投稿者: Hirokuma

  • 【2025年版】n8nフェアコードライセンスを徹底解説|商用利用OKとNGの境界線

    【2025年版】n8nフェアコードライセンスを徹底解説|商用利用OKとNGの境界線

    「n8nは無料で使えるの?商用利用は大丈夫?」
    「フェアコードライセンスって何?オープンソースとは違うの?」
    「自社サービスにn8nを組み込んでも問題ない?」

    n8nの導入を検討する際、ライセンスについて不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

    結論からお伝えすると、n8nは「Sustainable Use License(サステナブルユースライセンス)」というフェアコードライセンスを採用しており、社内の業務自動化であれば無料で商用利用できます。ただし、n8n自体を再販したり、自社サービスに組み込んで顧客に提供する場合は制限があります。

    この記事では、n8nのライセンス体系を具体的なOK/NG事例とともに解説し、企業が安心してn8nを活用するためのポイントをお伝えします。

    この記事でわかること

    • フェアコードライセンスとは何か
    • オープンソースとの違い
    • 商用利用OK・NGの具体的な事例
    • 企業でn8nを安全に使うためのポイント
    • ライセンス違反を避けるためのチェックリスト

    n8nのライセンス体系を理解する

    n8nのライセンスを正しく理解するには、まず「フェアコード」という概念を知る必要があります。

    フェアコード(Fair-code)とは?

    フェアコードとは、n8n社が提唱するソフトウェアの配布モデルです。以下の4つの特徴を持つソフトウェアを指します。

    • 一般的に無料で使用でき、誰でも配布できる
    • ソースコードが公開されている
    • 誰でも拡張・カスタマイズできる
    • 商用利用に一定の制限がある

    重要なのは、フェアコードは「ライセンス」そのものではなく、ソフトウェア配布の「モデル」や「考え方」を表す用語だという点です。

    Sustainable Use License(SUL)とは?

    n8nが実際に採用しているライセンスが「Sustainable Use License」です。2022年にn8nが作成した独自のライセンスで、以下の権利と制限があります。

    許可されていること

    • 自社の内部業務目的での使用・改変
    • 非商用・個人利用での使用・改変
    • 非商用目的での無料配布

    制限されていること

    • n8nを他者に販売すること
    • n8nをホスティングサービスとして提供すること
    • 自社サービスの機能としてn8nを組み込むこと

    オープンソースとの違い

    n8nはソースコードが公開されていますが、「オープンソース」ではありません。

    項目 オープンソース(例:MIT、Apache 2.0) フェアコード(n8n SUL)
    ソースコード 公開 公開
    無料利用 可能 可能
    改変・拡張 可能 可能
    商用利用 制限なし 一部制限あり
    再販・ホスティング 可能 制限あり

    オープンソースには「使用目的を制限してはならない」というルールがあります。n8nは商用利用に制限を設けているため、厳密にはオープンソースの定義に当てはまりません。

    なぜn8nはフェアコードを選んだのか?

    n8n社がフェアコードモデルを採用した理由は、「持続可能なビジネス」を構築するためです。

    完全なオープンソースの場合、大手クラウドプロバイダーがソフトウェアをそのまま利用してサービス化し、オリジナルの開発者に還元されないケースがあります。n8nはこの問題を避けつつ、オープンソースの利点(透明性、拡張性、セキュリティ)を維持するためにフェアコードを選択しました。

    商用利用OK・NGの具体例

    ここからは、n8nのライセンス上で許可されている使い方と禁止されている使い方を具体的に見ていきます。

    商用利用OKの事例

    1. 自社の業務自動化(Internal Business Use)

    最も一般的な使い方です。以下のような用途は完全に許可されています。

    • 社内システム間のデータ連携
    • 営業・マーケティングの自動化
    • カスタマーサポートの効率化
    • 経理・人事業務の自動化
    • 社内レポートの自動生成

    企業規模に関係なく、自社の業務効率化が目的であればライセンス費用は発生しません。

    2. クライアント向けのワークフロー構築サービス

    コンサルティングや受託開発として、クライアントの環境にn8nを導入し、ワークフローを構築・運用代行することは許可されています。

    ポイントは「クライアント自身の環境」でn8nを運用することです。

    3. 教育コンテンツやテンプレートの販売

    n8nの使い方を教える有料講座や、ワークフローテンプレートを販売することは許可されています。

    4. カスタムノードの開発・提供

    n8nを拡張するカスタムノードを開発し、公開・販売することも問題ありません。

    商用利用NGの事例

    1. n8nのホワイトラベル販売

    n8nに独自のブランド名をつけて、あたかも自社製品のように販売することは禁止されています。

    2. n8nのホスティングサービス提供

    自社サーバーでn8nをホストし、顧客に有償でアカウントを発行して利用させるサービスはライセンス違反となります。

    3. 自社SaaSへのn8n組み込み

    自社が運営するSaaSサービスの機能として、n8nを組み込んで顧客に提供することは原則として禁止されています。

    たとえば、自社のプロジェクト管理ツールに「自動化機能」としてn8nを統合し、顧客がワークフローを作成できるようにする、といった使い方はNGです。

    グレーゾーン:判断に迷う場合

    以下のようなケースは判断が難しい場合があります。

    ケース1:自社アプリのバックエンド処理

    自社アプリの内部処理(顧客には見えない部分)でn8nを使う場合、公式ドキュメントでは「n8nの価値を直接顧客に提供しているかどうか」で判断すべきとされています。

    ケース2:グループ会社での利用

    親会社・子会社間での利用は「内部利用」とみなされる可能性が高いですが、明確な記載はありません。

    判断に迷う場合は、n8n社(license@n8n.io)に直接問い合わせることを推奨します。

    n8n Embed:SaaS組み込みを可能にする公式プログラム

    前述のように、n8nを自社SaaSに組み込むことは原則禁止ですが、公式に許可を得る方法があります。

    n8n Embedとは?

    n8n Embedは、自社製品にn8nの自動化機能を組み込みたい企業向けの公式プログラムです。n8n社と契約を結ぶことで、ライセンス上の制限を解除できます。

    n8n Embedの主な特徴

    • 自社SaaSにn8nを統合可能
    • 顧客向けのワークフロー機能を提供可能
    • n8nのブランドを表示するかどうかは選択可能
    • 専用のサポートと技術支援を受けられる

    n8n Embedを検討する場合は、n8n公式サイトから問い合わせが可能です。

    2種類のライセンスの適用範囲

    n8nのソースコードには、実は2種類のライセンスが適用されています。

    Sustainable Use License

    GitHubのメインリポジトリにあるソースコードの大部分に適用されます。コミュニティ版(Community Edition)のコア機能はこのライセンスでカバーされています。

    n8n Enterprise License

    ファイル名に「.ee.」が含まれるソースコードに適用されます。エンタープライズ向けの機能(SSO、SAML、LDAP、監査ログなど)がこれに該当します。

    エンタープライズ機能を利用するには、n8n社から商用ライセンスを購入する必要があります。

    企業でn8nを安全に使うためのチェックリスト

    企業でn8nを導入する際、ライセンス違反を避けるためのチェックリストを用意しました。

    導入前の確認事項

    チェック項目 確認内容
    利用目的 自社の内部業務効率化が目的か?
    顧客への提供 n8nの機能を直接顧客に提供しないか?
    再販・ホスティング n8nを第三者に販売・ホスティングしないか?
    SaaS組み込み 自社サービスにn8nを組み込まないか?
    エンタープライズ機能 SSO/SAML/監査ログなどが必要か?

    ライセンス違反にならないための3つのポイント

    1. 「内部利用」の範囲を明確にする

    n8nで自動化する対象が、自社の業務プロセスであることを確認します。外部の顧客やパートナーが直接n8nを操作する形態は避けましょう。

    2. n8nの価値を「直接販売」しない

    n8nのワークフロー機能そのものを商品として販売することは避けます。コンサルティングや構築代行として付加価値をつける形であれば問題ありません。

    3. 迷ったらn8n社に相談する

    ライセンスの解釈に迷う場合は、license@n8n.ioに問い合わせることで公式見解を得られます。後からライセンス違反が発覚するリスクを避けるためにも、事前確認は重要です。

    よくある質問(FAQ)

    Q. 社内利用でもライセンス費用は発生しますか?

    A. いいえ、発生しません。自社の業務効率化が目的であれば、企業規模に関係なく無料で利用できます。Community Editionをセルフホストする場合、ソフトウェア自体のライセンス費用はゼロです(サーバー費用は別途必要)。

    Q. クライアント企業にn8nの導入支援をするのは問題ありませんか?

    A. 問題ありません。クライアントの環境にn8nをインストールし、ワークフローを構築・運用代行するコンサルティング業務は公式に許可されています。

    Q. n8nを使った社内ツールを子会社に展開できますか?

    A. グループ会社での利用は「内部利用」とみなされる可能性が高いですが、明確な規定はありません。規模が大きい場合は、念のためn8n社に確認することをおすすめします。

    Q. 会社のポリシーで商用利用制限があるソフトウェアは使えません。どうすればいいですか?

    A. n8n社に連絡することで、個別のライセンス契約について相談できます。企業の法務・購買部門の要件に合わせた対応が可能な場合があります。

    Q. n8nに貢献したコードの著作権はどうなりますか?

    A. GitHubに貢献したコードは、GitHubの利用規約に従います。貢献者がコードの責任を持ちますが、他のGitHubユーザーにも一定の利用権が付与されます。

    まとめ:n8nのライセンスを正しく理解して安心して活用しよう

    この記事では、n8nのフェアコードライセンス(Sustainable Use License)について解説しました。

    ライセンスの基本

    • n8nは「フェアコード」モデルを採用(オープンソースではない)
    • ソースコードは公開されており、無料で利用可能
    • 商用利用には一部制限がある

    商用利用のルール

    • OK:自社の業務自動化、クライアントへの導入支援、教育コンテンツ販売
    • NG:n8nの再販、ホスティングサービス提供、SaaSへの組み込み
    • SaaS組み込みが必要な場合は「n8n Embed」を検討

    安全に使うためのポイント

    • 利用目的が「内部業務効率化」であれば問題なし
    • n8nの機能を直接顧客に販売しない
    • 迷ったらn8n社(license@n8n.io)に相談

    n8nは強力な自動化ツールであり、ライセンスを正しく理解すれば多くの企業で安心して活用できます。自社の業務効率化を目的とした利用であれば、ぜひ積極的に導入を検討してみてください。

  • 【2025年版】n8n Cloudの料金プランを徹底比較|Starter・Pro・Business・Enterpriseの違いを解説

    【2025年版】n8n Cloudの料金プランを徹底比較|Starter・Pro・Business・Enterpriseの違いを解説

    「n8n Cloudの料金体系がわかりにくい」
    「自分に合ったプランはどれ?」
    「無料版と有料版の違いを知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、n8n Cloudは月額€20(約3,300円)のStarterプランから始められ、ワークフロー実行回数に応じた課金モデルを採用しています。他のツールがステップ単位で課金するのに対し、n8nはワークフロー全体の実行を1回とカウントするため、複雑な自動化でもコストを抑えやすい設計になっています。

    この記事では、n8n Cloudの4つの料金プランの詳細比較から、無料版(Community Edition)との違い、最適なプラン選びのポイントまで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • n8n Cloud 4つの料金プランの詳細比較
    • 各プランに含まれる機能と制限
    • 無料のCommunity Editionとの違い
    • 実行回数の考え方と見積もり方法
    • 自分に合ったプランの選び方

    n8nの料金体系の基本

    n8nには大きく2つの提供形態があります。

    クラウド版とセルフホスト版の違い

    提供形態 特徴 料金
    n8n Cloud n8n社が運用するマネージドサービス 月額€20〜
    セルフホスト(Community Edition) 自分のサーバーにインストール 無料(サーバー費用のみ)
    セルフホスト(Business/Enterprise) 自社サーバー + 商用ライセンス 月額€667〜

    実行回数ベースの課金モデル

    n8nの料金体系の最大の特徴は「実行回数」ベースの課金です。

    1実行の定義

    • ワークフロー全体を1回実行すると1実行としてカウント
    • ワークフロー内のステップ数は関係なし
    • 処理するデータ量も関係なし

    たとえば、100ステップあるワークフローでも、10,000件のデータを処理しても、1回の実行は1回としてカウントされます。

    他ツールとの課金モデルの違い

    ツール 課金単位 特徴
    n8n ワークフロー実行回数 複雑なワークフローでもコスト一定
    Zapier タスク数 ステップごとに課金が発生
    Make(旧Integromat) オペレーション数 処理ステップごとに課金

    n8nの公式ブログによると、他のツールで10,000オペレーションかかる処理も、n8nでは1回の実行で完了できるケースがあるとのことです。

    n8n Cloud 4つの料金プラン詳細比較

    n8n Cloudには4つの料金プランがあります。すべてのプランで無制限のユーザー数・ワークフロー数・全インテグレーションが利用可能です。

    Starterプラン:月額€20

    個人や入門者向けのエントリープランです。

    料金

    • 年払い:€20/月(約3,300円)
    • 月払い:€24/月(約3,960円)

    実行回数

    • 月間2,500回の実行が含まれる

    主な機能

    • 1つの共有プロジェクト
    • 5つの同時実行
    • 無制限のユーザー
    • 50クレジットのAI Workflow Builder
    • フォーラムサポート

    制限事項

    • 320MiB RAM
    • 10 millicoreのバースト可能CPU
    • ワークフロー履歴:1日分

    こんな人におすすめ

    • n8nを初めて試す人
    • 個人プロジェクトで使いたい人
    • 月に数十〜数百回程度の実行で十分な人

    Proプラン:月額€50

    個人開発者や小規模チーム向けの本格運用プランです。

    料金

    • 年払い:€50/月(約8,250円)
    • 月払い:€60/月(約9,900円)

    実行回数

    • 月間10,000回の実行が含まれる

    主な機能(Starterに加えて)

    • 3つの共有プロジェクト
    • 20の同時実行
    • 7日間のインサイト(分析機能)
    • 150クレジットのAI Workflow Builder
    • 管理者ロール
    • グローバル変数
    • ワークフロー履歴:5日分
    • 実行検索機能

    こんな人におすすめ

    • 本番環境でワークフローを運用したい人
    • 小規模チームで共同作業したい人
    • 日次〜週次で定期実行するワークフローがある人

    Businessプラン:月額€667

    100人未満の企業向けのコラボレーションプランです。セルフホスト専用プランとなります。

    料金

    • 年払い:€667/月(約110,000円)

    実行回数

    • 月間40,000回の実行が含まれる

    主な機能(Proに加えて)

    • 6つの共有プロジェクト
    • SSO、SAML、LDAP認証
    • 30日間のインサイト
    • 異なる環境(開発/本番など)
    • スケーリングオプション
    • Gitによるバージョン管理
    • フォーラムサポート

    こんな人におすすめ

    • チームで本格的に自動化を進めたい企業
    • SSO認証が必要な環境
    • 開発・本番環境を分けて運用したい場合

    Enterpriseプラン:カスタム料金

    厳格なコンプライアンス・ガバナンス要件を持つ組織向けです。

    料金

    • 要問い合わせ(カスタム)

    実行回数

    • カスタム(組織に合わせて設定)

    主な機能(Businessに加えて)

    • 無制限の共有プロジェクト
    • 200以上の同時実行
    • 365日間のインサイト
    • 1000クレジットのAI Workflow Builder(Cloud版のみ)
    • 外部シークレットストア連携
    • ログストリーミング(Datadogなど)
    • 拡張データ保持
    • SLA付き専任サポート
    • 請求書払い

    こんな人におすすめ

    • 大規模な自動化基盤を構築したい企業
    • 専任サポートとSLAが必要な場合
    • 監査ログやログストリーミングが必須な環境

    4プランの機能比較表

    機能 Starter Pro Business Enterprise
    月額料金(年払い) €20 €50 €667 カスタム
    月間実行回数 2,500 10,000 40,000 カスタム
    同時実行数 5 20 200+
    共有プロジェクト 1 3 6 無制限
    ワークフロー履歴 1日 5日 365日+
    インサイト期間 7日 30日 365日
    グローバル変数 ×
    SSO/SAML/LDAP × ×
    Git連携 × ×
    専任サポート × × ×
    ホスティング Cloud Cloud セルフホスト 両方可

    無料のCommunity Editionとは?

    n8nにはGitHubで公開されている無料のCommunity Editionがあります。

    Community Editionの特徴

    • 完全無料で利用可能
    • 実行回数の制限なし
    • アクティブワークフロー数の制限なし
    • 全インテグレーション(400以上)が利用可能
    • 自分のサーバーで運用(セルフホスト)

    Community Editionでできないこと

    • n8n社によるホスティング・運用代行
    • SSO/SAML/LDAP認証
    • 複数環境の管理
    • Gitによるバージョン管理
    • ログストリーミング
    • 専任サポート

    Community Editionの実質コスト

    ソフトウェア自体は無料ですが、サーバー費用がかかります。

    • VPS(小規模):月額500〜2,000円程度
    • 本番環境(中規模):月額5,000〜15,000円程度
    • 大規模環境:月額30,000円以上

    加えて、サーバー管理・セキュリティ対策・バックアップなどの運用工数も考慮する必要があります。

    実行回数の見積もり方法

    適切なプランを選ぶには、月間の実行回数を見積もることが重要です。

    スケジュール実行の場合

    実行頻度 月間実行回数
    1日1回 約30回
    1時間ごと 約720回
    15分ごと 約2,880回
    5分ごと 約8,640回

    Webhook実行の場合

    Webhookトリガーの場合は、イベント発生回数がそのまま実行回数になります。

    • 1日100件のフォーム送信 → 月間約3,000実行
    • 1日500件のAPI呼び出し → 月間約15,000実行

    チャットボットの場合

    チャットボットでは、メッセージ数×会話数で計算します。

    • 1日50件の会話 × 平均5メッセージ = 1日250実行
    • 月間換算:約7,500実行

    プラン選びの目安

    月間実行回数 推奨プラン
    〜2,500回 Starter
    2,500〜10,000回 Pro
    10,000〜40,000回 Business
    40,000回以上 Enterprise

    実行回数を超過した場合

    契約した実行回数を超えた場合の扱いについて解説します。

    ワークフローは停止しない

    実行回数の上限を超えても、ワークフローは引き続き動作します。業務が突然止まる心配はありません。

    超過料金が発生する

    超過分については追加料金が発生する可能性があります。Businessプランの場合、300,000実行あたり€4,000の超過料金が設定されています。

    事前に通知される

    年間Businessプラン以上では、契約実行回数の80%に達した時点でn8nチームから連絡があります。プランのアップグレードを検討する時間的余裕があります。

    無料トライアルについて

    n8n Cloudでは各プランの無料トライアルを提供しています。

    Starter/Proプランの無料トライアル

    • クレジットカード登録不要
    • Pro相当の機能がすべて利用可能
    • Starterプランの制限(5同時実行、2,500実行など)
    • 20クレジットのAI Workflow Builder

    Businessプランの無料トライアル

    • 14日間の完全機能トライアル
    • クレジットカード登録が必要
    • Business機能をすべて体験可能

    スタートアップ向け割引

    20名未満のスタートアップ企業向けに、Businessプランが50%オフになる特別プランが用意されています。

    条件

    • 従業員20名未満
    • n8n公式サイトから申請が必要

    該当する場合は、公式サイトの「Start-up Plan」ページから詳細を確認できます。

    料金プランの選び方

    個人・副業での利用

    推奨:Starterプラン(€20/月)またはCommunity Edition

    • 月間2,500実行で足りる場合はStarterプラン
    • 技術力があり運用も自分でできるならCommunity Edition
    • まずは無料トライアルで試すのがおすすめ

    小規模チーム・スタートアップ

    推奨:Proプラン(€50/月)

    • 10,000実行/月で本格的な自動化が可能
    • チームでの共同作業に対応
    • グローバル変数やワークフロー履歴が便利

    成長中の企業

    推奨:Businessプラン(€667/月)またはスタートアップ割引

    • SSO認証が必要な場合はBusiness必須
    • 開発/本番環境の分離が可能
    • 20名未満なら50%オフのスタートアップ割引を検討

    大企業・エンタープライズ

    推奨:Enterpriseプラン

    • SLA付きの専任サポート
    • 監査ログ・ログストリーミング対応
    • 大規模な実行回数に対応
    • 請求書払い可能

    よくある質問(FAQ)

    Q. 実行回数はどこで確認できますか?

    A. n8n Cloudのインサイトダッシュボードで確認できます。Businessプラン以上では、週次でメールでも通知されます。

    Q. 年払いと月払いどちらがお得ですか?

    A. 年払いにすると約17%の割引になります。長期利用が確定している場合は年払いがおすすめです。

    Q. プランの途中変更はできますか?

    A. はい、いつでもアップグレード可能です。ダウングレードは次の請求サイクルから適用されます。月払いならいつでもキャンセル可能で、年払いの場合は契約期間終了時に解約となります。

    Q. Community Editionから有料プランへの移行はできますか?

    A. はい、可能です。ライセンスキーを取得し、既存のCommunity Editionインスタンスに適用することで、Business/Enterprise機能を有効化できます。

    Q. ライセンスキーは複数インスタンスで使えますか?

    A. はい、Business/Enterpriseのライセンスキーは無制限のインスタンスで使用できます。ただし、すべてのインスタンスの実行回数が合算されて契約上限にカウントされます。

    Q. データはどこに保存されますか?

    A. n8n Cloudの場合、データはEU内(ドイツ・フランクフルト)のサーバーに保存されます。セルフホストの場合は、自分で選んだサーバーに保存されます。

    まとめ:n8n Cloudで最適な自動化基盤を構築しよう

    この記事では、n8n Cloudの料金プランについて詳しく解説しました。

    料金プランの概要

    • Starter:€20/月、2,500実行、個人・入門者向け
    • Pro:€50/月、10,000実行、小規模チーム向け
    • Business:€667/月、40,000実行、企業向け(セルフホスト)
    • Enterprise:カスタム、大規模組織向け
    • Community Edition:無料、セルフホスト、実行回数無制限

    n8nの料金メリット

    • ワークフロー実行回数ベースの課金でコスト予測がしやすい
    • ステップ数やデータ量に関係なく1実行は1実行
    • 全プランで無制限のユーザー・ワークフロー・インテグレーション
    • 14日間の無料トライアルで機能を試せる

    次のステップ

    1. 月間の実行回数を見積もる
    2. 無料トライアルでn8n Cloudを試す
    3. 必要な機能(SSO、Git連携など)を確認する
    4. 最適なプランを選択して自動化を開始する

    n8nは他の自動化ツールと比較して、複雑なワークフローでもコストが膨らみにくい設計になっています。まずは無料トライアルで実際に試してみて、自分の使い方に合ったプランを見つけてください。

  • 【2025年版】n8nとMCPの連携方法を徹底解説|AIエージェント自動化の最前線

    【2025年版】n8nとMCPの連携方法を徹底解説|AIエージェント自動化の最前線

    「n8nでMCPを使ってみたいけど、設定方法がわからない」
    「AIエージェントと自動化ワークフローを連携させたい」
    「MCP Server TriggerとMCP Client Toolの違いを知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、n8nは2025年にネイティブMCPノードを実装し、MCP Server TriggerとMCP Client Toolの2つのノードでMCPに完全対応しました。これにより、n8nワークフローをAIエージェントから呼び出したり、外部のMCPサーバーをn8nから利用したりできるようになります。

    この記事では、n8nとMCPの連携方法から、具体的な設定手順、実践的なユースケースまで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • MCPとは何か、n8nとの関係性
    • MCP Server TriggerとMCP Client Toolの役割と違い
    • n8nでMCPサーバーを構築する具体的な手順
    • 外部MCPサーバーをn8nから利用する方法
    • Claude DesktopやCursorとの連携方法

    MCPとは?n8nとの関係性

    MCP(Model Context Protocol)は、2024年末にAnthropicがオープンソースとしてリリースしたプロトコルです。AIモデルと外部システムを標準化された方法で接続するための仕組みで、「AIのための統一コネクタ」とも言えます。

    従来、AIエージェントがさまざまなツールやデータソースに接続するには、それぞれ個別のカスタム実装が必要でした。MCPはこの課題を解決し、一度のセットアップで多様なサービスと連携できる環境を実現します。

    n8nがMCPに対応した意義

    n8nは400以上のサービスと連携できるオープンソースのワークフロー自動化プラットフォームです。2025年2月〜4月にかけて、n8nチームは2つの重要なノードを公式に導入しました。

    • MCP Server Trigger:n8nワークフローをMCPサーバーとして公開
    • MCP Client Tool:外部のMCPサーバーをn8nから利用

    これにより、n8nはMCPエコシステムにおいてサーバーとしてもクライアントとしても機能できるようになり、AIエージェントとの連携の可能性が大きく広がりました。

    MCP Server TriggerとMCP Client Toolの違い

    n8nでMCPを活用する際は、2つのノードの役割を理解することが重要です。

    MCP Server Trigger:n8nをMCPサーバーにする

    MCP Server Triggerノードは、n8nワークフローをMCPサーバーとして外部に公開するためのノードです。

    主な機能

    • n8nワークフローをMCPエンドポイントとして公開
    • 外部のAIエージェント(Claude Desktop、Cursorなど)からn8nのツールを呼び出せる
    • Bearer認証やOAuth2による認証設定が可能
    • SSE(Server-Sent Events)とストリーマブルHTTPをサポート

    つまり、MCP Server Triggerを使えば「AIエージェントがn8nワークフローを自由に呼び出せる状態」を作れます。

    MCP Client Tool:外部MCPサーバーを利用する

    MCP Client Toolノードは、n8nワークフローから外部のMCPサーバーに接続するためのノードです。

    主な機能

    • 外部MCPサーバーが提供するツールをn8nから呼び出せる
    • n8nのAIエージェントノードと組み合わせて利用
    • Brave Search、Filesystem、GitHubなど多様なMCPサーバーに対応
    • 利用するツールを「すべて」または「選択」で指定可能

    既存のMCPサーバーをn8nのワークフロー内で活用したい場合に使用します。

    2つのノードの使い分け

    ノード 役割 ユースケース
    MCP Server Trigger n8nをサーバーとして公開 Claude DesktopやCursorからn8nワークフローを呼び出す
    MCP Client Tool 外部サーバーに接続 n8nのAIエージェントで外部MCPサーバーのツールを使う

    MCP Server Triggerでn8nをMCPサーバー化する手順

    n8nワークフローをMCPサーバーとして公開する具体的な手順を解説します。

    ステップ1:新しいワークフローを作成

    n8nエディタで新規ワークフローを作成します。このワークフローがAIエージェントから呼び出される「ハブ」となります。

    ステップ2:MCP Server Triggerノードを追加

    ノード追加パネルから「MCP Server Trigger」を検索して追加します。

    設定項目

    • MCP URL Path:自動生成されるユニークなパス(カスタマイズ可能)
    • Authentication:認証方式(None、Bearer、Header Auth、OAuth2)

    テスト段階では認証を「None」に設定しても構いませんが、本番環境では必ずBearer認証などを設定してください。

    ステップ3:ツールノードを接続

    MCP Server Triggerノードに、公開したいツールを接続します。

    接続できるツールの例

    • Google Calendar、Gmail、Slackなどのビルトイン連携ノード
    • HTTP Requestノードで外部APIを呼び出すカスタムツール
    • Custom n8n Workflow Toolノードで他のワークフローを公開

    ステップ4:ワークフローを有効化

    ワークフローを「Active」に切り替えます。これにより、Production URLが生成され、外部からアクセス可能になります。

    ステップ5:Claude Desktopと連携する

    Claude DesktopからMCP Server Triggerに接続するには、mcp-remoteプロキシを使用します。

    Claude Desktopの設定ファイルに以下を追加します。

    
    {
      ”mcpServers”: {
        ”n8n”: {
          ”command”: “npx”,
          ”args”: [
            ”mcp-remote”,
            ””,
            ”–header”,
            ”Authorization: Bearer “
          ]
        }
      }
    }
    

    「MCP_URL」はMCP Server Triggerノードで生成されたProduction URLに、「TOKEN」はBearer認証のトークンに置き換えてください。

    MCP Client Toolで外部MCPサーバーを利用する手順

    n8nのAIエージェントから外部MCPサーバーのツールを利用する手順を解説します。

    ステップ1:AIエージェントワークフローを作成

    チャットトリガーなどを起点として、AIエージェントノードを追加します。OpenAIやAnthropicなどのLLMモデルを設定しておきます。

    ステップ2:MCP Client Toolノードを追加

    AIエージェントノードのToolsセクションに「MCP Client Tool」ノードを追加します。

    設定項目

    • SSE Endpoint:接続先MCPサーバーのSSEエンドポイント
    • Authentication:MCPサーバーの認証方式
    • Tools to Include:利用するツールの選択(All / Selected)

    ステップ3:MCPサーバーの認証情報を設定

    接続するMCPサーバーに応じて、適切な認証情報(APIキーなど)を設定します。

    利用可能なMCPサーバーの例

    GitHubのmodelcontextprotocol/serversリポジトリで、さまざまなMCPサーバーが公開されています。

    • Brave Search:Web検索とローカル検索
    • Filesystem:ローカルファイルシステムの操作
    • GitHub:リポジトリ操作やIssue管理
    • Slack:メッセージ送信やチャンネル管理
    • Google Drive:ファイル操作

    n8n × MCP連携の実践的なユースケース

    n8nとMCPを組み合わせることで、さまざまな自動化が実現できます。

    ユースケース1:AIパワードチケットトリアージ

    SlackやLinearからのサポートチケットを自動的にAIが分析・分類。特定の絵文字がついたSlackメッセージをトリガーにして、AIがチケットを構造化データに変換し、適切なチームに振り分けます。

    ユースケース2:自動リサーチ要約

    検索クエリの実行、Webスクレイピング、コンテンツ分析、構造化レポート作成までを自動化。AIが複数のソースから情報を収集し、要約レポートを生成します。

    ユースケース3:セルフヒーリングDevOpsスクリプト

    システムアラートをAIが監視・分析し、Azure DevOpsなどに自動でIssueを作成。ホスト障害やドメイン問題などを検知して、適切な対応タスクを生成します。

    ユースケース4:パーソナルToDoボット

    AIにタスク作成やリマインダー設定を依頼すると、NotionやAirtableに自動的にタスクが追加される。自然言語でのタスク管理が可能になります。

    n8n × MCP連携の注意点

    注意点1:セキュリティ設定は必須

    MCP Server Triggerで公開するエンドポイントには、必ず認証を設定してください。認証なしで公開すると、悪意のある第三者にワークフローを実行される可能性があります。

    注意点2:キューモードでの制限

    n8nをキューモードで複数のWebhookレプリカと運用している場合、MCP Server Triggerノードには注意が必要です。SSEやストリーマブルHTTPは同一サーバーインスタンスでの永続接続を必要とするため、すべての/mcp*リクエストを単一のレプリカにルーティングする設定が必要です。

    注意点3:ツールの説明を明確に

    外部AIエージェントはツールの名前と説明を頼りに適切なツールを選択します。各ツールには明確な名前と詳細な説明を設定しましょう。パラメータの型や有効な値の説明も含めると、AIエージェントがより適切な判断を行えます。

    注意点4:レート制限の実装

    コストのかかる操作や外部APIを呼び出すツールには、レート制限を実装することを推奨します。これにより、悪用や予期せぬ高コストを防止できます。

    コミュニティノードを使った拡張

    n8nには公式ノード以外にも、コミュニティが開発したMCP関連ノードがあります。

    n8n-nodes-mcp(コミュニティノード)

    nerding-ioが開発したコミュニティノードで、より柔軟なMCP連携を実現します。

    インストール手順

    1. n8n管理画面の「Settings」→「Community Nodes」にアクセス
    2. 「n8n-nodes-mcp」を検索してインストール
    3. リスク了承のチェックボックスをオンにしてインストール完了

    注意点として、コミュニティノードはセルフホスト版のn8nでのみ利用可能です。n8n Cloudでは現在サポートされていません。

    環境変数の設定

    コミュニティノードをAIエージェントのツールとして使用するには、以下の環境変数を設定します。

    
    N8N_COMMUNITY_PACKAGES_ALLOW_TOOL_USAGE=true
    

    Dockerで起動する場合は以下のようになります。

    
    docker run -it –rm 
      –name n8n 
      -p 5678:5678 
      -v n8n_data:/home/node/.n8n 
      -e N8N_COMMUNITY_PACKAGES_ALLOW_TOOL_USAGE=true 
      docker.n8n.io/n8nio/n8n
    

    よくある質問(FAQ)

    Q. MCP Server Triggerはn8n Cloudで使えますか?

    A. はい、n8n Cloudでも利用可能です。ただし、コミュニティノード(n8n-nodes-mcp)はセルフホスト版でのみ利用できます。公式のMCP Server TriggerとMCP Client Toolノードはn8n Cloudでもサポートされています。

    Q. Claude Desktop以外のクライアントからも接続できますか?

    A. はい、MCP対応のクライアントであれば接続可能です。Cursor、RooCode、Craineなど、MCPをサポートするIDEやAIツールから接続できます。

    Q. MCPサーバーを見つけるにはどこを見ればいいですか?

    A. GitHubのmodelcontextprotocol/serversリポジトリや、awesome-mcp-serversリポジトリで多数のMCPサーバーが公開されています。Brave Search、Filesystem、GitHubなど、さまざまなサービス向けのサーバーがあります。

    Q. n8nとMCPの組み合わせでできないことはありますか?

    A. MCPは標準化されたプロトコルですが、すべてのサービスがMCPに対応しているわけではありません。MCP非対応のサービスとは従来どおりn8nの既存ノードやHTTP Requestノードで連携する形になります。

    まとめ:n8n × MCPでAIエージェント自動化を加速しよう

    この記事では、n8nとMCPの連携方法について解説しました。

    重要ポイント

    • MCPはAIモデルと外部システムを標準化された方法で接続するプロトコル
    • n8nは2025年にMCP Server TriggerとMCP Client Toolを公式実装
    • MCP Server Trigger:n8nワークフローをAIエージェントから呼び出せるように公開
    • MCP Client Tool:外部MCPサーバーのツールをn8nから利用
    • Claude Desktop、Cursor、RooCodeなど多様なMCPクライアントと連携可能

    次のステップ

    1. n8nのセルフホスト環境またはn8n Cloudを準備する
    2. MCP Server Triggerで簡単なワークフローを公開してみる
    3. Claude Desktopからn8nワークフローを呼び出してみる
    4. MCP Client Toolで外部MCPサーバーを試してみる

    n8nとMCPの組み合わせにより、AIエージェントと自動化ワークフローがシームレスに連携できるようになりました。従来のZapierやMake.comでは難しかったリアルタイムかつ双方向の連携が可能になり、より高度なAI自動化が実現します。ぜひ、この新しい連携の可能性を試してみてください。

  • 【SEO】alt属性とは?適切な設定方法と書き方を種類別に徹底解説

    【SEO】alt属性とは?適切な設定方法と書き方を種類別に徹底解説

    「alt属性って設定する意味あるの?」
    「SEO効果を狙うにはどう書けばいい?」
    「全ての画像に設定すべき?」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、alt属性は全ての画像に設定すべきです。適切に設定することで、画像を見られないユーザーにも意味を伝えられ、検索エンジンにも画像の内容を理解させることができます。ただし、SEO効果を狙ってキーワードを詰め込みすぎると逆効果になります。

    この記事では、alt属性の定義から5つのメリット、適切な書き方、種類別の設定例まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • alt属性とは何か、その役割
    • alt属性を設定する5つのメリット
    • 適切なalt属性の書き方
    • 種類別のalt属性の設定例
    • alt属性の確認方法

    alt属性(オルト属性)とは?

    alt属性(オルト属性)とは?

    alt属性(オルト属性)とは、Webサイトの画像に設定するテキスト(文字情報)のことです。HTMLのimg要素に記述します。

    alt属性を適切に設定することで、何らかの事情で画像を見ることができないユーザーにも画像の意味を伝えられます。また、検索エンジンにも画像の意味を伝えられるため、一定のSEO効果を期待できます。

    ただし、SEO効果を狙ってキーワードを詰め込みすぎると逆効果となるため注意が必要です。

    alt属性を設定する5つのメリット

    alt属性を設定する5つのメリット

    メリット1:画像が表示されなくても画像の意味を正しく伝えられる

    以下のような場合にalt属性に指定した文字列が表示されます。

    • 通信速度が不安定で画像が表示されない場合
    • ユーザーが画像を表示しない設定にしている場合
    • 画像のリンク切れ(パスが間違っている)があった場合

    メリット2:読み上げソフトを使う時に画像の意味を伝えられる

    スクリーンリーダーや音声読み上げブラウザを使う場合、画像にalt属性が設定されればその文字を読み上げてくれます。視覚に障害のあるユーザーにも画像の内容を伝えられます。

    メリット3:検索エンジンに画像の意味を伝えられる

    検索エンジンのクローラーはテキストの内容しか理解できず、画像そのものを理解することはできません。alt属性を適切に設定することで、検索エンジンにも画像の内容を理解させることができます。

    メリット4:検索エンジンの画像検索に表示される

    alt属性のテキストは、検索エンジンの画像検索アルゴリズムの一部で使われています。

    Google検索セントラルでも「ファイル名とaltテキストを最適化すると、Google画像検索のような画像検索プロジェクトが画像を適切に理解しやすくなります」と説明されています。

    メリット5:リンク画像のaltはアンカーテキストの役割を果たす

    テキストの代わりに画像にリンクを設定する場合、alt属性はアンカーテキストの役割を果たします。検索エンジンがリンク先の内容を理解するためにも重要です。

    全ての画像に適切なalt属性を設定すべき

    全ての画像に適切なalt属性を設定すべき

    意味のある画像のalt属性

    「内容を表すテキスト」を設定します。

    画像の内容を正確に表現するalt属性を設定することで、音声読み上げソフトや検索エンジンに画像の意味を分かりやすく伝えられます。

    意味のない画像のalt属性

    「空白」(alt=””)を設定します。

    装飾目的(罫線や背景など)など意味を持たない画像については、空白を設定します。空白を設定しておけば、音声読み上げソフトでスキップしてくれます。

    注意点として、alt属性自体が無い場合に画像名を読み上げてしまうソフトもあるため、必ず空白を設定しましょう。

    alt属性の設定方法

    alt属性の設定方法

    HTMLで記述する場合

    img要素のalt属性に画像の説明を記述します。

    購買サイクルのイメージ図

    WordPressで設定する場合

    1. メディアライブラリに画像をアップロード
    2. 「代替テキスト」欄に記述
    3. 「投稿に挿入」ボタンを押す

    適切なalt属性の書き方

    適切なalt属性の書き方

    書き方1:文章に続けて読み上げても違和感のないテキストにする

    テキスト→画像のalt属性→テキストが続けて読み上げられるため、文章の間に読み上げられて違和感のないテキストが最も良いです。

    表現に迷ったら、文章と続けて読み上げてみて、違和感のないテキストを採用しましょう。

    書き方2:装飾画像のalt属性は「空」にする

    装飾目的の画像(ライン画像、背景画像、箇条書きのアイコンなど)は、alt属性を「空白」に設定します。

    注意点として、alt属性自体を消すのではなく、値を空にします(alt=””)。

    書き方3:画像の内容を簡潔に分かりやすく表現する

    Google検索セントラルでも「ファイル名とaltテキストは短くてわかりやすいものにするのが最善です」と説明されています。

    画像が表示されなかったとしても「どんな画像かイメージできる内容」がベストです。

    避けるべきこと

    • 画像ファイル名をそのまま入れる
    • ページタイトルを流用する
    • 関係のない言葉を詰め込む

    書き方4:コンテンツと重複しないalt属性を設定する

    キャプションを設定しているなら、alt属性にはキャプションと重複しない内容を記述します。

    altとキャプションの使い分け例

    • キャプション:うちのタロもこんなに大きくなりました
    • alt属性:公園で嬉しそうに笑うゴールデンレトリバー

    SEO効果を狙った不適切な設定は逆効果

    SEO効果を狙った不適切な設定は逆効果

    Google検索セントラルでは「altテキストにキーワードを並べたり、文章全体をコピー&ペーストしたりする」のは避けるべきと明記されています。

    キーワードを詰め込みすぎない

    キーワードを詰め込んでしまうと画像の内容が分かりにくくなるだけでなく、Googleにスパム行為と認識されかねません。

    悪い例
    「実践ガイド、無料、プレゼント、SEO、コンテンツマーケティング、セミナー、売上アップ」

    文章全体をコピペしない

    ページにある文章を全てコピー&ペーストして設定するのはペナルティになる可能性もあります。

    【種類別】alt属性の良い例

    【種類別】alt属性の良い例

    装飾画像・意味を持たない画像

    alt属性を空に設定します(alt=””)。「ライン画像」などのテキストを入れたり、alt属性自体を設定しないのは避けましょう。

    文字情報を含む画像

    その文字をalt属性に入れます。

    例:alt=”「バズ部が教えるコンテンツマーケティング101」を公開しました”

    リンクを設定している画像

    リンク先ページの内容が分かるテキストを設定すると効果的です。

    例:alt=”お問い合わせ・資料請求はこちら”

    グラフ画像

    グラフの意味を説明する文章を別途置き、alt属性はシンプルな説明で済ませます。

    例:alt=”当サービスの男女比グラフ”
    本文:当サービスの男女比は、男性が65%、女性が35%となっている。

    alt属性が適切に設定されているか確認する方法

    alt属性が適切に設定されているか確認する方法

    方法1:Google Chromeの検証機能を使って確認

    1. alt属性を確認したいページを開く
    2. ページ上で右クリックをして「検証」を選択
    3. alt属性を確認したい画像の上で、もう一度右クリックをして「検証」を選択
    4. 該当部分のimgタグが表示されるので、「alt=”○○”」の内容を確認

    方法2:Google Chromeの拡張機能を使って一括確認

    「Alt & Meta viewer」を使えば、無料でページ内のaltを簡単な操作で確認できます。

    1. chromeウェブストアにアクセス
    2. 「Alt & Meta viewer」を検索して追加
    3. Chromeブラウザ右上の「Alt」アイコンをクリック
    4. 「画像のAlt表示」を選択
    5. ページ内のalt属性が一括確認でき、altが設定されていない数も教えてくれる

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. alt属性は全ての画像に設定すべき?

    A. はい、全ての画像に設定すべきです。意味のある画像には内容を表すテキストを、装飾画像には空白(alt=””)を設定します。alt属性自体がないと音声読み上げソフトで画像名を読み上げてしまう場合があります。

    Q. alt属性の文字数に制限はある?

    A. 厳密な制限はありませんが、「短くてわかりやすいもの」が推奨されています。画像の内容を簡潔に表現し、長文にならないようにしましょう。

    Q. alt属性にキーワードを入れてもいい?

    A. 画像の内容と関連があれば入れても問題ありません。ただし、SEO目的でキーワードを詰め込むのは逆効果です。Googleにスパムと認識される可能性があります。

    Q. WordPressで一括設定する方法はある?

    A. メディアライブラリで各画像の「代替テキスト」欄から設定できます。過去の画像も編集可能です。プラグインを使った一括確認・修正も可能です。

    まとめ:alt属性はユーザーのために設定する

    まとめ:alt属性はユーザーのために設定する

    この記事では、alt属性の定義から適切な書き方まで解説しました。

    重要ポイント:

    • alt属性は全ての画像に設定すべき
    • 意味のある画像には内容を表すテキスト、装飾画像には空白を設定
    • 検索エンジンは画像そのものを理解できないため、alt属性で内容を伝える
    • キーワードの詰め込みや文章のコピペは逆効果
    • 画像が表示されなくても「どんな画像かイメージできる内容」がベスト

    適切な書き方のポイント:

    1. 文章に続けて読み上げても違和感のないテキストにする
    2. 装飾画像のalt属性は「空」にする
    3. 画像の内容を簡潔に分かりやすく表現する
    4. コンテンツと重複しないalt属性を設定する

    次のステップ:

    • 自サイトの画像にalt属性が設定されているか確認する
    • 装飾画像にはalt=””を設定する
    • 意味のある画像には簡潔で分かりやすいテキストを設定する
    • キーワードの詰め込みがないか見直す

    alt属性は、上位表示させるためのテキストではなく、ユーザーのために設定するものです。書き方に迷ったら、音声読み上げソフトを使うユーザーに向けて、分かりやすい言葉を選びましょう。Googleはユーザーのためになるコンテンツを評価するため、ユーザーに親切なコンテンツを目指せば結果は後からついてきます。

  • 【SEO】canonicalとは?役割と設定方法・5つの注意点を徹底解説

    【SEO】canonicalとは?役割と設定方法・5つの注意点を徹底解説

    「canonicalタグって何のために設定するの?」
    「どんな場合にcanonicalを使うべき?」
    「設定方法や注意点を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、canonicalタグはURLの異なる重複コンテンツのうち、どのURLを検索結果に表示させるべきかを検索エンジンに示すためのタグです。正しく設定することで、被リンクの分散を防ぎ、クローラーの効率的な巡回を促すことができます。

    この記事では、canonicalの定義から設定すべきケース、具体的な設定方法、注意点まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • canonicalとは何か、その役割
    • canonicalのSEO評価への影響
    • canonicalを設定すべきケース
    • 具体的な設定方法
    • 設定時の注意点と確認方法

    canonicalとは?

    canonicalとは、URLの異なる重複コンテンツのうち、どのURLを検索結果に表示させるべきかを検索エンジンに示すためのタグのことです。

    「予期せぬ重複が要因で、正規のURLに適切な検索順位がつかない」といった事態を回避するために使用します。

    canonicalタグの役割

    Webサイトを運営していると、やむを得ない事情や予期せぬ理由により、「URLは異なるが内容は(ほぼ)同じコンテンツ」が生成されてしまう場合があります。

    • 複数のカラーバリエーションがある商品の各色ごとの紹介ページ
    • 広告の効果測定のためのパラメータ付きURLで表示されるページ

    canonicalタグの役割は、こうした重複するコンテンツのうち、どれが検索結果に表示させるべきメインコンテンツかを検索エンジンに通知することです。

    canonicalを設定する理由(URL正規化)

    canonicalを設定し、検索結果に表示させるべきコンテンツ(のURL)を通知するのは、URLの正規化を行うためです。

    URL正規化の3つの利点

    利点1:検索結果に表示されるURLを指定できる
    パラメータ付きURLではなく本来のURLを検索結果に表示させられます。

    利点2:被リンクの分散を防ぐことができる
    複数URLで受けた被リンク評価を正規URLに統合できます。

    利点3:Webサイトを効率良くクロールしてもらいやすい
    クローラーは正規URL以外に対してはクロールの頻度を減らします。新しいコンテンツなど重要度の高いページへのクロールがスムーズになります。

    canonicalのSEO評価への影響

    canonicalを正しく設定し、URLを正規化することはSEOにとってプラスとなります。

    Googleも正規のURLを選択しておくことを推奨しており、「重複ページまたは類似ページの中から明示的に正規ページを選択することをおすすめします」と説明しています。

    特に以下の点がSEO評価にプラスに働きます。

    • 被リンクの分散を防ぐことができる
    • Webサイトを効率よくクロールしてもらいやすい

    canonicalを設定すべきケース

    canonicalを設定すべきケース

    ケース1:URLのみ異なる重複コンテンツができてしまう場合

    内容がほぼ完全に同じなのに、流入口であるURLが複数存在している場合です。

    • 流入経路を解析するためのパラメータを付与したURLを利用している
    • 印刷用のページを別途作成している
    • PC用サイトとスマホ用サイトでURLが異なる
    • AMPページを作成している
    • ECサイトの仕様上、同一の商品ページがさまざまなURLで表示される
    • カラーバリエーションごとに商品紹介ページを作成している

    注意点として、内容が「似ている」だけの類似コンテンツにはcanonicalを設定しません。類似コンテンツに対しては、より質の良いコンテンツへリダイレクトさせるか、それぞれのコンテンツを更新して差別化させましょう。

    ケース2:続きもののコンテンツで「全て表示」ページを設けている場合

    ページネーションを設定してある続きもののコンテンツで、「全て表示」ページも設けている場合です。各ページのクロールやSEO評価を「全て表示」ページに一本化できます。

    注意点として、「全て表示」ページが無い場合はcanonicalを設定すべきではありません。1ページ目を正規URLに指定すると、2ページ目以降は検索結果に表示されなくなります。

    ケース3:301リダイレクトが設定できない場合

    本来なら301リダイレクトを使ってURLを正規化するべきですが、サーバーの仕様上それができない場合に、代替策としてcanonicalを使用できます。

    canonicalの設定方法

    canonicalの設定方法

    方法1:HTMLにタグを記述する

    パターン①:重複しているページに記述

    正規ではないURLで表示されるページのHTMLファイルのheadセクション内に記述します。

    例えば、黒いクツ(正規)、青いクツ、赤いクツのページがある場合、青と赤のページに黒いクツのURLを正規URLとして記述します。

    パターン②:オリジナルのページに記述(自己参照canonical)

    HTMLファイルは1つしかないが、パラメータ付きURLなど複数のURLでアクセスできる場合です。オリジナルのHTMLに自身のURLを正規URLとして記述します。

    現状正規ではないURLが存在していなくても、自己参照canonicalは設置しておくと良いです(パラメータ付きURLは意図せず生成される可能性があるため)。

    パターン③:PC用サイトとスマホ用サイトに記述

    PC用とスマホ用でURLが異なる場合は、PC用サイトのURLを正規URLに指定します。

    スマホ用サイトには以下を記述します。

    PC用サイトには以下を記述します。

    パターン④:AMPページと非AMPページに記述

    AMPページには以下を記述します。

    通常ページ(非AMPページ)には以下を記述します。

    方法2:WordPressのプラグインで設定する

    「All in One SEO」をインストールして有効化するだけで、サイト内のページに自動的に自己参照canonicalが設定されます(最新版ではデフォルトで設定されます)。

    canonicalを設定する際の注意点

    canonicalを設定する際の注意点

    注意点1:内容が異なるコンテンツには使用しない

    内容の(ほぼ)一致するコンテンツが存在する場合にのみ使用します。「似ている」だけのコンテンツ間では設定しません。

    SEO評価をトップページに集約させたいからといって、サイト内の各ページにトップページを正規URLとするcanonicalを記述するのもNGです。

    注意点2:正規のページにnoindexタグがないことを確認する

    万が一noindexタグが設置されていれば、検索エンジンはcanonicalよりもnoindexの方を優先させてしまいます。

    注意点3:canonicalタグに記載するURLが間違えていないことを確認する

    特にコピー&ペーストを利用する場合、コピー元のURLがそのまま記載されていないか注意しましょう。

    注意点4:canonicalタグは1つのページに2つ以上設置しない

    2つ以上設置すると検索エンジンから無視されます。WordPressではプラグインやテーマがデフォルトでcanonicalを自動設定している場合があるので事前に確認しましょう。

    注意点5:canonicalタグはheadセクション内に記述する

    headセクション以外の場所に記述しても検索エンジンから無視されます。

    canonicalが適切に設定できているか確認する方法

    Google Search Consoleで確認できます。

    1. Search Consoleにログイン
    2. 画面上部の入力バーに確認したいページの正規URLを入力
    3. 検査結果の「カバレッジ」のプルダウンを開く
    4. 以下を確認する

    「ユーザーが指定した正規URL」:入力したURLと一致していれば正しく指定できています。

    「Googleが選択した正規URL」:「検査対象のURL」と表示されていればGoogle側も正規URLと認識しています。

    よくある質問(FAQ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. canonicalと301リダイレクトの違いは?

    A. 301リダイレクトはユーザーを別のURLに転送します。canonicalは転送せずに「正規URLはこちらです」と検索エンジンに伝えます。両方のURLにアクセス可能にしたい場合はcanonicalを使用します。

    Q. 自己参照canonicalは設定すべき?

    A. はい、設定しておくと良いです。パラメータ付きURLは意図せず生成される可能性があるため、現状重複URLが存在していなくても自己参照canonicalを設置しておくことをおすすめします。

    Q. canonicalを設定しても無視されることがある?

    A. はい、Googleはcanonicalをヒントとして扱い、絶対的な指示としては扱いません。Search Consoleで「Googleが選択した正規URL」を確認し、意図通りになっているか確認しましょう。

    Q. 類似コンテンツにcanonicalを設定してもいい?

    A. いいえ、内容が「似ている」だけの類似コンテンツにはcanonicalを設定しません。類似コンテンツは統合(リダイレクト)するか、それぞれを更新して差別化させましょう。

    まとめ:canonicalでURL正規化を行いSEO効果を高めよう

    この記事では、canonicalの定義から設定方法、注意点まで解説しました。

    重要ポイント:

    • canonicalはURLの異なる重複コンテンツの中で正規URLを指定するタグ
    • 正しく設定することでSEOにプラスの影響がある
    • 被リンクの分散を防ぎ、クロール効率を高められる
    • 内容が異なるコンテンツには使用しない
    • 自己参照canonicalは設置しておくと良い

    設定すべきケース:

    1. URLのみ異なる重複コンテンツができてしまう場合
    2. 続きもののコンテンツで「全て表示」ページを設けている場合
    3. 301リダイレクトが設定できない場合

    次のステップ:

    • 自サイトに重複コンテンツがないか確認する
    • 自己参照canonicalが設定されているか確認する
    • Search Consoleで正規URLが正しく認識されているか確認する
    • 重複コンテンツがある場合は適切にcanonicalを設定する

    canonicalを正しく設定し、URLを正規化することで、被リンク評価の分散を防ぎ、クローラーの効率的な巡回を促すことができます。SEO効果を高めるために、適切なcanonical設定を行いましょう。

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    「簡単に作成する方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、HTMLサイトマップには直接的なSEO効果はほとんどありません。しかし、ユーザーが目的のコンテンツを見つけやすくなり、ユーザビリティや滞在時間の向上につながります。WordPressならプラグインで簡単に作成できるので、余力があるなら作成がおすすめです。

    この記事では、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違いから、作成するメリット、WordPressでの作り方まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違い
    • HTMLサイトマップのSEO効果
    • 作成するメリットと判断ポイント
    • WordPressプラグインでの作り方
    • 参考になるHTMLサイトマップ例

    HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違い

    サイトマップには「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類があります。混同しやすいので、しっかり区別して理解しましょう。

    HTMLサイトマップ

    • 対象:来訪した人間に見せるもの
    • 形式:HTMLページ
    • 効果:ユーザビリティ向上
    • SEO:効果なし

    XMLサイトマップ

    • 対象:検索エンジンに見せるもの
    • 形式:XMLファイル
    • 効果:クローラビリティ向上
    • SEO:効果あり

    HTMLサイトマップとは

    HTMLサイトマップとは、サイトの来訪者に見せるサイト全体の地図のようなものです。「サイト内のリンク集のようなもの」とも言えます。

    HTMLサイトマップがあることで、ユーザーは目的のコンテンツの場所を見つけやすくなります。

    XMLサイトマップとは

    XMLサイトマップとは、検索エンジンにサイト内の構造を伝えるファイルのことです。

    サイトの全ページのURLや更新日時などの情報が入っています。これを検索エンジンに伝えることで、新しく作成したページや更新したページのクロール(巡回)を促すことができます。SEOにも良い影響を与えます。

    文脈でどちらを指すか異なる

    • SEOについて話している文脈で単に「サイトマップ」と言われたら → XMLサイトマップの可能性が高い
    • サイト上にコンテンツとして「サイトマップ」がある場合 → HTMLサイトマップのこと

    HTMLサイトマップにはSEO効果はほとんど無い

    HTMLサイトマップには、現在は直接的なSEO効果はほとんどありません。HTMLサイトマップがあるからといってサイトの評価が上がることもないし、無いことで評価が下がることもありません。

    XMLサイトマップが存在しない時代には、検索エンジンにサイトの構造を伝える役割もHTMLサイトマップが担っていました。

    しかしXMLサイトマップの仕組みが誕生した2005年以降、その役割はXMLサイトマップが担うようになりました。Google公式ヘルプでは、サイトの構造を伝える方法としてXMLかRSSかテキストを推奨しており、HTMLサイトマップはサイトの構造を伝える方法として期待されていません。

    HTMLサイトマップを作成するメリット

    HTMLサイトマップを作成するメリットは、ユーザー(読者)が得たい情報にすぐアクセスできることです。

    自治体の公式サイトなど、さまざまな目的を持ったユーザーが訪問するサイトでは、HTMLサイトマップがあれば自分が得たい情報がどこにあるか見つけやすく、すぐにアクセスできます。

    ユーザーが回遊しやすくなり、結果としてユーザビリティや滞在時間の向上につながります。

    HTMLサイトマップを作成するか判断するポイント

    HTMLサイトマップは、ユーザビリティを向上させるために必要なら設置すべきものです。

    判断ポイント1:余力があるなら作るのがおすすめ
    WordPressなら簡単に作成可能です。

    判断ポイント2:HTMLサイトマップが無くても全てのコンテンツに辿り着けるか確認する
    ナビゲーションやカテゴリページだけで十分なら、無理に作成する必要はありません。

    判断ポイント3:競合他社や同じ事業領域の企業が作成しているか確認する
    業界の慣習として作成されている場合は、作成を検討しましょう。

    余力がないなら無理をしてまで作成する必要はありませんが、簡単に作成できるツールもあるので便利に活用すると良いです。

    HTMLサイトマップの作り方(WordPressプラグイン)

    カテゴリごとにページを分類し、見出し(h2, h3など)とリスト(箇条書き)でサイトの一覧を作る方法が良いです。

    WordPressで作成している場合は、サイトマップ作成用のプラグインを使えば自動で簡単に作成できます。

    Simple Sitemapプラグインでの作成手順

    STEP1:プラグインをインストール

    1. WordPress管理画面で「プラグイン」→「新規追加」
    2. 「Simple Sitemap」と検索
    3. 「今すぐインストール」→「有効化」

    STEP2:新しいページを作成

    1. 「固定ページ」→「新規追加」
    2. タイトルに「サイトマップ」と入力

    STEP3:プラグインのブロックを追加

    1. ブロック挿入ツールを開く
    2. 「Simple Sitemap Group」を選んで挿入

    注意点として、「Simple Sitemap」を選ぶと固定ページだけが表示されます。投稿一覧も表示させたい場合は「Simple Sitemap Group」を選びましょう。

    STEP4:公開してサイトを確認

    ページを公開し、表示に問題がないか確認します。

    参考になるHTMLサイトマップ例

    慶応義塾大学(教育機関)

    さまざまなニーズを持って訪れたユーザーに対して、「慶応義塾について」「入学案内」「教育」「研究」「学生生活」などのカテゴリに分類しています。サイトマップへのリンクはフッターに配置されています。

    ひらかたパーク(遊園地)

    カテゴリごとに見出し色を変えて分かりやすく分類しています。「アトラクション」は赤、「イベント」はライトブルー、「フード」はオレンジなど。サイトマップはページ最下部に固定配置されています。

    横浜市(自治体)

    網羅性が高いのが特徴です。「暮らし・総合」「観光・イベント」などのカテゴリ別分類だけでなく、区別の情報も全てHTMLサイトマップ内で分類しています。ヘッダー部分にサイトマップへのリンクがあります。

    ヨドバシカメラ(オンラインショッピング)

    買い物にまつわる情報から商品カテゴリまで網羅的にまとめたHTMLサイトマップです。ユーザーが辿り着きたいページに最短経路で誘導しています。ヘッダー部分にリンク配置されています。

    CNET(IT関連メディア)

    記事そのものにリンクを張るのではなく、記事を「ニュース」「特集」「インタビュー」に分類し、さらにニュース記事は「製品・サービス」「企業・業界」などに分けてアクセスしやすくしています。

    HTMLサイトマップへのリンクは共通メニューに配置しよう

    HTMLサイトマップを作成したら、全ページからサイトマップにアクセスできるよう共通メニュー部分に配置しましょう。

    • ヘッダー部分
    • フッター部分
    • グローバルメニューなど

    ユーザーがアクセスしたいタイミングでアクセスできるよう、サイト内の全コンテンツからアクセスできることが大切です。

    また、サイトの構造が変わった時にはサイトマップのページも更新し、情報が古くならないよう心がけましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q. HTMLサイトマップは必須?

    A. 必須ではありません。ユーザビリティを向上させるために必要なら設置すべきものです。ナビゲーションやカテゴリページだけで全コンテンツに辿り着けるなら、無理に作成する必要はありません。

    Q. XMLサイトマップとどちらが重要?

    A. SEOの観点からはXMLサイトマップの方が重要です。XMLサイトマップは検索エンジンにサイト構造を伝え、クロールを促進します。HTMLサイトマップはユーザビリティ向上が目的です。

    Q. HTMLサイトマップの更新頻度は?

    A. サイトの構造が変わった時に更新しましょう。新しいカテゴリを追加したり、大幅なリニューアルを行った際には、サイトマップも合わせて更新します。

    Q. 記事を追加するたびに更新が必要?

    A. WordPressのプラグインを使っている場合は自動更新されるので、手動での更新は不要です。手動で作成している場合は、定期的な更新が必要になります。

    まとめ:HTMLサイトマップでユーザビリティを向上させよう

    この記事では、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違いから作り方まで解説しました。

    重要ポイント:

    • HTMLサイトマップは人間向け、XMLサイトマップは検索エンジン向け
    • HTMLサイトマップには直接的なSEO効果はほとんどない
    • メリットはユーザーが得たい情報にすぐアクセスできること
    • WordPressならプラグインで簡単に作成可能
    • 全ページからアクセスできるよう共通メニューに配置する

    判断ポイント:

    1. 余力があるなら作るのがおすすめ
    2. HTMLサイトマップが無くても全コンテンツに辿り着けるか確認
    3. 競合他社が作成しているか確認

    次のステップ:

    • 自サイトにHTMLサイトマップが必要か判断する
    • 必要ならWordPressプラグインで簡単に作成する
    • 共通メニュー(ヘッダーやフッター)にリンクを配置する
    • XMLサイトマップも設定されているか確認する

    HTMLサイトマップは直接的なSEO効果はありませんが、ユーザビリティや滞在時間の向上につながります。特に多くのコンテンツを持つサイトでは、ユーザーが目的のページを見つけやすくなるので、余力があれば作成を検討しましょう。

  • 【SEO】URLの正規化とは?必要な9つのケースと4つの方法を徹底解説

    【SEO】URLの正規化とは?必要な9つのケースと4つの方法を徹底解説

    「URLの正規化って何のために行うの?」
    「どんな場合に正規化が必要?」
    「具体的な方法と確認方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、URLの正規化とは、1つのページに複数のURLが存在するときに検索エンジンが評価すべきURLを指示する施策です。Googleは1ページ1URLが原則であり、正規化しないと重複コンテンツとみなされたり、想定外のURLが検索結果に表示されたりする可能性があります。

    この記事では、URLの正規化が必要な理由から具体的なケース、4つの正規化方法、確認方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • URLの正規化とは何か
    • 正規化が必要な4つの理由
    • 正規化が必要な9つのケース
    • URLを正規化する4つの方法
    • 正規化されたURLの確認方法

    URLの正規化とは?

    URLの正規化とは、1つのページに複数のURLが存在するときに検索エンジンが評価すべきURLを指示する施策のことです。

    Googleでは1ページ1URLが原則となっています。1つのページに複数のURLがあると重複コンテンツとみなされ、最悪の場合はペナルティの対象となる可能性があります。

    Google検索セントラルでは「単一のページに複数のURLでアクセスできる場合や、異なるページのコンテンツが類似している場合、Googleはそのようなページを同じページの重複版と見なします。Googleは、こうしたURLのうちの1つを「正規」版として選択してクロールします。その他のURLはすべて「重複」したURLと見なし、クロールの頻度を減らします」と説明されています。

    URLの正規化が必要な4つの理由

    理由1:検索結果に表示したいURLを指定するため

    URLの正規化をしない場合は、Googleが最適だと判断したURLが正規URLとして扱われます。想定外のURLが正規URLとして扱われ、検索結果に表示される可能性があります。

    理由2:重複コンテンツを避けるため

    1つのページに複数のURLが存在している状態は、重複ページが存在していることと同じです。Googleは同じ内容のページが複数あると捉えてしまいます。

    重複コンテンツの作成を避けることをGoogleは推奨しており、偽装や検索エンジン結果の操作が疑われるとGoogleインデックスから削除される可能性があります。

    理由3:クローラーを巡回しやすくするため

    URLが多いとクロールに時間を要したり、不要なコンテンツが多いと判断されたりする可能性があります。その結果、必要なURLへのクロール頻度が減ってしまうことが懸念されます。

    理由4:コンテンツシンジケーションを有効活用するため

    コンテンツシンジケーション(第三者サイトで記事を再配布すること)をする際、外部サイトのURLに自社の記事を掲載することになります。場合によっては自社サイトよりも第三者サイトのほうが検索上位に表示されてしまいます。

    URLを正規化しておくと、Googleにオリジナルコンテンツであることを示すことが可能です。

    URLの正規化が必要な9つのケース

    ケース1:サイトをリニューアルする

    旧サイトのページから新しいサイトのページに正規化を行います。今まで蓄積したSEO評価をリニューアル後のサイトに引き継ぐためです。SEO評価の引き継ぎには数ヶ月〜最長1年かかります。

    ケース2:コンテンツシンジケーション用コンテンツが他サイトで複製されている

    第三者サイトが自社のオリジナルコンテンツよりも上位表示されることを防ぐため、あらかじめURLの正規化を行います。

    ケース3:同じコンテンツを指すURLが複数ある

    長期運用でURLの管理ができていない場合(パンくずリストとフッターで異なるURLなど)や、URLの自動生成やECサイトの運営での重複が該当します。

    ケース4:パラメーターの有無

    パラメーターには2種類あります。

    • アクティブパラメーター:パラメーターに従い、表示されるコンテンツの内容が変わる
    • パッシブパラメーター:コンテンツ内容は同じで分析や情報収集ができるパラメーターを付けたURL

    アクティブパラメーターでは似たようなページ内容のURLが大量に発生し、パッシブパラメーターでは重複コンテンツが生成されます。

    ケース5:wwwの有無

    wwwありとwwwなしの2パターンでコンテンツにアクセスすると、同じコンテンツが2つあるとみなされます。

    ケース6:httpとhttps

    SSLサーバ証明書をインストールし暗号化通信に対応できるようになった直後に混合が起こりやすいです。httpsのURLを正規化することで、httpのURLの表示を防げます。

    Googleはデフォルトでhttpページよりhttpsページを優先的に選択しますが、URLの正規化で明確に指示したほうが確実です。

    ケース7:index.htmlの有無

    index.htmlがあるURLとindex.htmlがないURLは別のページだと認識される可能性があります。

    ケース8:AMPの有無

    AMPを実装すると通常URLのページとamp実装URLのページができてしまいます。

    ケース9:スマートフォンやタブレット用のURLを取得している

    パソコン用サイトとスマートフォン用サイトを別のURLで運営している場合、関係性をGoogleに伝えてパソコン用のURLを正規化する必要があります。

    URLを正規化する4つの方法

    方法1:canonicalタグの使用

    類似ページを正規化しながら両方とも保持したい場合に使用します。

    headセクション内に以下のように記述します。

    注意点として、URLは絶対パス(省略されていない正式なURL)で記載します。

    向いているケース

    • コンテンツシンジケーション
    • 同じコンテンツを指すURLが複数ある
    • wwwの有無、httpとhttps、index.htmlの有無、AMPの有無

    方法2:301リダイレクトの設定

    指定のURLに恒久的に転送し、リダイレクト先のURLが正規であることをGoogleに伝えます。

    設定方法には以下があります。

    • .htaccess:サーバーに.htaccessファイルを設置
    • header関数:PHPでリダイレクト設定
    • JavaScript:locationプロパティにリダイレクト先URLを設置

    注意点として、リダイレクト元のページはインデックスから外れ廃止されます。

    向いているケース

    • サイトをリニューアルする
    • 同じコンテンツを指すURLが複数ある(リダイレクト元を廃止する場合)

    302リダイレクトとの違い

    • 301リダイレクト:恒久的な転送
    • 302リダイレクト:一時的な転送(将来的にリダイレクト元のページを活用する場合)

    方法3:モバイルサイトにはalternateタグを使用する

    パソコン用サイトとスマートフォン用サイトを別のURLで運営している場合に使用します。

    パソコン用サイトのhead要素には、canonicalタグでパソコン用サイトのURLを指定し、alternateタグでスマートフォン用サイトのURLを指定します。

    スマートフォン用サイトのhead要素には、canonicalタグでパソコン用サイトのURLを指定します。

    方法4:サイトマップの作成

    サイトマップで正規のURLを示せば適切なページがクロールされやすくなります。

    注意点として、サイトマップの作成=正規URLの指示ではありません。canonicalタグや301リダイレクトを行った上で補助的に使用します。

    向いているケース

    • 大規模なサイト
    • 構造が複雑なサイト
    • 新規開設やリニューアルしたばかりのサイト

    正規化されたURLを確認する方法

    Google Search Consoleで確認できます。

    1. Google Search Consoleを開き「検索パフォーマンス」をクリック
    2. 「ページ」を選択
    3. 正規化の確認がしたいURLをコピーし、検索窓にペースト
    4. 「カバレッジ」のプルダウンメニューを開く
    5. 「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」が同じであれば成功

    注意点として、以前の「info」や「site」タグでの検索方法は廃止されています。

    URLを正規化するときの注意点

    注意点1:階層が浅いシンプルなURLを選択する

    正規化するURLは各種サイトや媒体でユーザーの目に触れる機会が多いです。長いURLやパラメーターがついたURLは不信感を抱かれ、クリックしてもらいにくくなります。

    注意点2:ページの移行時にもURLが変化しないようにする

    2ページ目や3ページ目に移動してから1ページ目に戻る際にURLが変化すると、1ページ目が重複コンテンツとみなされます。

    注意点3:正規化したURLの反映には時間がかかる

    通常は2〜3日程度で反映されますが、明確な基準はありません。1〜2週間経っても反映されない場合は、正規化の方法にミスがないか確認しましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q. canonicalと301リダイレクトどちらを使う?

    A. 両方のURLを保持したい場合はcanonicalタグ、リダイレクト元を廃止する場合は301リダイレクトを使用します。サイトリニューアルでは301リダイレクトが適しています。

    Q. URLの正規化をしないとどうなる?

    A. Googleが独自に正規URLを選択するため、想定外のURLが検索結果に表示される可能性があります。また、被リンク評価が分散したり、クロール効率が低下したりする恐れがあります。

    Q. 正規化がうまくいかない場合は?

    A. Search Consoleで「Googleが選択した正規URL」を確認しましょう。意図通りでない場合は、canonicalタグの記述ミス(相対パスで書いているなど)やhead要素外への記述がないか確認します。

    Q. wwwありとなし、どちらに統一すべき?

    A. どちらでも問題ありません。大切なのはどちらかに統一することです。現在メインで使用しているURLに合わせて正規化しましょう。

    まとめ:URLの正規化で重複コンテンツを防ごう

    この記事では、URLの正規化の定義から具体的な方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • URLの正規化は検索エンジンが評価すべきURLを指示する施策
    • Googleは1ページ1URLが原則
    • 正規化しないと重複コンテンツとみなされる可能性がある
    • 検索結果に表示したいURLを指定できる
    • 被リンクの分散を防ぎ、クロール効率を高められる

    4つの正規化方法:

    1. canonicalタグ:両方のURLを保持したい場合
    2. 301リダイレクト:リダイレクト元を廃止する場合
    3. alternateタグ:PC/スマホ別URLの場合
    4. サイトマップ:補助的に使用

    次のステップ:

    • 自サイトに重複URLがないか確認する
    • www有無、http/https、index.html有無を統一する
    • 適切な方法で正規化を行う
    • Search Consoleで正規化が正しく認識されているか確認する

    URLの正規化は、SEO評価を適切に集約し、クローラーの効率的な巡回を促すために重要な施策です。1ページ1URLの原則を守り、適切な正規化を行いましょう。

  • 【SEO】XMLサイトマップとは?SEO効果と作成方法を徹底解説

    【SEO】XMLサイトマップとは?SEO効果と作成方法を徹底解説

    「XMLサイトマップって何のために設置するの?」
    「SEOに効果はあるの?」
    「具体的な作り方を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、XMLサイトマップはWebサイト内にどのようなページがあるかを検索エンジンに伝えるためのファイルです。設置することで効率的なクロールとインデックスを促し、新しいコンテンツが素早く検索結果に表示されやすくなります。Googleも「デメリットになることはない」と明言しています。

    この記事では、XMLサイトマップの役割からSEOへの効果、WordPressプラグインでの作り方、Googleへの通知方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • XMLサイトマップとは何か、その役割
    • HTMLサイトマップとの違い
    • XMLサイトマップのSEOへの効果
    • XMLサイトマップの作り方
    • Googleへの通知方法と注意点

    XMLサイトマップとは?

    XMLサイトマップとは、Webサイト内にどのようなページがあるかを検索エンジンに伝えるために設置するファイルのことです。

    「sitemap.xml」というxml形式のファイルを作成し、サイトにアップロードすることで設置できます。

    XMLサイトマップの役割

    XMLサイトマップの役割は、サイト内にどんなページがあるかを検索エンジンに伝えることにより、効率的なクロールとインデックスを促すことです。

    具体的には以下の情報を検索エンジンに知らせています。

    • 各ページのURL
    • 各ページの最終更新日
    • 各ページの更新頻度
    • 各ページの優先度

    XMLサイトマップが設置されている場合、クローラーはこうした情報を参考にしながらサイト内を巡回します。その結果、サイト内のページが漏れなく効率的にクロールされ、新しいコンテンツは素早く検索結果に表示されやすくなります。

    XMLサイトマップの必要性

    XMLサイトマップが設置されていないと、以下のような問題が起こる恐れがあります。

    • 大規模なサイト内の新しいコンテンツや更新されたばかりのページがクロール対象から漏れる
    • サイト内からのリンクがないページがクローラーから見落とされる
    • サイト自体が新しく、外部からのリンクが少ないページがクローラーに検出されない

    日々作成するコンテンツによってサイトへの集客を促すためには、各ページが見落とされることなくクロールされ、いち早くインデックスに登録される必要があります。

    HTMLサイトマップとの違い

    • XMLサイトマップ:検索エンジンのために設置する
    • HTMLサイトマップ:ユーザーのために設置する

    XMLサイトマップは検索エンジンに対してサイト内にどんなページがあるかを知らせ、効率的なクロールとインデックスを促します。HTMLサイトマップはユーザーに対してサイト内にどんなページがあるかを知らせ、ユーザーの利便性を向上させます。

    XMLサイトマップのSEOへの効果

    XMLサイトマップを設置することが直接的に検索順位のアップに繋がるわけではありません。

    ただし、良質なコンテンツが相応の評価をスムーズに得るのに役立ち、間接的にはSEOに効果的と言えます。

    XMLサイトマップの設置により以下の効果が期待できます。

    • 内部リンク・外部リンクが不十分で検出されづらいページもクロールされやすくなる
    • 新しいコンテンツや更新したページがより早くインデックスされやすくなる

    Googleも「サイトマップを提供することで有益な結果が得られ、デメリットになることはありません」と明言しています。

    XMLサイトマップに記載されているタグの内容

    XMLサイトマップは特定のタグで記述されます。各タグの役割を理解しておきましょう。

    必須タグ

    • :ファイル全体を囲み、使用する規格を示す
    • :1つのページについての情報を囲む
    • :ページのURLを記載

    省略可能なタグ

    • :ページの最終更新日を記載(省略可)
    • :ページの更新頻度を記載(Googleは無視)
    • :ページの優先度を0.1〜1.0で記載(Googleは無視)

    の値には、always(アクセスする度に更新)、hourly(1時間ごと)、daily(毎日)、weekly(毎週)、monthly(毎月)、yearly(毎年)、never(更新されない)があります。

    注意点として、とはGoogleでは無視されるため、記述を省略しても問題ありません。

    XMLサイトマップの作り方

    方法1:WordPressのプラグインで作る(推奨)

    「XML Sitemaps」(旧Google XML Sitemaps)を使う方法です。新たに記事を公開・更新する度にXMLサイトマップも自動で更新してくれる上、Googleへの通知も自動で行ってくれます。

    手順

    1. WordPressの管理画面にログイン
    2. プラグインの新規追加ページで「Auctollo」(作者名)と検索
    3. 「XML Sitemaps」をインストール・有効化
    4. 「設定」→「XML-Sitemap」で各種設定を行う
    5. 「設定を更新」ボタンをクリック

    方法2:自動生成ツールで作る

    WordPressを使っていない場合は「sitemap.xml Editor」などの自動生成ツールを利用します。

    手順

    1. sitemap.xml Editorにアクセス
    2. WebサイトのURLを入力
    3. 各項目を設定(最終更新日、更新頻度など)
    4. 「サイトマップを作成」ボタンをクリック
    5. 「sitemap.xml」をダウンロード
    6. FTPソフトでサイトにアップロード

    注意点として、この方法ではXMLサイトマップは自動で更新されません。サイトに追加や更新があった際にはサイトマップの再生成とアップロードが必要です。

    XMLサイトマップをGoogleに通知する方法

    XMLサイトマップの作成と設置が完了したら、Google Search Consoleを使ってGoogleにサイトマップの存在を通知します。

    手順

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. 左サイドのメニューから「サイトマップ」をクリック
    3. サイトマップのURL(通常は「sitemap.xml」)を入力
    4. 「送信」ボタンをクリック
    5. ステータスに「成功しました」と表示されればOK

    WordPressでXML Sitemapsを利用している場合は、以後コンテンツを公開・更新すると自動でGoogleへの再通知も行ってくれます。

    XMLサイトマップを設置する際の注意点

    注意点1:noindexページのURLは記載しない

    noindexタグを記述しているページがある場合、そのページのURLはXMLサイトマップには記載しないようにします。Google側にサイトマップを通知する際にエラーメッセージが表示され、うまく送信できない可能性があります。

    XML Sitemapsを使っている場合は除外設定を行いましょう。

    注意点2:XMLサイトマップの制限を把握しておく

    1つのXMLサイトマップには以下の制限があります。

    • 記載できるURL数:50,000URLまで
    • ファイルサイズ:50MBまで(圧縮されていない状態)

    上限を超えそうな場合は、サイトマップを分割する必要があります。WordPressのXML Sitemapsなら、あらかじめ分割した状態でサイトマップを作成してくれます。

    注意点3:WordPressのプラグインを使わない場合は更新・再通知を行う

    自動生成ツールでXMLサイトマップを作成した場合は、サイトに変更があった際にサイトマップの更新とSearch Consoleからの再通知が必要です。

    これが負担になる場合は、サイトマップの更新・再通知を自動で行ってくれる有料ツール(PRO-Sitemaps.comなど)の利用を検討しましょう。

    よくある質問(FAQ)

    Q. XMLサイトマップは必須?

    A. 必須ではありませんが、設置を強くおすすめします。Googleも「デメリットになることはない」と明言しており、効率的なクロールとインデックスを促進できます。

    Q. XMLサイトマップを設置すれば必ずインデックスされる?

    A. いいえ、XMLサイトマップはクロールを促すものであり、インデックスを保証するものではありません。コンテンツの品質が低い場合はインデックスされないこともあります。

    Q. サイトマップの更新頻度は?

    A. WordPressのプラグインを使用している場合は自動更新されます。手動で作成している場合は、新規コンテンツの追加や既存コンテンツの更新時に再生成・再通知が必要です。

    Q. 複数のサイトマップを設置できる?

    A. はい、可能です。大規模サイトでは50,000URL制限があるため、サイトマップを分割して設置することがあります。サイトマップインデックスファイルで複数のサイトマップを管理できます。

    まとめ:XMLサイトマップで効率的なクロールを促そう

    この記事では、XMLサイトマップの役割から作り方、Googleへの通知方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • XMLサイトマップは検索エンジンにサイト構造を伝えるファイル
    • 効率的なクロールとインデックスを促進する
    • 直接的なSEO効果はないが、間接的に有効
    • Googleは「デメリットになることはない」と明言
    • WordPressならプラグインで簡単に作成・自動更新できる

    作成方法:

    1. WordPress:XML Sitemapsプラグインで自動作成・自動更新
    2. その他:sitemap.xml Editorなどの自動生成ツールを利用

    次のステップ:

    • XMLサイトマップが設置されているか確認する
    • 設置されていなければWordPressプラグインで作成する
    • Search Consoleでサイトマップを送信する
    • noindexページが含まれていないか確認する

    XMLサイトマップは、サイト内のページを漏れなくクロールしてもらい、新しいコンテンツを素早くインデックスしてもらうために重要です。設置にデメリットはないので、まだ設置していない場合は今すぐ対応しましょう。

  • 【SEO】アンカーテキストとは?6つの種類と最適化の3つのポイント

    【SEO】アンカーテキストとは?6つの種類と最適化の3つのポイント

    「アンカーテキストって何?」
    「SEOにどんな影響があるの?」
    「最適化のポイントを知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、アンカーテキストとはクリックできるテキストのことで、現在のGoogleはリンク先ページのコンテキスト(文脈)を理解するために活用しています。過去のようにダイレクトに検索順位に影響することはありませんが、間接的にSEOに影響を及ぼしています。

    この記事では、アンカーテキストの定義から6つの種類、SEOへの影響、最適化の3つのポイントまで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • アンカーテキストとは何か
    • アンカーテキストがSEOに与える影響
    • アンカーテキストの6つの種類
    • 最適化する3つのポイント

    アンカーテキストとは?

    アンカーテキストとは、簡単にいえばクリックできるテキストのことです。クリックすると、ほかのページやページ内のほかの場所へ移動します。

    アンカーテキストは通常、青色を基調とした他のテキストとは異なる色で表示されます。下線が引かれていることも多いです。「リンクテキスト」「リンクラベル」と呼ばれることもあります。

    アンカーテキストのHTMLタグ

    アンカーテキストは、HTMLのタグを使います。の”a”はAnchor(アンカー)の略です。

    テキストリンク
    アンカーテキスト

    画像リンク(alt属性がアンカーテキストになる)
    アンカーテキスト

    ページ内リンク
    アンカーテキスト

    メールアドレス
    info@example.com

    電話番号
    090-1234-5678

    WordPressでの操作

    WordPressでリンクを挿入する際のショートカットは以下の通りです。

    • Windows:Ctrl + K
    • Mac:command + K

    アンカーテキストがSEOに与える影響

    古いSEOでは有力な手法だった

    キーワードを大量に埋め込むような作為的なアンカーテキストが、SEOテクニックとして流行していた時代があります。極端な話、アンカーテキストに狙いのキーワードを使用することで、ページに存在しないキーワードでGoogle上位表示させることも可能でした。

    アンカーテキストを意図的に扱うと、一歩間違えればGoogleから低評価を受けるリスクがあります。

    ペンギンアップデートとアンカーテキスト

    Googleは2012年に「ペンギンアップデート」を公開しました。不自然な被リンクを排除する目的の調整で、不自然な被リンク、スパムによる被リンク、不正なリダイレクト、不適切なアンカーテキスト、マークアップの悪用などが対象です。

    ペンギンアップデート後、「アンカーテキストの多様性が低いWebサイトの検索順位が落ちる」という事象が観測されました。

    “多様性が低い”とは、同じアンカーテキストを使って被リンクを獲得していること。これが「不自然である」と認識され、検索順位を操作するマイナス行為とみなされるようになりました。

    現在のGoogleはコンテキスト理解のために活用

    現在のGoogleは、コンテキスト(文脈、前後関係、脈絡)を理解するためにアンカーテキストを活用しています。

    アンカーテキストは「リンク先ページがどんなページなのか?」をGoogleが理解する手がかりとなっています。

    Googleのジョン・ミューラーは「ほとんどのリンクは、アンカーテキストを通じて、ちょっとした追加的なコンテキストを提供する」「アンカーテキスト(と画像のaltテキスト)は、Googleがコンテキストを理解するうえで、かなり役立つ」と発言しています。

    現在のSEOでは、過去のようにアンカーテキストがダイレクトに検索順位に影響することはありませんが、「コンテキストの理解」という観点から見れば、間接的に検索結果に影響を及ぼしています。

    アンカーテキストの6つの種類

    種類1:完全一致(Exact-match)

    上位表示を狙う検索キーワードと完全に一致したアンカーテキストです。

    例:「アルゴリズム」で上位を狙う場合 → [アルゴリズム]

    過去のSEOで流行したのは「できる限り、完全一致の被リンクを増やす」という手法でした。

    種類2:部分一致(Partial-match)

    キーワードを含みつつ、他のワードを組み合わせたアンカーテキストです。

    例:[アルゴリズムの勉強方法]

    種類3:ブランド(Branded)

    ブランド名(企業名、サイト名など)にリンクを張るアンカーテキストです。検索キーワードは含みません。

    例:[バズ部]

    種類4:画像(Images)

    画像のリンクは、alt属性に入力したワードがアンカーテキストとして使用されます。

    種類5:ネイキッドリンク(Naked link)

    URLをアンカーテキストとするタイプです。「裸のリンク」という意味です。

    例:[https://example.com/]

    YouTubeの概要欄など、リンク設置ができないシーンで使う方法です。

    種類6:ジェネリック(Generic)

    汎用的な語句(続きを読む、詳細はこちら、ダウンロードはこちらなど)をアンカーテキストとするものです。

    例:[詳しくはこちら]

    SEO的な効果は期待できませんが、CTA(コールトゥーアクション、行動喚起)の目的でよく使われます。

    アンカーテキストを最適化する3つのポイント

    ポイント1:第三者による外部サイトのアンカーテキストは自然に任せる

    Googleは、アンカーテキストが検索順位の作為的なコントロールに悪用されないように、アルゴリズムを進化させてきました。できるだけ「ナチュラルに任せる」ことが、Googleから誤解されずに安全にSEOを実践するうえで必要不可欠です。

    「自然発生の被リンクを、多種多様な外部サイトから獲得した結果、アンカーテキストが多様化した状態」が目指すべき理想です。

    ただしタイトルは戦略的に設定しておく

    ページのタイトルがそのままアンカーテキストとして使われるケースが多いため、以下を守りましょう。

    • ターゲットとするキーワードを含むこと
    • ページのコンテンツと整合していること
    • ページごとに異なる固有のタイトルであること
    • 簡潔でわかりやすいこと(28字〜36文字が目安)

    ポイント2:コントロールできる外部リンクは「完全一致」を使う

    「権威性の高い一流メディアに記事を寄稿する」といったコントロールできる外部リンクのチャンスでは、完全一致のアンカーテキストを狙いましょう。

    Medium社の分析によれば、完全一致のアンカーテキストは、依然として上位表示にある程度の影響力を持つことが示唆されています。

    ただし乱用は避ける

    乱用すればペンギンアップデートの捕獲対象となります。安全圏として以下を目安にしましょう。

    • 完全一致は1〜2%以内
    • 部分一致は30%以内

    SEOツール(Ahrefsなど)を使うと、自サイトのアンカーテキストの割合を把握できます。

    ポイント3:内部リンクのアンカーテキストはUXに配慮して決める

    Googleのジョン・ミューラーは「内部リンクのアンカーテキストは、検索順位に対して目に見える効果はない」と発言しています。

    内部リンクは「Googleがコンテキストを理解するために役立つ」という意味では間接的にSEO効果を発揮しますが、外部リンクに比較すれば検索順位への直接的な影響は軽微です。

    検索エンジンではなく、ユーザーのために役立つアンカーテキストを考えることが重要です。

    具体的なヒント3つ

    ヒント1:リンク先の内容が想像できる言葉選び
    「検索ボリュームが多いキーワードを含めよう」という魂胆は不要です。純粋にその記事を読んだ読者にとってわかりやすい言葉がよいです。ジェネリック(汎用的なワード)より具体的にリンク先の内容を説明するワードが適しています。

    ヒント2:文章の自然な流れの中に出現
    Googleはアンカーテキスト周辺の文章や画像も参考にしています。「和菓子」の話をしているのに急に「SEO」のアンカーテキストが出現したら、Googleは「不自然なリンクの可能性あり」と検知します。

    ヒント3:クリックできるとわかるデザイン
    リンクのデザインは「青系統の色+下線」が基本です。HTML5の推奨デフォルトカラーは #0000EE(訪問済みは #551A8B)です。

    よくある質問(FAQ)

    Q. アンカーテキストにキーワードを入れるべき?

    A. 外部リンクで自分がコントロールできる場合は完全一致を狙えますが、乱用は避けましょう(1〜2%以内が目安)。内部リンクではSEO目的でキーワードを詰め込むより、ユーザーにとってわかりやすい言葉を選ぶことが重要です。

    Q. 「詳しくはこちら」はSEOに悪い?

    A. SEO的な効果は期待できませんが、悪影響があるわけではありません。CTAとして有効な場合もあります。ただし、リンク先の内容がわかる具体的なテキストの方がユーザーにもGoogleにも親切です。

    Q. 同じアンカーテキストを使い回すとペナルティ?

    A. 外部リンクで同じアンカーテキストばかりだと「不自然」とみなされるリスクがあります。内部リンクでは大きな問題にはなりませんが、多様性を持たせることが望ましいです。

    Q. 画像リンクのアンカーテキストは?

    A. 画像リンクの場合、alt属性に設定したテキストがアンカーテキストとして機能します。適切なalt属性を設定しておきましょう。

    まとめ:アンカーテキストはユーザーファーストで最適化しよう

    この記事では、アンカーテキストの定義から最適化のポイントまで解説しました。

    重要ポイント:

    • アンカーテキストはクリックできるテキストのこと
    • 現在のGoogleはコンテキスト理解のために活用している
    • 過去のように直接検索順位に影響することはない
    • ペンギンアップデート後、多様性の低いアンカーテキストは低評価対象に
    • 内部リンクは検索順位への直接的な影響は軽微

    6つの種類:

    1. 完全一致:キーワードと完全に一致
    2. 部分一致:キーワードを含みつつ他のワードを組み合わせ
    3. ブランド:企業名やサイト名
    4. 画像:alt属性がアンカーテキストになる
    5. ネイキッドリンク:URLそのまま
    6. ジェネリック:汎用的な語句

    次のステップ:

    • 外部リンクのアンカーテキストは自然に任せる
    • コントロールできる外部リンクは完全一致を狙う(1〜2%以内)
    • 内部リンクはユーザーのためにわかりやすい言葉を選ぶ
    • ページタイトルにキーワードを含め戦略的に設定する

    アンカーテキストの最適化は、SEOテクニックとして捉えるのではなく、ユーザーにとってわかりやすいリンクを設置することを心がけましょう。結果として、Googleにもコンテキストが伝わりやすくなります。

  • 【SEO】クロールバジェットとは?Googleの見解と最適化の4つの方法

    【SEO】クロールバジェットとは?Googleの見解と最適化の4つの方法

    「クロールバジェットって何?」
    「自分のサイトに影響あるの?」
    「最適化の方法を知りたい」

    そんな疑問をお持ちではありませんか?

    結論からお伝えすると、クロールバジェットとは1つのサイトに対してGoogleのクローラーが巡回できる上限枠のことです。ただし、Googleは公式に「クロールバジェット」という用語を採用しておらず、サイトのURLが数千もない場合はほとんど意識する必要はありません。

    この記事では、クロールバジェットの定義からGoogleの公式見解、影響を受けるサイト、最適化の方法まで、わかりやすく解説します。

    この記事でわかること

    • クロールバジェットとは何か
    • Googleの公式見解
    • クロールバジェットに影響を及ぼす要因
    • 影響を受けるサイトの特徴
    • クロールを最適化する4つの方法

    クロールバジェットとは?

    クロールバジェットとは、1つのサイトに対してGoogleのクローラーが巡回できる上限枠(割り当て枠)のことを指します。

    • 「クロール」= Googlebot(クローラーボット)
    • 「バジェット」= ここでは「上限」という意味

    クローラーにはサイトで見られるページ数の上限が設定されており、ページ数が上限を超えてしまうと一部の内容を認識できなくなる可能性があります。

    ただし、クロールバジェットは基本的に大きめの数値に設定されており、よほど大きなサイトでない限りほとんど影響はないと見られています。

    Googleの公式見解

    重要なポイントとして、Googleでは「クロールバジェット」という用語や概念を採用していません。

    2017年1月にGoogleは公式ブログで「昨今、『クロールの割り当て』についてさまざまな定義を耳にします。しかし、Googleの外部で『クロールの割り当て』が表すあらゆるものを一言で説明できるような言葉はありません」と述べています。

    さらに「サイトのURLが数千もない場合、そのサイトのクロールはたいてい効率的に行われます」とも説明しています。

    つまり、大規模なWebサイトを運営していない限り、クロールバジェットを意識する必要はないということです。

    クロールバジェットに影響を及ぼす要因

    クロールの必要性

    検索エンジンがクロールする必要があるかどうかを判断する指標があります。

    人気度
    インターネット上で人気の高いURLほど、Googleのインデックスで情報の新しさが保たれるよう頻繁にクロールされる傾向があります。

    古さ
    Googleのシステムでは、インデックス内のURLが古くなり無効とならないようにしています。サイトの移転などのイベントでは、新しいURLのコンテンツをインデックスに再登録するためにクロールの必要性が高まります。

    価値の低いURL

    Googleは価値の低いURLが多数あるとサイトのクロールやインデックス登録に悪影響を及ぼす可能性があると述べています。

    価値の低いURLの例は以下の通りです。

    • ファセットナビゲーションとセッションID:URLパラメータによって引き起こされた複雑な構造のサイト
    • サイト内の重複コンテンツ
    • ソフトエラーページ:404ページを表示しながら200レベルのコードを返すエラーページ
    • ハッキングされたページ
    • 無限のスペースとプロキシ:多数のリンクを自動生成したURL
    • 質の低いコンテンツやスパムコンテンツ

    クロールバジェットの影響を受けるサイト

    影響を受ける可能性があるのは、サイトのURLが数千以上ある規模の大きなサイトです。

    主に以下のようなサイトが該当します。

    大規模なECサイト
    Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、メルカリなど

    大規模なCGMサイト
    アメーバブログ、おしえて!goo、価格.comなど

    毎日のように数百、数千というページが生成されるサイトでは、重複コンテンツが増えやすく、本来クロールされるべきページが埋もれてしまう可能性があります。

    クロールを最適化する4つの方法

    方法1:価値の低いページをなくす

    価値が低いと見なされるページを極力なくしましょう。

    • プログラムによって自動生成されたページを確認して削除
    • 重複ページを削除(URLパラメータを最適化)
    • 無断複製されたコンテンツを確認して削除
    • 特定のキーワードで上位表示されるためだけに作られた誘導ページを削除

    方法2:robots.txtでクロール拒否の設定をする

    サイトには残したいがクロールさせる必要のないページは、robots.txtを使ってクロール拒否の設定を行います。

    合わせて講じるべき対策として、内部リンクの正規化(非正規のURLにリンクしない)や、noindexの適切な使用があります。

    方法3:定期的にサイトマップを更新する

    XMLサイトマップを定期的に更新することで、新しく追加したページや更新したページの情報が伝わり、効率良くクロールしてもらえる可能性が高まります。

    方法4:コンテンツの品質を改善する

    クローラーは人気の高さや情報の新しさを基準にしてクロールの必要性を判断します。低品質なコンテンツは人気がないページとみなされ、クロールの必要性が低いと判断されます。

    補足:リダイレクトチェーンを避ける

    5回以上のリダイレクトチェーンはクロールに負荷をかけます。

    Googleのジョン・ミューラー氏は「5回までのリダイレクトはその場でたどるが、5回を超えると次のクロールのサイクルに回される。リダイレクトの繰り返しは、特にモバイルでは表示速度が非常に遅くなる」と説明しています。

    Google Search Consoleでクロールの頻度を確認する

    クロールの頻度を確認する

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. 左メニューの「設定」をクリック
    3. 「設定」画面にある「レポートを開く」をクリック
    4. 「クロールの統計情報」が表示される

    各ページの最新クロール日を確認する

    1. Google Search Consoleにログイン
    2. 「URL検査」をクリック
    3. 確認したいページのURLを入力
    4. エンターキーを押す
    5. 完了画面が表示されたら「カバレッジ」の詳細を開く
    6. 「前回のクロール」の日付が最新クロール日

    よくある質問(FAQ)

    Q. クロールはランキング要素になりますか?

    A. クロールの速度や頻度は検索順位に直接影響しません。ただし、クロールを最適化する対策の中にはSEO対策として有効なものもあります。

    Q. nofollowはクロールバジェットに影響がありますか?

    A. ページの状況次第です。ページ内でURLをnofollow設定しても、サイト内の他のページや他サイトからそのページへのリンクがnofollowされていなければ、クロールされる場合もあります。

    Q. alternateのURLや埋め込みコンテンツもクロールバジェットに含まれますか?

    A. 基本的にすべてのURLはクロールバジェットに加えられます。AMPやhreflangのalternate要素も、CSSやJavaScriptのような埋め込みコンテンツも含まれます。

    Q. 小規模サイトでもクロールバジェットを意識すべき?

    A. URLが数千もない小規模サイトでは、クロールバジェットを意識する必要はほとんどありません。Googleも「サイトのURLが数千もない場合、そのサイトのクロールはたいてい効率的に行われます」と述べています。

    まとめ:クロールバジェットは大規模サイトのみ意識しよう

    この記事では、クロールバジェットの定義から最適化方法まで解説しました。

    重要ポイント:

    • クロールバジェットはクローラーが巡回できる上限枠のこと
    • Googleは公式に「クロールバジェット」という用語を採用していない
    • URLが数千もない場合は意識する必要はない
    • 価値の低いURLが多いとクロールに悪影響
    • 大規模ECサイトやCGMサイトは注意が必要

    最適化の4つの方法:

    1. 価値の低いページをなくす
    2. robots.txtでクロール拒否の設定をする
    3. 定期的にサイトマップを更新する
    4. コンテンツの品質を改善する

    次のステップ:

    • 自サイトのURL数を把握する
    • 数千以上ある場合は価値の低いURLがないか確認する
    • Search Consoleでクロールの統計情報を確認する
    • 重複コンテンツやエラーページを整理する

    クロールバジェットは大規模サイト向けの概念であり、一般的な規模のサイトでは過度に心配する必要はありません。ただし、クロールを最適化する対策は、SEO対策としても有効なものが多いので、サイトの品質向上として取り組む価値はあります。