に関係なく無料で利用できます。Community Editionをセルフホストする場合、ソフトウェア自体のライセンス費用はゼロです(サーバー費用は別途必要)。

    Q. クライアント企業にn8nの導入支援をするのは問題ありませんか?

    A. 問題ありません。クライアントの環境にn8nをインストールし、ワークフローを構築・運用代行するコンサルティング業務は公式に許可されています。

    Q. n8nを使った社内ツールを子会社に展開できますか?

    A. グループ会社での利用は「内部利用」とみなされる可能性が高いですが、明確な規定はありません。規模が大きい場合は、念のためn8n社に確認することをおすすめします。

    Q. 会社のポリシーで商用利用制限があるソフトウェアは使えません。どうすればいいですか?

    A. n8n社に連絡することで、個別のライセンス契約について相談できます。企業の法務・購買部門の要件に合わせた対応が可能な場合があります。

    Q. n8nに貢献したコードの著作権はどうなりますか?

    A. GitHubに貢献したコードは、GitHubの利用規約に従います。貢献者がコードの責任を持ちますが、他のGitHubユーザーにも一定の利用権が付与されます。

    まとめ:n8nのライセンスを正しく理解して安心して活用しよう

    この記事では、n8nのフェアコードライセンス(Sustainable Use License)について解説しました。

    ライセンスの基本

    • n8nは「フェアコード」モデルを採用(オープンソースではない)
    • ソースコードは公開されており、無料で利用可能
    • 商用利用には一部制限がある

    商用利用のルール

    • OK:自社の業務自動化、クライアントへの導入支援、教育コンテンツ販売
    • NG:n8nの再販、ホスティングサービス提供、SaaSへの組み込み
    • SaaS組み込みが必要な場合は「n8n Embed」を検討

    安全に使うためのポイント

    • 利用目的が「内部業務効率化」であれば問題なし
    • n8nの機能を直接顧客に販売しない
    • 迷ったらn8n社(license@n8n.io)に相談

    n8nは強力な自動化ツールであり、ライセンスを正しく理解すれば多くの企業で安心して活用できます。自社の業務効率化を目的とした利用であれば、ぜひ積極的に導入を検討してみてください。

  • 【2025年版】n8n Cloudの料金プランを徹底比較|Starter・Pro・Business・Enterpriseの違いを解説

    【2025年版】n8n Cloudの料金プランを徹底比較|Starter・Pro・Business・Enterpriseの違いを解説

    「n8n Cloudの料金体系がわかりにくい」
    「自分に合ったプランはどれ?」
    「無料版と有料版の違いを知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、n8n Cloudは月額€20(約3,300円)のStarterプランから始められ、ワークフロー実行回数に応じた課金モデルを採用しています。他のツールがステップ単位で課金するのに対し、n8nはワークフロー全体の実行を1回とカウントするため、複雑な自動化でもコストを抑えやすい設計になっています。

    この記事では、n8n Cloudの4つの料金プランの詳細比較から、無料版(Community Edition)との違い、最適なプラン選びのポイントまで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • n8n Cloud 4つの料金プランの詳細比較
    • 各プランに含まれる機能と制限
    • 無料のCommunity Editionとの違い
    • 実行回数の考え方と見積もり方法
    • 自分に合ったプランの選び方

    n8nの料金体系の基本

    n8nには大きく2つの提供形態があります。

    クラウド版とセルフホスト版の違い

    提供形態 特徴 料金
    n8n Cloud n8n社が運用するマネージドサービス 月額€20〜
    セルフホスト(Community Edition) 自分のサーバーにインストール 無料(サーバー費用のみ)
    セルフホスト(Business/Enterprise) 自社サーバー + 商用ライセンス 月額€667〜

    実行回数ベースの課金モデル

    n8nの料金体系の最大の特徴は「実行回数」ベースの課金です。

    1実行の定義

    • ワークフロー全体を1回実行すると1実行としてカウント
    • ワークフロー内のステップ数は関係なし
    • 処理するデータ量も関係なし

    たとえば、100ステップあるワークフローでも、10,000件のデータを処理しても、1回の実行は1回としてカウントされます。

    他ツールとの課金モデルの違い

    ツール 課金単位 特徴
    n8n ワークフロー実行回数 複雑なワークフローでもコスト一定
    Zapier タスク数 ステップごとに課金が発生
    Make(旧Integromat) オペレーション数 処理ステップごとに課金

    n8nの公式ブログによると、他のツールで10,000オペレーションかかる処理も、n8nでは1回の実行で完了できるケースがあるとのことです。

    n8n Cloud 4つの料金プラン詳細比較

    n8n Cloudには4つの料金プランがあります。すべてのプランで無制限のユーザー数・ワークフロー数・全インテグレーションが利用可能です。

    Starterプラン:月額€20

    個人や入門者向けのエントリープランです。

    料金

    • 年払い:€20/月(約3,300円)
    • 月払い:€24/月(約3,960円)

    実行回数

    • 月間2,500回の実行が含まれる

    主な機能

    • 1つの共有プロジェクト
    • 5つの同時実行
    • 無制限のユーザー
    • 50クレジットのAI Workflow Builder
    • フォーラムサポート

    制限事項

    • 320MiB RAM
    • 10 millicoreのバースト可能CPU
    • ワークフロー履歴:1日分

    こんな人におすすめ

    • n8nを初めて試す人
    • 個人プロジェクトで使いたい人
    • 月に数十〜数百回程度の実行で十分な人

    Proプラン:月額€50

    個人開発者や小規模チーム向けの本格運用プランです。

    料金

    • 年払い:€50/月(約8,250円)
    • 月払い:€60/月(約9,900円)

    実行回数

    • 月間10,000回の実行が含まれる

    主な機能(Starterに加えて)

    • 3つの共有プロジェクト
    • 20の同時実行
    • 7日間のインサイト(分析機能)
    • 150クレジットのAI Workflow Builder
    • 管理者ロール
    • グローバル変数
    • ワークフロー履歴:5日分
    • 実行検索機能

    こんな人におすすめ

    • 本番環境でワークフローを運用したい人
    • 小規模チームで共同作業したい人
    • 日次〜週次で定期実行するワークフローがある人

    Businessプラン:月額€667

    100人未満の企業向けのコラボレーションプランです。セルフホスト専用プランとなります。

    料金

    • 年払い:€667/月(約110,000円)

    実行回数

    • 月間40,000回の実行が含まれる

    主な機能(Proに加えて)

    • 6つの共有プロジェクト
    • SSO、SAML、LDAP認証
    • 30日間のインサイト
    • 異なる環境(開発/本番など)
    • スケーリングオプション
    • Gitによるバージョン管理
    • フォーラムサポート

    こんな人におすすめ

    • チームで本格的に自動化を進めたい企業
    • SSO認証が必要な環境
    • 開発・本番環境を分けて運用したい場合

    Enterpriseプラン:カスタム料金

    厳格なコンプライアンス・ガバナンス要件を持つ組織向けです。

    料金

    • 要問い合わせ(カスタム)

    実行回数

    • カスタム(組織に合わせて設定)

    主な機能(Businessに加えて)

    • 無制限の共有プロジェクト
    • 200以上の同時実行
    • 365日間のインサイト
    • 1000クレジットのAI Workflow Builder(Cloud版のみ)
    • 外部シークレットストア連携
    • ログストリーミング(Datadogなど)
    • 拡張データ保持
    • SLA付き専任サポート
    • 請求書払い

    こんな人におすすめ

    • 大規模な自動化基盤を構築したい企業
    • 専任サポートとSLAが必要な場合
    • 監査ログやログストリーミングが必須な環境

    4プランの機能比較表

    機能 Starter Pro Business Enterprise
    月額料金(年払い) €20 €50 €667 カスタム
    月間実行回数 2,500 10,000 40,000 カスタム
    同時実行数 5 20 200+
    共有プロジェクト 1 3 6 無制限
    ワークフロー履歴 1日 5日 365日+
    インサイト期間 7日 30日 365日
    グローバル変数 ×
    SSO/SAML/LDAP × ×
    Git連携 × ×
    専任サポート × × ×
    ホスティング Cloud Cloud セルフホスト 両方可

    無料のCommunity Editionとは?

    n8nにはGitHubで公開されている無料のCommunity Editionがあります。

    Community Editionの特徴

    • 完全無料で利用可能
    • 実行回数の制限なし
    • アクティブワークフロー数の制限なし
    • 全インテグレーション(400以上)が利用可能
    • 自分のサーバーで運用(セルフホスト)

    Community Editionでできないこと

    • n8n社によるホスティング・運用代行
    • SSO/SAML/LDAP認証
    • 複数環境の管理
    • Gitによるバージョン管理
    • ログストリーミング
    • 専任サポート

    Community Editionの実質コスト

    ソフトウェア自体は無料ですが、サーバー費用がかかります。

    • VPS(小規模):月額500〜2,000円程度
    • 本番環境(中規模):月額5,000〜15,000円程度
    • 大規模環境:月額30,000円以上

    加えて、サーバー管理・セキュリティ対策・バックアップなどの運用工数も考慮する必要があります。

    実行回数の見積もり方法

    適切なプランを選ぶには、月間の実行回数を見積もることが重要です。

    スケジュール実行の場合

    実行頻度 月間実行回数
    1日1回 約30回
    1時間ごと 約720回
    15分ごと 約2,880回
    5分ごと 約8,640回

    Webhook実行の場合

    Webhookトリガーの場合は、イベント発生回数がそのまま実行回数になります。

    • 1日100件のフォーム送信 → 月間約3,000実行
    • 1日500件のAPI呼び出し → 月間約15,000実行

    チャットボットの場合

    チャットボットでは、メッセージ数×会話数で計算します。

    • 1日50件の会話 × 平均5メッセージ = 1日250実行
    • 月間換算:約7,500実行

    プラン選びの目安

    月間実行回数 推奨プラン
    〜2,500回 Starter
    2,500〜10,000回 Pro
    10,000〜40,000回 Business
    40,000回以上 Enterprise

    実行回数を超過した場合

    契約した実行回数を超えた場合の扱いについて解説します。

    ワークフローは停止しない

    実行回数の上限を超えても、ワークフローは引き続き動作します。業務が突然止まる心配はありません。

    超過料金が発生する

    超過分については追加料金が発生する可能性があります。Businessプランの場合、300,000実行あたり€4,000の超過料金が設定されています。

    事前に通知される

    年間Businessプラン以上では、契約実行回数の80%に達した時点でn8nチームから連絡があります。プランのアップグレードを検討する時間的余裕があります。

    無料トライアルについて

    n8n Cloudでは各プランの無料トライアルを提供しています。

    Starter/Proプランの無料トライアル

    • クレジットカード登録不要
    • Pro相当の機能がすべて利用可能
    • Starterプランの制限(5同時実行、2,500実行など)
    • 20クレジットのAI Workflow Builder

    Businessプランの無料トライアル

    • 14日間の完全機能トライアル
    • クレジットカード登録が必要
    • Business機能をすべて体験可能

    スタートアップ向け割引

    20名未満のスタートアップ企業向けに、Businessプランが50%オフになる特別プランが用意されています。

    条件

    • 従業員20名未満
    • n8n公式サイトから申請が必要

    該当する場合は、公式サイトの「Start-up Plan」ページから詳細を確認できます。

    料金プランの選び方

    個人・副業での利用

    推奨:Starterプラン(€20/月)またはCommunity Edition

    • 月間2,500実行で足りる場合はStarterプラン
    • 技術力があり運用も自分でできるならCommunity Edition
    • まずは無料トライアルで試すのがおすすめ

    小規模チーム・スタートアップ

    推奨:Proプラン(€50/月)

    • 10,000実行/月で本格的な自動化が可能
    • チームでの共同作業に対応
    • グローバル変数やワークフロー履歴が便利

    成長中の企業

    推奨:Businessプラン(€667/月)またはスタートアップ割引

    • SSO認証が必要な場合はBusiness必須
    • 開発/本番環境の分離が可能
    • 20名未満なら50%オフのスタートアップ割引を検討

    大企業・エンタープライズ

    推奨:Enterpriseプラン

    • SLA付きの専任サポート
    • 監査ログ・ログストリーミング対応
    • 大規模な実行回数に対応
    • 請求書払い可能

    よくある質問(FAQ)

    Q. 実行回数はどこで確認できますか?

    A. n8n Cloudのインサイトダッシュボードで確認できます。Businessプラン以上では、週次でメールでも通知されます。

    Q. 年払いと月払いどちらがお得ですか?

    A. 年払いにすると約17%の割引になります。長期利用が確定している場合は年払いがおすすめです。

    Q. プランの途中変更はできますか?

    A. はい、いつでもアップグレード可能です。ダウングレードは次の請求サイクルから適用されます。月払いならいつでもキャンセル可能で、年払いの場合は契約期間終了時に解約となります。

    Q. Community Editionから有料プランへの移行はできますか?

    A. はい、可能です。ライセンスキーを取得し、既存のCommunity Editionインスタンスに適用することで、Business/Enterprise機能を有効化できます。

    Q. ライセンスキーは複数インスタンスで使えますか?

    A. はい、Business/Enterpriseのライセンスキーは無制限のインスタンスで使用できます。ただし、すべてのインスタンスの実行回数が合算されて契約上限にカウントされます。

    Q. データはどこに保存されますか?

    A. n8n Cloudの場合、データはEU内(ドイツ・フランクフルト)のサーバーに保存されます。セルフホストの場合は、自分で選んだサーバーに保存されます。

    まとめ:n8n Cloudで最適な自動化基盤を構築しよう

    この記事では、n8n Cloudの料金プランについて詳しく解説しました。

    料金プランの概要

    • Starter:€20/月、2,500実行、個人・入門者向け
    • Pro:€50/月、10,000実行、小規模チーム向け
    • Business:€667/月、40,000実行、企業向け(セルフホスト)
    • Enterprise:カスタム、大規模組織向け
    • Community Edition:無料、セルフホスト、実行回数無制限

    n8nの料金メリット

    • ワークフロー実行回数ベースの課金でコスト予測がしやすい
    • ステップ数やデータ量に関係なく1実行は1実行
    • 全プランで無制限のユーザー・ワークフロー・インテグレーション
    • 14日間の無料トライアルで機能を試せる

    次のステップ

    1. 月間の実行回数を見積もる
    2. 無料トライアルでn8n Cloudを試す
    3. 必要な機能(SSO、Git連携など)を確認する
    4. 最適なプランを選択して自動化を開始する

    n8nは他の自動化ツールと比較して、複雑なワークフローでもコストが膨らみにくい設計になっています。まずは無料トライアルで実際に試してみて、自分の使い方に合ったプランを見つけてください。

  • 【2025年版】n8nとMCPの連携方法を徹底解説|AIエージェント自動化の最前線

    【2025年版】n8nとMCPの連携方法を徹底解説|AIエージェント自動化の最前線

    「n8nでMCPを使ってみたいけど、設定方法がわからない」
    「AIエージェントと自動化ワークフローを連携させたい」
    「MCP Server TriggerとMCP Client Toolの違いを知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、n8nは2025年にネイティブMCPノードを実装し、MCP Server TriggerとMCP Client Toolの2つのノードでMCPに完全対応しました。これにより、n8nワークフローをAIエージェントから呼び出したり、外部のMCPサーバーをn8nから利用したりできるようになります。

    この記事では、n8nとMCPの連携方法から、具体的な設定手順、実践的なユースケースまで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • MCPとは何か、n8nとの関係性
    • MCP Server TriggerとMCP Client Toolの役割と違い
    • n8nでMCPサーバーを構築する具体的な手順
    • 外部MCPサーバーをn8nから利用する方法
    • Claude DesktopやCursorとの連携方法

    MCPとは?n8nとの関係性

    MCP(Model Context Protocol)は、2024年末にAnthropicがオープンソースとしてリリースしたプロトコルです。AIモデルと外部システムを標準化された方法で接続するための仕組みで、「AIのための統一コネクタ」とも言えます。

    従来、AIエージェントがさまざまなツールやデータソースに接続するには、それぞれ個別のカスタム実装が必要でした。MCPはこの課題を解決し、一度のセットアップで多様なサービスと連携できる環境を実現します。

    n8nがMCPに対応した意義

    n8nは400以上のサービスと連携できるオープンソースのワークフロー自動化プラットフォームです。2025年2月〜4月にかけて、n8nチームは2つの重要なノードを公式に導入しました。

    • MCP Server Trigger:n8nワークフローをMCPサーバーとして公開
    • MCP Client Tool:外部のMCPサーバーをn8nから利用

    これにより、n8nはMCPエコシステムにおいてサーバーとしてもクライアントとしても機能できるようになり、AIエージェントとの連携の可能性が大きく広がりました。

    MCP Server TriggerとMCP Client Toolの違い

    n8nでMCPを活用する際は、2つのノードの役割を理解することが重要です。

    MCP Server Trigger:n8nをMCPサーバーにする

    MCP Server Triggerノードは、n8nワークフローをMCPサーバーとして外部に公開するためのノードです。

    主な機能

    • n8nワークフローをMCPエンドポイントとして公開
    • 外部のAIエージェント(Claude Desktop、Cursorなど)からn8nのツールを呼び出せる
    • Bearer認証やOAuth2による認証設定が可能
    • SSE(Server-Sent Events)とストリーマブルHTTPをサポート

    つまり、MCP Server Triggerを使えば「AIエージェントがn8nワークフローを自由に呼び出せる状態」を作れます。

    MCP Client Tool:外部MCPサーバーを利用する

    MCP Client Toolノードは、n8nワークフローから外部のMCPサーバーに接続するためのノードです。

    主な機能

    • 外部MCPサーバーが提供するツールをn8nから呼び出せる
    • n8nのAIエージェントノードと組み合わせて利用
    • Brave Search、Filesystem、GitHubなど多様なMCPサーバーに対応
    • 利用するツールを「すべて」または「選択」で指定可能

    既存のMCPサーバーをn8nのワークフロー内で活用したい場合に使用します。

    2つのノードの使い分け

    ノード 役割 ユースケース
    MCP Server Trigger n8nをサーバーとして公開 Claude DesktopやCursorからn8nワークフローを呼び出す
    MCP Client Tool 外部サーバーに接続 n8nのAIエージェントで外部MCPサーバーのツールを使う

    MCP Server Triggerでn8nをMCPサーバー化する手順

    n8nワークフローをMCPサーバーとして公開する具体的な手順を解説します。

    ステップ1:新しいワークフローを作成

    n8nエディタで新規ワークフローを作成します。このワークフローがAIエージェントから呼び出される「ハブ」となります。

    ステップ2:MCP Server Triggerノードを追加

    ノード追加パネルから「MCP Server Trigger」を検索して追加します。

    設定項目

    • MCP URL Path:自動生成されるユニークなパス(カスタマイズ可能)
    • Authentication:認証方式(None、Bearer、Header Auth、OAuth2)

    テスト段階では認証を「None」に設定しても構いませんが、本番環境では必ずBearer認証などを設定してください。

    ステップ3:ツールノードを接続

    MCP Server Triggerノードに、公開したいツールを接続します。

    接続できるツールの例

    • Google Calendar、Gmail、Slackなどのビルトイン連携ノード
    • HTTP Requestノードで外部APIを呼び出すカスタムツール
    • Custom n8n Workflow Toolノードで他のワークフローを公開

    ステップ4:ワークフローを有効化

    ワークフローを「Active」に切り替えます。これにより、Production URLが生成され、外部からアクセス可能になります。

    ステップ5:Claude Desktopと連携する

    Claude DesktopからMCP Server Triggerに接続するには、mcp-remoteプロキシを使用します。

    Claude Desktopの設定ファイルに以下を追加します。

    
    {
      ”mcpServers”: {
        ”n8n”: {
          ”command”: “npx”,
          ”args”: [
            ”mcp-remote”,
            ””,
            ”–header”,
            ”Authorization: Bearer “
          ]
        }
      }
    }
    

    「MCP_URL」はMCP Server Triggerノードで生成されたProduction URLに、「TOKEN」はBearer認証のトークンに置き換えてください。

    MCP Client Toolで外部MCPサーバーを利用する手順

    n8nのAIエージェントから外部MCPサーバーのツールを利用する手順を解説します。

    ステップ1:AIエージェントワークフローを作成

    チャットトリガーなどを起点として、AIエージェントノードを追加します。OpenAIやAnthropicなどのLLMモデルを設定しておきます。

    ステップ2:MCP Client Toolノードを追加

    AIエージェントノードのToolsセクションに「MCP Client Tool」ノードを追加します。

    設定項目

    • SSE Endpoint:接続先MCPサーバーのSSEエンドポイント
    • Authentication:MCPサーバーの認証方式
    • Tools to Include:利用するツールの選択(All / Selected)

    ステップ3:MCPサーバーの認証情報を設定

    接続するMCPサーバーに応じて、適切な認証情報(APIキーなど)を設定します。

    利用可能なMCPサーバーの例

    GitHubのmodelcontextprotocol/serversリポジトリで、さまざまなMCPサーバーが公開されています。

    • Brave Search:Web検索とローカル検索
    • Filesystem:ローカルファイルシステムの操作
    • GitHub:リポジトリ操作やIssue管理
    • Slack:メッセージ送信やチャンネル管理
    • Google Drive:ファイル操作

    n8n × MCP連携の実践的なユースケース

    n8nとMCPを組み合わせることで、さまざまな自動化が実現できます。

    ユースケース1:AIパワードチケットトリアージ

    SlackやLinearからのサポートチケットを自動的にAIが分析・分類。特定の絵文字がついたSlackメッセージをトリガーにして、AIがチケットを構造化データに変換し、適切なチームに振り分けます。

    ユースケース2:自動リサーチ要約

    検索クエリの実行、Webスクレイピング、コンテンツ分析、構造化レポート作成までを自動化。AIが複数のソースから情報を収集し、要約レポートを生成します。

    ユースケース3:セルフヒーリングDevOpsスクリプト

    システムアラートをAIが監視・分析し、Azure DevOpsなどに自動でIssueを作成。ホスト障害やドメイン問題などを検知して、適切な対応タスクを生成します。

    ユースケース4:パーソナルToDoボット

    AIにタスク作成やリマインダー設定を依頼すると、NotionやAirtableに自動的にタスクが追加される。自然言語でのタスク管理が可能になります。

    n8n × MCP連携の注意点

    注意点1:セキュリティ設定は必須

    MCP Server Triggerで公開するエンドポイントには、必ず認証を設定してください。認証なしで公開すると、悪意のある第三者にワークフローを実行される可能性があります。

    注意点2:キューモードでの制限

    n8nをキューモードで複数のWebhookレプリカと運用している場合、MCP Server Triggerノードには注意が必要です。SSEやストリーマブルHTTPは同一サーバーインスタンスでの永続接続を必要とするため、すべての/mcp*リクエストを単一のレプリカにルーティングする設定が必要です。

    注意点3:ツールの説明を明確に

    外部AIエージェントはツールの名前と説明を頼りに適切なツールを選択します。各ツールには明確な名前と詳細な説明を設定しましょう。パラメータの型や有効な値の説明も含めると、AIエージェントがより適切な判断を行えます。

    注意点4:レート制限の実装

    コストのかかる操作や外部APIを呼び出すツールには、レート制限を実装することを推奨します。これにより、悪用や予期せぬ高コストを防止できます。

    コミュニティノードを使った拡張

    n8nには公式ノード以外にも、コミュニティが開発したMCP関連ノードがあります。

    n8n-nodes-mcp(コミュニティノード)

    nerding-ioが開発したコミュニティノードで、より柔軟なMCP連携を実現します。

    インストール手順

    1. n8n管理画面の「Settings」→「Community Nodes」にアクセス
    2. 「n8n-nodes-mcp」を検索してインストール
    3. リスク了承のチェックボックスをオンにしてインストール完了

    注意点として、コミュニティノードはセルフホスト版のn8nでのみ利用可能です。n8n Cloudでは現在サポートされていません。

    環境変数の設定

    コミュニティノードをAIエージェントのツールとして使用するには、以下の環境変数を設定します。

    
    N8N_COMMUNITY_PACKAGES_ALLOW_TOOL_USAGE=true
    

    Dockerで起動する場合は以下のようになります。

    
    docker run -it –rm 
      –name n8n 
      -p 5678:5678 
      -v n8n_data:/home/node/.n8n 
      -e N8N_COMMUNITY_PACKAGES_ALLOW_TOOL_USAGE=true 
      docker.n8n.io/n8nio/n8n
    

    よくある質問(FAQ)

    Q. MCP Server Triggerはn8n Cloudで使えますか?

    A. はい、n8n Cloudでも利用可能です。ただし、コミュニティノード(n8n-nodes-mcp)はセルフホスト版でのみ利用できます。公式のMCP Server TriggerとMCP Client Toolノードはn8n Cloudでもサポートされています。

    Q. Claude Desktop以外のクライアントからも接続できますか?

    A. はい、MCP対応のクライアントであれば接続可能です。Cursor、RooCode、Craineなど、MCPをサポートするIDEやAIツールから接続できます。

    Q. MCPサーバーを見つけるにはどこを見ればいいですか?

    A. GitHubのmodelcontextprotocol/serversリポジトリや、awesome-mcp-serversリポジトリで多数のMCPサーバーが公開されています。Brave Search、Filesystem、GitHubなど、さまざまなサービス向けのサーバーがあります。

    Q. n8nとMCPの組み合わせでできないことはありますか?

    A. MCPは標準化されたプロトコルですが、すべてのサービスがMCPに対応しているわけではありません。MCP非対応のサービスとは従来どおりn8nの既存ノードやHTTP Requestノードで連携する形になります。

    まとめ:n8n × MCPでAIエージェント自動化を加速しよう

    この記事では、n8nとMCPの連携方法について解説しました。

    重要ポイント

    • MCPはAIモデルと外部システムを標準化された方法で接続するプロトコル
    • n8nは2025年にMCP Server TriggerとMCP Client Toolを公式実装
    • MCP Server Trigger:n8nワークフローをAIエージェントから呼び出せるように公開
    • MCP Client Tool:外部MCPサーバーのツールをn8nから利用
    • Claude Desktop、Cursor、RooCodeなど多様なMCPクライアントと連携可能

    次のステップ

    1. n8nのセルフホスト環境またはn8n Cloudを準備する
    2. MCP Server Triggerで簡単なワークフローを公開してみる
    3. Claude Desktopからn8nワークフローを呼び出してみる
    4. MCP Client Toolで外部MCPサーバーを試してみる

    n8nとMCPの組み合わせにより、AIエージェントと自動化ワークフローがシームレスに連携できるようになりました。従来のZapierやMake.comでは難しかったリアルタイムかつ双方向の連携が可能になり、より高度なAI自動化が実現します。ぜひ、この新しい連携の可能性を試してみてください。